グラディウス2 単語

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『グラディウス2』とは、コナミ開発したシューティングゲームグラディウスシリーズの、MSX版2作タイトルである。後発のAC版『グラディウスII』とは設定、時系列全に別物である。
混同を避けるため「グラディウス」と呼ばれることも多く、グラディウスIIをグラディウス2と表記すると、オールファンから馬鹿にされるので注意されたし。

概要

グラディウス2の発売は1987(昭和62)年8月22日MSXカートリッジソフトとして発売された。
ACグラディウス1のMSX移植作の、オリジナル設定を付加した「続編」という位置づけであり、前述のとおりACとは直接の関連性はない。

MSX限界えたと言われたグラフィックや、初採用のSCCによるサウンドファンの心を掴み、MSXを代表するソフトの1本となった。後年にX68000向けにネメシス'90改』(SPS開発・販売)というタイトル移植されている(その出来に憤慨したファンにより、非認の移植制作された[youtube動画]exit)。

同社の後発作品への影響

ファミコンSLGソフトCosmicWars』(コズミックウォーズ)に登場するバクテリアン指揮官が、みなヴェノム博士改造後)の容姿にそっくりである。

PS2ソフトグラディウスⅤ』のボスとしても、本作の悪役キャラクターであるヴェノム博士が登場する(ただかなり変わり果てた姿である)。
また任天堂wii配信ソフトとして、本作の直前のストーリーられる『GRADIUS ReBirth』exit2008年9月に配信された。価格は1000ヤマウチ。やりこんで そんはない。

ストーリー

当時の取扱説明書にも掲載されていたストーリー。戦闘機や登場人物名にヘヴィーメタルが見られる。

序.グラディウス歴6644年、亜時バクテリアンとの間で勃発した、第一次プラネット・ウォーは、グラディウス史記の中では「北十字戦記」として記されている。この戦いでグラディウス帝国の受けた被害惑星全体の65%に及び、その大半が帝国都市のある北半球に集中した。しかし、闇に閉ざされた南半球側へのわずかな被害が、後にグラディウス帝国危機へと導くトリガーとなることを、が予見しただろうか。

惑星グラディウスは、太陽系から2億8千万km離れたところに位置し、その地軸は太陽に対してほぼを保つ。このため、北半球では一年中太陽の恩恵を受け、逆に南半球は常に闇に閉ざされていた。ここをとするグラディウス帝国は、人口約20億人、周囲に7つのネオスペースプラントと呼ばれる殖民を持つ。

帝国要機は、太陽のあたる北半球側に集中し南半球側の開拓はほとんど行われていない。リーク人は、惑星グラディウス南半球側に住む一の民族であった。彼らの生活形態は原始的ではあったが、他の民族と一線を画するサイコパワーを持っていた。リーク人の持つサイコパワーは、リークパワーと呼ばれ、あらゆる動機器及び生体のエネルギーとして利用可であることが知られていた。その特異で強パワーは、常に体内に保有する強で特殊なマグネティック・イオンによって維持され、それゆえ自然界に存在する多種雑多な宇宙線を極度に嫌い、較的宇宙線量の少ない南半球に住居をめたのであった。しかし、帝国政府は原始的な彼らリーク人の存在を憂い、認知を拒否していた。「北十字戦」におけるグラディウスへの攻撃で、リーク人居住地域への直接攻撃はほとんどなかったが、流れ弾の爆発時に放出される宇宙放射線によって多くのリーク人が死亡した。この戦いのあと、生き残ったリーク人はわずか12名。

しかし、復に手間取る帝国政府の援助活動がリーク人に及ぶことはなく、その後4名が死亡した。この時を期して、リーク人の帝国に対する不信と憎悪は急速に増大していった。生き残ったリーク人の中で、もっとも帝国に対して憎悪を抱いたのはヴェノムであった。しばらくして、彼は仲間ら4名と共に帝国政府のある北へ向かい、やがて音信は絶えた。こうして生き残ったリーク人は3名となり、その中にジェイムスバートンがいた。

ジェイムスは当時3歳、両を北十字戦で失った孤児であった。グラディウス歴6645年、リークパワー研究に着手していたグラディウス帝国宇宙科学庁は、そのパワーの分析と利用価値に関する報告書を完成、その重大性から、リーク人の期認知を政府に答申した。この報告に基づき、政府リーク人の正式認知を決め、リーク人保護政策を打ち出したのに続き、大掛かりなリーク人実態調を実施した。しかし、帝国に対して不信感を抱くリーク人たちは、帝国の保護政策に反発、リークパワー研究のため宇宙科学庁に収容されたジェイムスを除く全リーク人が、間もなく帝国政府のもとを去った。ジェイムスは将来の帝国宇宙軍への参加を志し、宇宙科学庁に残った。
グラディウス歴6647年、第16代皇帝が死去。かわって、ラーズ17世が第17代皇帝の座に就いた。この頃から、惑星グラディウスを照らし続けてきた太陽に異変が起こった。太陽黒点が消滅し、中心部の温度異常上昇を始めたのだ。

太陽は次第にみを増し、量も増加していった。地表の温度は徐々に上昇し、気にも変化の兆しが見え始めた。これらの変化に対する対応は、グラディウスの技術で十分可であったが、重大なことはグラディウス帝国の全エネルギーが、太陽に含まれるリカベラー粒子の抽出して生成されているという事実であった。太陽の異変によって、リカベラー粒子の抽出は不安定となり、エネルギーの供給に大きなが出始めたのであった。
帝国政府は、新しいエネルギーとしてリークパワー応用技術の確立を急いだ。そのためにはリーク人の全面的な協が必要となってくる。帝国政府が、リーク人の探索、保護政策を急いだのもこういう背景があってのことであった。この政策は、一部リーク人の反発を招いたが、おおむね順調に進行していった。グラディウス歴6653年、宇宙科学庁は、リークエネルギー生成システム開発に成功、さらにはリークパワーエンジンを搭載した初めての超時空戦闘機ビックバイパー完成した。しかし、これと相前後して宇宙科学庁内部では、リーク技術者グラディウス人との間の対立が深まった。ジェイムスバートンは、両者間の対立を憂い、宇宙科学庁から防省へと移籍した。

グラディウス歴6658年、バクテリアンの再度の襲撃をきっかけに、第二次プラネット・ウォー(「闇の女神戦」)が勃発した。(グラディウス1)この戦いで、ジェイムスバートンリークパワーエンジンを搭載した超時空戦闘機ビックバイパー」のパイロットに任命され、戦の末バクテリアン軍の撃退に成功した。この戦いを契機にリークパワーは大いに注され民間研究機関をも巻き込んだ開発競争が化していった。

開発競争が化してゆく状況のもと、宇宙科学庁初のリーク人の技術庁長官が誕生した。彼こそが、「北十字戦」後、然と消え音信を絶った、ヴェノムであった。ヴェノム長官揮のもと、エネルギー効率を飛躍的に善するための「ハイパードライブシステムII」が開発され、このシステムリークパワーエンジンに応用したサイキックリークパワー推進装置が実用化されるに至った。防省は、次期超時空戦闘機への推進装置の本格的採用を決め、宇宙技術庁は最新鋭超時空戦闘機メタリオン」の開発に着手した。

そのような状況の中で帝国政府は、ヴェノム宇宙科学技術庁長官就任に対して秘かな疑惑を持ち始め、ヴェノム長官周辺の調を実施した。時を同じくして、宇宙科学庁内部のリーク人とグラディウス人との対立は静かに、しかし確実に進行していった。やがてその対立は、宇宙科学庁と帝国政府間の対立へと発展する様相を見せ始め、グラディウス6664年、ついに宇宙科学庁によるクーデター勃発に至ったのである。
グラディウス6664年、宇宙科学庁長官であるヴェノム博士を始めとする10名によるクーデターは、17代皇帝ラーズグラディウス軍緊急発動により鎮圧された。ヴェノム博士らは逮捕されクーデターは失敗に終わった。軍事裁判ののちヴェノムらは惑星サードへと追放された。

しかし、クーデターに政局の混乱は続き、翌6665年、不穏分子の弾により皇帝ラーズが暗殺され、さらに帝国政府の後継者争いから政局は混迷の色を深め、事態は最悪を向かえた。この間、ヴェノムら10名は、第三者の荷担によって惑星サードから脱出逃亡し、行方不明となった。 グラディウス6665年、政局混迷の中、ヴェノム帝国宇宙科学庁長官であった頃より開発の進められていた超時空戦闘機メタリオン」が完成した。「メタリオン」は、度重なるテストフライトで優秀な性を如何なく発揮したが、エネルギー増幅システムである「ハイパードライブシステムII」の効果が不安定である事実摘された。
調の結果、防省にもたらされた報告は、ヴェノム惑星外に持ちだした「バイオコンピュータシステム」との連動が不可欠、というものであった。グラディウス6666年、惑星グラディウスネオスペースプラント7惑星からの通信が一斉に跡絶えた。いわゆる「サイレントナイトメア事件」である。帝国政府の調により、何者かによる侵略であることが判明した。同年後半、侵略グラディウスへと及ぶに至り、事態は急速に緊迫の度を増していった。

侵略者は、バクテリアンの手により復活したヴェノムであった。ヴェノムは、皇帝ラーズによって惑星サードに追放されたのち、バクテリアンの荷担により惑星シンへと逃れた。バクテリアンは、ヴェノムに対してリーク人特有の超能力を最大限に引き出すため、大掛かりなサイボーグ手術を施した。惑星シンベースを構えた新生ヴェノムは、7つのスペースプラントを次々と侵略し、今まさにグラディウスに魔の手を延しつつあった。

グラディウス帝国政府は、新開発スペースファイターメタリオン」の出動を決めた。しかし、エネルギー増幅システムに不安材料のある「メタリオン」を駆っての出撃は冒険であった。ヴェノムの持ちだした「バイオコンピュータシステム」とのリンクを試みながら、ヴェノム艦隊を撃ち倒さなければならない。その重要かつ困難な使命を帯びたパイロットに、帝国政府は、「ビックバイパー」の元パイロットでありヴェノムと同じリーク人のジェイムスバートン名した。カウントダウンが発進官制基地にき渡る。――爆裂音!地きと共に、「メタリオン」が発進。惑星グラディウスの命運をかけた闘いが、いま始まった。

 

関連動画

グラディウス2もまた、ゲーム性のみならず音楽今日においてなお評価が高い。MIDIブーム時代にもアレンジが流行した。右は当時「カセットテープで」発売されていたオリジナル
当時はレコードカセットテープがいまだ音楽流通のメインであった。CDがまだオーディオマニアのものだった時代。

ヴェノム博士されぶりに注したい。ヴェノム専用動画マイリスト

ゲーム画像とかは[検索結果exit_nicovideo]で。

ピコカキコ

Synthetic Life [未使用曲]
4306

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グラディウスに関するニコニコ市場の商品。

ちょっといい話

あくまでも都市伝説である。

MSX版『ゴーファーの野望 EPISODE II』(グラディウスIIと類似する要素は多いが、MSXグラディウスシリーズの設定を引き継いでおり、オリジナルとは大きく異なる)の第一ステージの構成も、ACと同じ人工太陽ステージだが、音楽が(ファミコンなどの移植作と較しても)違っている。
実はMSX版で使われている音楽AC版に採用される予定であったが、AC開発中にその音楽スコア楽譜)をコナミ社内で紛失してしまい、代わりに今々が知る第一ステージ音楽に差し替えられた、という。
MSX版『ゴーファー~』開発中に紛失した楽譜を発見、「せっかくだから」第一ステージテーマとして採用した、という。

この噂が出た当時、コナミファンは「まあコナミならそうだろう」「コナミだもんな」の一言で軽く済ませたという。なんら動揺しなかったのはコナミに対する全幅の信頼感というか情があり、またどちらも『名曲』に間違いないからであろう。

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