グスタフ・フォン・シュモラー 単語

グスタフフォンシュモラー

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グスタフ・フォン・シュモラー(Gustav von Schmoller、1838〜1917)とは、ドイツ経済学者である。新ドイツ歴史学の代表人物。

概要

ドイツ歴史学を率いたグスタフ・フォン・シュモラーは十九世紀最後の数十年、ドイツ経済学と名の付くもの全てを統括した人物である。

経済問題を歴史学的にアプローチすることの価値を信じ、大衆の行動による漸次的な社会改革を志し、身分達の政治思想を表現するために、力を持つ社会政策学会を組織した。皮なことに後に講壇社会主義者として有名になるが、実際にはプロイセン行政において、国王官僚密な関係にある非常に保守的な社会改革者であった。

シュモラー経済学の領域と方法に関するシュモラーの見解は、メンガーの「社会科学とくに経済学の方法に関する研究」の中で批判された。もらは自分の機関誌「シュモラー年報」でこの批判に返答したが、そのすぐ後でメンガーは、有名なパンレットドイツ経済学における歴史義の誤謬」を出版し、非常に憤慨した口調でシュモラーに迫った。シュモラーはその批判に反駁したが、方法論争として歴史記録されているのはこの論争であり、それは経済学方法論に、非生産的辛辣さという今日までつづく悪名を与えたものであった。

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