クールー病(Kuru)とは、パプアニューギニアの風土病である。致死率はほぼ100%。クールーの語源は「恐怖への震え」。
ヒトのプリオンを原因とする伝達性海綿状脳症の一種で治療法は見つかっていない。
発症後の主な症状としては震えと病的な笑いがあり、臓器がスポンジのように穴だらけとなり、一人でトイレに行けなくなるほどの運動失調や感情の消失などを経て最終的に死に至る。
身体の震えは病名になり笑いの方も「笑い病」という別名として定着している。
この風土病はパプアニューギニアの一部の人々が、同じくプリオンを起因として起こるクロイツフェルト・ヤコブ病に罹患した者の死体を食したことが原因の一つと見られ、さらにパプアニューギニアに住む少数民族・フォレ族の、埋葬から数日たち蛆が湧いた家族の遺体を食べるという習慣により拡散したとされている。
オーストラリアの植民地警察とキリスト教の宣教師の努力により、今現在パプアニューギニアで人肉食は行われておらず、クールー病による死亡者は2005年以降出ていない。
クールー病で死亡した少女の脳細胞をチンパンジーに投与し発症させ、ヒト以外の霊長類にも感染することなどを示し論文を発表したガジュセック博士は1976年ノーベル医学生理学賞を受賞した。
掲示板
5 ななしのよっしん
2022/06/16(木) 13:30:41 ID: pPgbwmCZeP
6 ななしのよっしん
2023/03/04(土) 23:04:45 ID: x9sSVCrpkg
要するに葬儀のたびに時限爆弾のロシアンルーレットしてた…ってこと?
7 ななしのよっしん
2023/08/30(水) 08:51:05 ID: 354lFED50e
一般的な滅菌法であるオートクレーブの通常の方法は121℃2気圧で20分間なんだけど、耐久性の高い芽胞すら死滅するこの処置でも異常プリオンの病原性は消えない
プリオンに対しては132℃1時間または135℃20分間(いずれも2気圧)の処置が必要なので、調理でどうにかするのは無理
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最終更新:2024/04/23(火) 22:00
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