クレーンゲーム(ウマ娘)とは (クレーンゲームとは) [単語記事]

ここでは、メディアミックス企画『ウマ娘プリティーダービー』に登場するクレーンゲームについて説明する。

概要

現実で競走馬グッズが多数販売されているように、この世界でもウマ娘グッズがあふれている。
中でもぬいぐるみはこの世界でも売れ筋のようで、レース場で多数抱えているファンもいる。

また、クレーンゲームも現実と同じ物がゲームセンターにあり、かつての競馬ブームの頃のように、ウマ娘のぬいぐるみも景品として積まれている。

アニメ

1期では、7話でウマ娘のぬいぐるみが販売されているのは確認できるものの、クレーンゲームは登場しない。

2期第10話では、3回目の骨折後に引退を決意し、「遊ぼう！」と決めたトウカイテイオーがクレーンゲームに興じるシーンがある。景品は変な顔をしたオグリキャップと、ウマ娘ではない謎のキャラクターのぬいぐるみが現代風に積まれており、テイオーがゲットしたのは後者だった。なお、この筐体はクレーンの上部にウマ耳がある。

アニメ「うまゆる」16話では、ダイワスカーレットがクレーンゲームの筐体の中でクレーンに狙われる悪夢を見る。ゲームアプリ内のクレーンゲーム BGMがスローテンポに流れ、クレーンが錆びており、落下口は周りが土で穴は底が見えない暗い穴になっていた。

ゲーム

育成シナリオ中、クラシック期以降に「お出かけ」を選択すると、お出かけイベント後にランダムでクレーンゲームイベントが発生し、ミニゲームに挑戦できる。操作するのはトレーナー(プレイヤー)であり、ウマ娘は見ているだけ。その反応は左上にワイプで表示される。

ぱかプチの位置は左・中央・右の三箇所。

3回挑戦でき、回数が増えるごとにアームの速度が速くなる。一番速い状態で左のぱかプチをタイミング良く掴むのには慣れが必要と思われる。
アームは、ボタンを押している間右に移動し、ボタンを放すとアームが下がる。
ボタン以外の部分をスワイプ(PC版ではドラッグ)すると、画面全体を見ることができる。

その人形が真っ直ぐな場合は見えている部分の真ん中から掴めば吊り上げることができるが、判定は少々シビアである。
斜めを向いているときは顔の中心線、横倒しの時は頭のてっぺんからスカートの裾までの中心を狙う必要があり難易度が上がる。

複数のぬいぐるみがくっついてくることもあり、取り出し口まで連れて行けばまとめてゲットすることもできる。なぜか抱き合ったり、組み体操のようなフォームでくっついている。
ぬいぐるみの出現時に金色に光ると2個か4個繋がっているので多数獲る際には注意していきたい。

アームに掴まったぬいぐるみは少しずつずり落ちていき、取り出し口に届くより先にぬいぐるみが落下すると失敗となる。アーム停止時の揺れは「大」「中」「小」の3種あり、最適なタイミングで停止できず揺れが大きくなるとぬいぐるみをかなり落としやすい。ぬいぐるみが多くくっついているほど、大きいほどその確率が高くなる。

3回挑戦して1体でも獲得すれば「成功」、6体の小ぬいぐるみ、または巨大+2体の小ぬいぐるみを獲得すれば「大成功」となり、お出かけイベントとは別に体力とやる気が1段階アップし、「直線回復」のヒントがもらえる。(「成功」で体力＋10、「直線回復」ヒントレベル1、「大成功」で体力＋15、「直線回復」ヒントレベル3がもらえる)失敗しても何も起こらないだけで、ステータスダウンなどはない。「失敗」「成功」「大成功」それぞれにイベントがあり、専用ボイスも「成功」「大成功」(小ぬいぐるみと巨大ぬいぐるみ含むの2パターンずつ)「失敗」、ぬいぐるみ落下、更には放置ボイスとウマ娘名鑑を埋めるならどれも経験しておく必要がある。

ポストを読み込み中です
 https://twitter.com/SHISNAP/status/1700469620506067014

リリース時から数年間は育成シナリオなしでクレーンゲームだけ遊ぶことはできなかったため、名鑑埋めやミッション達成などのために何度も挑戦したい場合、レースを無視して毎回お出かけする必要があった。回数をこなしたければハルウララやマヤノトップガンなど、最初の目標がファン集めのウマ娘がおすすめ。

また、獲得したぬいぐるみを飾ったり観察するモードなども今のところない。ぱかプチモデル自体は「ウマ娘名鑑」から見ることができるが、育成ウマ娘として所持しているものに限られる。

2023/9/4のアップデートから育成シナリオなしでクレーンゲームだけを遊ぶことができるようになった。ホームメニューから選択することで遊ぶことができる。また獲得したぬいぐるみを観察できる「コレクション」も追加され、コンプを目指すこともできる。2023/9/4現在後述する高難易度の称号はこのモードでは獲得できない。

ぬいぐるみ

カットインやローディング画面、サークル画面などに登場するミニキャラのグラフィックがそのまま使われている。作中では「ぱかプチ」と呼ばれている。

種類は、育成キャラと編成したサポカ(既に育成実装されたキャラのみ)から選ばれ、育成未実装キャラや友人、グループカードを編成している場合は育成ウマ娘として実装されている全てからランダムで、新しく育成実装されればその都度更新される。また、衣装違いの育成ウマ娘ももれなく含まれる。

一緒にくっついてくるウマ娘は1-4人。

ポーズのバリエーションはない。筐体内にいるときはいろいろなポーズをしているが、取り出し口に入ると全員お座りポーズに変化する。

巨大ぬいぐるみやマイク持ちぬいぐるみは通常のぬいぐるみより珍しめである。

G1 勝負服(衣装違いがある場合はそれも含む)
夏制服
それぞれ大/小の2種類
それぞれマイク持ちか否かの2種類
それぞれ目が笑っているか開いているかの2種類

この内クレーンゲームのコレクションでカウントされるのは一番下の項目以外の種類である。

称号『クレーンゲームの達人』

ウマ娘のアプリ内でかなりの高難度を誇る称号。
「『育成の』クレーンゲームで10個以上ぬいぐるみを獲得してクリアしよう」という取得条件だが極めて難しい。まずホームメニューのクレーンゲームモードは判定外で育成中にお出かけして取得する必要がある。しかも更にハードルがあり、

3回中1回は5個パターンを引き当てて少なくとも4個以上獲る。
一番小さい揺れでぬいぐるみを掴んだとしても確率で落下してしまう。5個パターンだと落下も更に増える。
5個獲ったとしても残りの2回で3個以上のパターンを引いて3個とも獲る。

育成中1回しか遊べないクレーンゲームでこれを達成するプレイヤーは限られており、筆者もウマ娘を2年以上やっても取得できていない。また最低でもクラシック期に到達しないとクレーンゲームイベントは起きないのでその周回時間も問題になるだろう。

称号攻略

時短として最初期のURA シナリオで挑むべきだろう。また先述の通りジュニア期の目標が少ないハルウララやマヤノトップガンなどで挑むのが最適だと思われる。

アームを狙った場所に止めるのに、ぬいぐるみの中心でアームを止めるのに輪ゴムを使って疑似的なガイド線とする方法がユーザーにより考案されている。

ポストを読み込み中です
 https://twitter.com/nekopanda56/status/1604264993712918531

BGM

ウマ娘の楽曲が、FM音源風にアレンジされている。
後述の通り、実際のクレーンゲーム『UFOキャッチャー』で流れていた曲が強く意識されている。

スタート:
1回目・3回目:うまぴょい伝説(3回目は少し速い)
- ゆったりしたアレンジなのは、『UFOキャッチャー』で使われているのが『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』から「MARBLE ZONE」および「STAR LIGHT ZONE」とゆったりした曲であることを意識していると思われる。
2回目:Fanfare for Future!
クレーン降下:グロウアップ・シャイン
失敗:
成功:
大成功:GIRLS' LEGEND U

StarHorse4

競馬ゲーム『StarHorse4』とのコラボで、クレーンゲームが遊べるようになった。

筐体や操作方法は本家とほぼ同じだが、ワイプで反応を見せるのがウマ娘ではなく、秘書になった。

なお、こちらでは、まだ本家にも実装されていないぱかプチビューモードがある。

現実

平成初期、オグリキャップを嚆矢とする第2次競馬ブームが起こり、ぬいぐるみなどの関連グッズが多数発売されるようになったのはご存じの通りだが、この時期にクレーンゲームも一大ブームとなった。

同じ時期にブームとなった二つは融合し、名馬たちのぬいぐるみはクレーンゲームの景品としても制作され、他のアニメキャラなどと一緒くたにして詰め込まれていた。

現在、競走馬のぬいぐるみは競馬場やオンラインショップで販売されているものが大多数を占める^[1]。このことは、積極的に買いに行かなければ触れる機会はないということを意味する。「アーモンドアイ」のぬいぐるみを持っている人は、実馬アーモンドアイを知っていると見て概ね問題ないわけである。

しかし、この頃はこういった形でランダムに馬のぬいぐるみを手に入れる機会があった。
当時、競走馬を熱心に追いかける子どももいることはいたが、多くは「馬のぬいぐるみ」と十羽一絡げに扱い、書いてある名前は特に気にしていなかった。
30年近く放置していて『ウマ娘』で当時の馬を知ってから確認したら「オグリキャップ」「トウカイテイオー」であるとわかって驚いた人は多いし、もう捨ててしまって誰だったのか分からずじまいという例も多い。