クローラー 単語

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クローラー

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クローラーとは、

  1. 這う動物を表す英単。Crawler。
  2. 金属ゴム製の帯を輪で動作して走行する上・不整地走破用走行装置の一種。本項で記述する。
  3. ウェブリンクをたどって文書・画像等を収集、データベース化する検索ロボットプログラム
  4. ゲームドラゴンバスター」に登場するのようなキャラクター

概要

端的に言えばブルドーザー戦車などの足回り、タイヤでなく金属ベルト等が回って進むもの。
日本では「キャタピラ」と呼ぶ人、思い浮かべる人の方が多いかもしれない。

  • クローラー(Crawler)
  • トラックベルト(Trackbelt
  • 履帯(りたい)
  • 無限軌道
  • 装軌(そうき)
  • キャタピラー  …全て同じ意味である。

キャタピラーは一般化した商標交法等の法律条文ではカタピラと表記。
(→普通名称化している商標や固有名詞の一覧

戦車を筆頭に戦場を駆け巡るAFV等の軍用車輌と土木作業機械上走行が必要なスノーモービル (Snow mobile)[1]等の走行装置の定番。

日本語で単純に車両のキャタピラな部分をす場合は「履帯」と呼ばれる事も多い。
(履帯に泥が詰まった、履帯の付け外し…など)

普通のタイヤとの違い

どんな悪路でも走れる

「不整地走破」とも呼ばれる。

泥やぬかるみ、火山といった軟弱な地盤でもあまり沈み込まず行動・活動が可
これは地面に接する面積が大きく、重量を効率的に分散させることができるため。

タイヤはがき一枚程度しか接地面積がないため、チェーンを巻く、空気を少し抜いて接地面積を増やす…手もあるが限度がある。一度ぬかるみにはまれば空転してしまい、脱出が困難・大きな手間がかかる。

戦車など高出エンジンを積んでいるものは結構な最高速度が出る。(80km/h以上)

やある程度の段差にも強い。(タイヤは半径までしか乗り越えられない)

重量物に強い、重量制限が緩い

接地面積が広く重量を分散できることから
巨大なクレーンや火も難なく運搬・使用しやすい。(反動も受け止められる)
足回り自体に重量があり、アウトリガーしで大抵の作業ができるものもある。

戦車など、重装備・重装甲によって元々の重量が過剰なものも対応しやすい。
前述の利点も相まって、悪路+重量物という組み合わせでも強く活動できる。

小回りが利く

左右の履帯の回転数に差をつけることで左右へ操する。
左右の履帯を逆の方向に動かすことでその場で転回できる。(信地旋回)
…ただし中には機構上やサイズ上、信地旋回できないものもある。

うるさい・燃費が悪い・長距離は苦手・構造が複雑

騒音が大きく、長距離を走行するには燃費が非常に悪い。
距離・長時間活動をしていると履帯が外れてしまう事がある。

軍用・民間問わず、長距離移動には大トレーラーなど運搬車両が必要。
→積み下ろしなど、速な展開が難しく、トレーラーの有資格者も必要。

構造が複雑なため、履帯だけでもメンテナンスに手間がかかる。

舗装路面へのダメージ

通常の道路金属製の履帯で走れば、大以上の負荷がかかり割れてしまうことも。

有事以外の走行時は負担軽減のため、専用のゴムキャタピラを装着できるものや
路面自体が元から強化されているものもある。

タイヤ代替されることも

上記の問題に加え、先進国では舗装率が高いことから
近年は軍用・民間の建設機械を問わず、足回りをタイヤ式(装輪式)としたものもある。
不整地走破性は劣るが、現地まで自走でき道路上の作業などにも有利。

高速化しやすく燃費は良くなり、静粛性も上がるため扱いやすいメリットはある。
(ただし過重な搭載品や重装甲は困難になる)

その他・トリビア

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関連項目

脚注

  1. *スノービルとも呼称。
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最終更新:2024/04/25(木) 10:00

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