グスタフ（ゾイド）

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グスタフとは、『ZOIDS』シリーズに登場する昆虫型輸送用ゾイドである。

グスタフという名前自体は西洋圏ではよく使われる名称であり、ニコニコ大百科でも同一あるいは類似する名前の項目が複数あるため検索の際には要注意。

機体解説

グスタフ GUSTAV
基本情報
型式	RPZ-002
所属	ヘリック共和国
モチーフ	昆虫型（ダンゴムシ型）
スペック
全長	14.76m
全高	9.36m
全幅	8.28m
重量	68.0t
最高速度	135km/h（通常時） 50km/h（トレーラー牽引時）
最大牽引重量	250 t
武装（旧）
全方位レーダー 爆発物感知センサー×2
武装（新）
GPS複合センサー ランドマインディテクター×2 耐衝撃シェルアーマー トラクションプラットホーム
ゾイドテンプレート

ゾイドや物資を目的地へ運ぶため、あるいは使用不能になったゾイドを回収するために開発された昆虫型輸送ゾイド。

素体自体は大人しい性格と機動力の低さのため当初は戦闘に向かないゾイドと思われていたが、惑星Ziの全生物の中でも最も頑丈とされる分厚い外殻装甲による防御力の高さと生存性を証明し、なおかつ強靭な馬力と牽引力を有しているという事で大規模輸送用ゾイドとして改造された。

地味なコンセプトの機体だが、大型のトレーラーを牽引し、そこに様々な補給物資を載せて前線や拠点へと運ぶという軍隊にとって欠かす事の出来ない極めて重要な存在であり、その汎用性の高さから民間でもよく使用されている。

しかし、いくら防御力が高いとは言え武器はほとんど装備されておらず、対ゾイド戦ではほとんど勝ち目がないため軍の輸送任務においては友軍の護衛が必要となる。一説には背部に長距離砲を装備させた完全戦闘用としての改造も検討されていたらしいが、現在までそんな機体は確認されていない。

一応ナンバーは共和国軍のものであるが、設定では帝国軍も使用しているとの事であり、もしかしたら民間の企業か、どこかの中立組織が開発したゾイドなのかもしれない。

劇中での活躍

バトルストーリー

全時代に渡って輸送機として運用されていたが、元より非戦系ゾイドなので戦闘における活躍シーンはほとんど無く、部隊の移動および輸送シーンにおけるモブ的存在としてたまに映る程度であった。

第二次大陸間戦争ではムンベイという現地の運び屋が使用するグスタフが帝国軍の補給物資輸送のため働いていたとされている。

アニメ

『ゾイド -ZOIDS-』から『ゾイドジェネシス』まで登場。
基本的にはどれも輸送ゾイドであり、キットではシールドライガークラスのゾイド1体しか台車に載せられないが、アニメでは台車を増設してゾイドを2体以上運べるようにしたり、あるいは格納庫並に巨大なコンテナを牽引している場合もあった。

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『ゾイド -ZOIDS-』では走り屋ムンベイの乗機としてが初登場。
ムンベイ機は装甲部を赤系に変えた機体で、物語序盤におけるバン達の移動拠点として活躍した。
本機は装甲内に2連キャノン砲らしきものが仕込んであり、これで敵に不意打ちをかけるシーンもあった。

第2部ではジェノザウラーの荷電粒子砲からブレードライガーを守ろうと楯になった事から装甲の一部に穴が開いてしまい、その部分だけ一般グスタフのものに付け替えている。

他にもグリーンのフレームに白い装甲の純粋共和国仕様機が何度か登場している。

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『フューザーズ』でも一般機が多数登場。

主なものとしてはチーム・マッハストームのプラットホーム機としてチームのサポーターであるスイートが使用、チームが仕事の際に離れた現場に赴くのに利用していた。

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『ジェネシス』においても端役として何度も出演。

バラッツゾイドのコネクティスと並び、ディガルド軍から討伐軍まで軍民問わずいろいろな勢力が使用していた。
特に討伐軍ではロン・マンガンの知人であるヤクゥとドクゥが運用するグスタフが同軍補強の要として働いている。

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…と、このようにシリーズを通して機体の出番自体は多いのだが、なにせゾイドとしては地味すぎるのか平成において再販されたのは2000年のアニメ第一作放映時の一回のみである。

主な機体バリエーション

• グスタフ・ムンベイスペシャル
  西方大陸の運搬屋ムンベイの使用するグスタフで、外殻装甲の色が赤いのが特徴。
  アニメでは独自の改造により機体性能および攻撃力強化の両方が図られているとされる。
  さらにキットにはムンベイの他多数のアニメキャラのフィギュアや拡張パーツがいくつか付属していた。

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

• ゾイド
• ムンベイ