クロウカードとは (クロウカードとは) [単語記事]

クロウカードとはアニメ及び漫画の「カードキャプターさくら」に登場するアイテムである。
本記事では原作版の19枚ではなくアニメ版の設定である52枚＋αについて記載する。

概要

モチーフはタロットであるが、アニメではさらにトランプの要素も加えられたため52枚に増えた。

生前のクロウ・リードが創り出した強大な魔力が込められたカードであり、1枚1枚が意思を持っている。使うとカードに書かれた文字や属性に応じた効果を発揮する。クロウ・リードの魔術には西洋と東洋が混ざっているため、カードの表記にも英語と漢字が含まれる。
「鏡」「光」「闇」「無」の4枚のカードは人間の言葉を話してコミュニケーションを取ることが出来、特に「鏡」であるミラーはさくらの影武者として度々活躍していた。

アニメ第1話でさくらが本を開いた際に誤って「風」のカードを使い多くのカードが飛び去ってしまったため、さくらはカードを集めることになる。封印が解かれてしばらくはカードに込められたクロウ・リードの魔力で活動していたが、その魔力が低下することで存在することが危機に見舞われた。そのため新たな所有者である木之本桜が、自らの魔力を使って「さくらカード」に創り変えた。
一定の枚数が揃えばタロットカードの要領で占いも可能で、次に探すべきカードのヒント等を知ることもできる。
カードには”太陽”と”月”2つの属性があり、それぞれケルベロスとユエの配下に置かれている。そして「光」はケルベロス、「闇」はユエの第一配下で、それぞれクロウカードの最高位に値するカードである。
さらに「地」「水」「火」「風」の4つのカードは四大元素カードと呼ばれている。

カードの力を使うには杖や剣といった魔法道具が必要であるが、カードの創造者であるクロウ・リードは素手で使用出来た。また最終回以降の木之本桜は魔力がクロウ・リードを超えているとされ(これについては諸説あるが、完結編になる劇場版2作目にて、クロウカード52枚分の魔力を持つ「無」のカードを一人でさくらカードに変えていた)、同様に杖は必要ないと思われる。　