クレマン・ジュグラー(Joseph Clément Juglar、1819〜1905)とは、フランスの医師、経済学者、循環論者である。
著作「フランス、イギリス、合衆国における商業恐慌とその周期的な再発」によって、周期的な景気循環論を経済生活の明白な事実として確立した最初の経済学者。
高校の政経で習うシュンペーターの三つの波の一つ、ジュグラーの波とはこの人のことである。
景気が循環していること自体はジュグラーが最初の発見者ではなかったものの、それを叙述的かつ経済にとっって循環が不可避であるものを明らかにしたのは彼の功績である。
ジュグラー以前の景気循環論では景気変動は不作や戦争といった形で外生的に経済に影響を与えるものとされていたのに対して、ジュグラーは英仏米の三国の経済を卸売物価、利子率などの指標を用いて分析し景気循環が内生的なものであると示しただけでなく、首尾一貫して6年から9年周期で発生することも示した。
ジュグラーによれば、景気循環が資本主義体制に固有のもの、すなわち気象上や政治上の出来事によっても変化はするが結局は避けられものなのである。
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最終更新:2024/04/25(木) 08:00
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