クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国とは、劇場版クレヨンしんちゃんの第17作目である。
2009年4月18日公開、上映時間は96分、興行収入は約10.0億円、観客総動員数は約90万人、監督はしぎのあきら、脚本は静谷伊佐夫、音楽は荒川敏行等。
監督が前作の本郷みつるからしぎのあきらになり、彼が監督したクレヨンしんちゃん映画1作目となった。今作の主題歌はジェロが歌う「やんちゃ道」で、シリーズで初めて演歌が主題歌となった。
今作は環境保全やエコロジー・行き過ぎた環境保護活動の皮肉がテーマとなってる。
原作者の臼井儀人が公開年の9月に亡くなったため、臼井氏が見た最後のクレヨンしんちゃん映画となった。また、テレビシリーズでよしなが先生役である高田由美と部長役の郷里大輔が声を担当した最後の作品となった。
映画タイトルで、「温泉わくわく」以来となる「~を呼ぶ」が無いタイトルとなった。
前半が春日部防衛隊、後半が野原一家が中心となっている。また、物語的にはみさえが中心の場面がある。
カスカベ市ふたば町の新市長になった四膳守はエコロジー活動を展開し、カスカベはエコ活動が盛んになる。ある日、しんのすけは幼稚園の課外授業で川原で奇妙なアタッシュケースを見つける。その中には変なドリンクがあった。しんのすけはそれを持ち帰り冷蔵庫に冷やして飲もうとするが、ひろしとみさえが誤ってそれを飲んでしまう。
翌日からひろしとみさえは動物のような仕草をするようになり、数日後ひろしはニワトリに、みさえは豹になってしまう。しんのすけは春日部防衛隊を連れて動物になったひろしとみさえを見せる。そんな中、ブンベツと名乗る男が野原一家を襲撃する。逃げ出すも罠にかかってしまい捕まってしまう。
彼らは謎の場所に連れていかれ、そこで四膳と出会う。四膳は過激な環境保護団体「Save Keeping Beautiful Earth」通称SKBE(スケッベ)のリーダーだった。しんのすけたち春日部防衛隊は別の部屋に連れていかれるもののなんとか部屋を出る。春日部防衛隊のしんのすけを除く四人は途中変なドリンクを飲むもののなんとか脱出。しかしひろしとみさえはSKBEに連れていかれてしまう。
しんのすけはSKBEを追ってきた謎の女性ビクトリアからSKBEの目的を聞く。それは、全人類を動物に変えて環境破壊を止める「人類動物化計画」を進めているのだ。しんのすけが川原で拾ったドリンクは、その計画のために作られた物だった。動物になると人間だった時の記憶を忘れてしまうという…ビクトリアは2人の救出は無駄だと言い、野原家を出ていく。しんのすけは無駄じゃないと信じ、半ば動物化した春日部防衛隊と共に救出に向かう。
カスカベ市ふたば町の新しい市長。優しい人物のように振る舞ってるが、実は過激な環境保護団体「SKBE」のリーダー。人類動物化計画を成功させて環境破壊を止めようとする。声優の山寺宏一は映画6作目の「ブタのヒヅメ」でバレルの声優も務めている。
「鶏を捕まえるにはこれが一番だな」
SKBEの幹部の一人である馬……ではなく馬のような顔をした男性。新聞紙をパンツ代わりに穿いてる。ゴミの分別を始めると止まらない性格。
SKBEの幹部の一人である女性。ブンベツと違ってセクシーな衣装を着ている。箸を使わせたら埼玉一番。
「人生の半分はトラブルよ、後の半分はそれを乗り越えるためにあるの!」
CV - 後藤邑子、植田佳奈(ゲーム「カスカベ映画スターズ」の代役)
SKBEを追う謎の女性。燃費の悪いアメ車やバイクに乗り、バズーカや手榴弾を武器としている。19歳。クールな性格で、無駄遣いを好む。
掲示板
18 ななしのよっしん
2022/07/14(木) 02:16:20 ID: Zz3er5KKho
>>15
ビクトリアの人物像は四膳の対比
一応は長期的なことを視野に入れる四膳のエコ的な考え方と違って
目先のことにすぐ動かされる刹那的生き方(ブランドバッグという見え見えの罠に引っかかる)
自己管理・計画性のなさ(散らかして片付けできない・燃料切れする)
物質消費型の欲望の持主(デパートでの衝動買い)
現代文明人のダメダメな部分の表れでエコに対立するけど決して善玉な存在じゃない
一応自分がきっかけと知った後は自分が動物化して責任取ろうとはしている…が、なぜ事件解決のために活動していたのか、個人でどうやってあそこまで武装を揃えたのかとかバックボーンが描かれなささすぎなんだよね
いいとこもあるけど雑な部分はとことん雑な作品
19 ななしのよっしん
2023/05/29(月) 21:00:54 ID: Cjzep1XgfC
暗黒期のなかでぶっちぎりでつまらなかった
3分→ヒーローとはなにか、という普遍的なテーマをクレしんで調理し、力に溺れて日常生活が疎かになる描写は悪くない
アミーゴ→前半が素晴らしかっただけに惜しい ヒロインかわいい
花嫁→容赦のない未来でも変わらぬ野原家の温かさが沁みる
金矛→マタかわいい、しんちゃんがひとりで立ち向かう場面は悪くない
ケツだけ爆弾→ペット飼ってるので甘くなってしまうけど、シロの健気さに心打たれる
宇宙のプリンセス→悪役が悪役らしくない斬新さが面白い
スパイ→レモンちゃんかわいい シリアスな笑いが堪能できたのでわりと好きなほう
他はいい点をあげられるのに、ガチでこの作品だけはヒロインも糞女だし家族愛も微妙だし悪役の信念も薄っぺらくて何も上げられないくらい酷かった(>>15でだいたい言ってくれてる)
20 ななしのよっしん
2023/08/31(木) 22:50:40 ID: NAebzYM+dR
映画を順に見てるのだが、みさえの「しんちゃん」呼びが妙に気になった
昔は「しんのすけ」呼びが通常だった気がするけど、時代の流れで変わった?
>>12のシーン、劇中ではやったみさえもやられたしんのすけもショックを受けてたけど、やっぱキレて当然だよな
「今の行いは普段でもグリグリ攻撃相当では? なんで不自然にショック受けてんの?」と感情がついていけなかった
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最終更新:2024/04/24(水) 00:00
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