グラードンとは、ポケットモンスターに登場するNo.383のポケモンである。初登場はルビー・サファイア。
基礎データ | |||
---|---|---|---|
名前 | グラードン | タイプ | じめん (通常) じめん ほのお (ゲンシ) |
英語名 | Groudon | 高さ | 3.5m (通常) 5.0m (ゲンシ) |
分類 | たいりく | 重さ | 950.0kg (通常) 999.7kg (ゲンシ) |
性別比率 | 性別不明 | 特性 | ひでり |
― | |||
グループ | タマゴみはっけん | 隠れ特性 | ― |
孵化歩数 | 30720歩 | ゲンシ特性 | おわりのだいち |
世代 | 第3世代 | 捕捉率 | 3 |
進化 | 進化しない | 努力値 | 攻撃+3 |
図鑑データ | |||
全国図鑑 | #383 | 図鑑の色 | 赤 |
ジョウト | #― | ホウエン | #199 (RSE) #208 (ORAS) |
シンオウ | #― | イッシュ | #― |
カロス | #― | アローラ | #― |
ガラル | #― | ヒスイ | #― |
パルデア | #??? |
グラードンとカイオーガは、当然のことながらよく比較される。そして多くの場合、カイオーガの方が数段強いという評価をされる。
大きな理由はそれぞれの天候と能力の相性の都合である。
晴れではほのお技が、雨ではみず技が強化され、いずれも強力な技はほとんどが特殊技であるが、カイオーガは高い特攻を持ち、かつ自身もみずタイプ。雨とタイプ一致の二重補正で2.25倍に強化されたハイドロポンプやしおふきを撃つことができる。
これを等倍で耐えられるポケモンはほとんどおらず、半減しても耐久が無ければ致命傷は必至。
耐久面でも、特殊耐久が高く特殊技の飛び交う伝説戦で有利、弱点もほぼ特殊のくさタイプやでんきタイプであり安定感がある。
一方グラードンはじめんタイプの物理アタッカー。主力技の地震は天候の影響を受けない。
ほのお技は不一致かつほとんどが特殊技なため、グラードンが使ってもカイオーガに比べ破壊力が出ない。
特殊耐久も禁止伝説ワースト3で、弱点のくさ・こおり技で大ダメージを受けてしまう。
てかそもそもみずVSじめんと言う時点で、相性不利という問題もあって…
というかカイオーガは全ポケモンの中でも最強候補によく挙げられる存在である。
実際グラードンカイオーガが使用可能だった、2004と2010の公式大会ではいずれもカイオーガが使用率でトップを誇る人気ポケモンだった。
決勝戦はカイオーガ対決になるに違いないと予想したものも多かった。
しかし…
両大会とも、最後に優勝したのはグラードンであった。
グラカイが出られるルールでは当然ながら天候対策をみな取り揃える。
というか空模様がめまぐるしく変わる天候合戦になりがちである。
カイオーガは技と天候特性があまりにも噛み合いすぎていたため逆に全力を出し辛く、一方グラードンは常に安定して戦うことができた。
また伝説のポケモンはドラゴンタイプや特防の高いポケモンが多く、みずよりもじめんの方が有効なケースも多かった。
単体の能力ではカイオーガが強くても、周りの環境と晴れパのポケモンたちには、充分にカイオーガを止める力があったのだ。
時はめぐって2016年、その年の公式大会であるWCPのルールは「伝説のポケモンを2体まで使用可能」というものであった。後述の「ゲンシカイキ」による強さのもと、グラードンが大暴れするのではないかと言われていた。
しかし、シニア部門においては優勝したトレーナーのパーティーにはその姿はなく、カイオーガが入っていた。
今度は逆に、グラードンが天候と技に噛み合いすぎたために天候を変えられると全力を出しにくくなり、天候を取りたいということから敢えて鈍足にしたせいでカイオーガなどのみずタイプの技であっけなく落ちてしまいがちになってしまった。多くの人が使うからこそ研究され、乱気流が吹き荒れる向かい風の中での戦いとなったのだ。とくぼうの高いポケモンは他のメンバーで対応し、特にレックウザを用いることで天候を変えやすくした。単体では圧倒的だとしても、周りの環境及び天候とポケモン達には、グラードンを止める力があったのだ。
カイオーガ率いる雨パとグラードン率いる晴れパ。
ポケモン界最高峰かつ最も熱いライバルと言ってもいいであろうこの両者は、
これからも熱い勝負を繰り広げていくに違いない。
劇場版ポケモン第6作『七夜の願い星 ジラーチ』に登場した、グラードンとは似ても似つかない化物。元マグマ団の研究者バトラーが、ジラーチが蓄えたエネルギーを転用する事でグラードンの爪の化石からグラードンそのものを再生するという試みを行ったことで誕生する。
しかし、実験の結果生まれたこのメタ・グラードンはゴジラ並みの巨大なゲル状の体を持ち、体から伸ばす無数の触手で周囲の生命エネルギーを見境なく奪い取りながらあらゆる生物(人間・ポケモンを問わず)を体内に飲み込んでいくという怪物であった。
舞台となっていた土地ファウンスの自然を半壊させ、タケシやハルカ、ロケット団、バトラーを止めようとしていた彼の幼馴染ダイアン、ジラーチを迎えに来ていたアブソルを始めとするファウンスに住む無数のポケモンを飲み込んでしまうなど破壊の限りを尽くすも、最後はサトシとマサト、自分の愚かさを悟ったバトラーにより誕生に使用した機械を逆転使用させられたことで消滅した。飲み込まれた人間やポケモンは無事だったものの、ファウンスの自然そのものにはダメージが残ってしまい、バトラーとダイアンはファウンスの自然復活のために残ることとなった(『波導の勇者 ルカリオ』のEDでその後の様子が描かれている)。
なお、生命を奪うという能力や無数の触手を伸ばすゲル状の巨体などから分かるように、デザインの元ネタは「もののけ姫」に登場した暴走ダイダラボッチ。
2014年11月21日に発売されるオメガルビーのパッケージに載っていた、いわゆる真の姿のグラードン。
ゲンシの時代にはこの姿でゲンシカイオーガと争っていたと伝承では語られている。
見た目は黒い線の部分がマグマによって光り、赤い皮膚はルビーのような質感で輝いている。
全体的に大きくなっており、重さが999.7kgと自身の持つ最重量記録を更新している。
X・Yで登場した「メガシンカ」に似ているが、関連性はゲーム中に明らかになる。
ゲンシカイキは「べにいろのたま」を持たせた状態で戦闘に出すだけで自動的にする。
強制ではあるためタイミングをずらして撹乱することができないが、メガシンカ枠を消費せず、むしろ後述の強力な特性などでメリットが大きい。
「ゲンシカイキ」で本来の力と姿を取り戻したことで、ほのおタイプが追加され、特性は「ひでり」の上位種として「おわりのだいち」となる。従来のにほんばれ状態との相違点は以下の通り。
ほのおタイプが追加された事でタイプ相性上はみずタイプに対してさらに不利となっているが、それを天候補正で克服した形となった。
ほのおタイプとは耐性面でも相性がよく、天候を加味すると弱点はじめんタイプのみとなり、弱点である「くさむすび」も等倍で耐えられるようになった。グラードンは物理攻撃が主流なので、ほのおタイプによってやけど状態にならなくなるのもポイント。
ただし、現状習得できる物理炎技は、基本威力75の「ほのおのパンチ」が最大火力である。
ゲンシカイキで特攻も150に伸びるので、炎技は特殊で「だいもんじ」等を採用するのもいいかもしれない。
また、「だんがいのつるぎ」という、威力120の複数体を攻撃するじめんタイプの専用技を新たに習得する。
天敵は特性「ノーてんき」でおわりのだいちを無効にし、4倍弱点のみずタイプ技を打ち込んでくるコダック(ゴルダック)。
掲示板
1121 ななしのよっしん
2024/10/22(火) 22:37:30 ID: f7+6fovHR1
以前、禁止伝説解禁したら最強はどれかという議論で、第5世代くらいまではグラードン、カイオーガ、レックウザ、ミュウツー、アルセウス辺りが最有力候補だったからな
1122 ななしのよっしん
2024/11/20(水) 23:02:09 ID: 8BraZtD/dr
>>1120
そもそも大地と海という対立概念の時点で本来のイメージに「炎」は第一には来ないでしょというのと
バトルの設計的にカイオーガと同じ存在にしたくはなかったというのも後から考えると理由としてしっくりくる
カイオーガは天候の効果と自身のタイプが完全に噛み合っているがゆえに天候に対する依存度が高い
グラードンは守りはともかく攻めに関しては自身のタイプと天候は特に噛み合っているわけではないが、それゆえ天候に依存せずとも攻める分には常に全力を出しやすい
…そういう感じで、タイプや特性どころかそもそものバトルにおける哲学部分で既に異なる存在にしたかったんだと思う
1123 ななしのよっしん
2024/11/29(金) 01:28:49 ID: V418WPFc/T
炎と水だと対じゃなくて、上下関係が完全に固定されちゃうからな
天候関係なくA180からのタイプ一致の地震お見舞いしてくるから、ちゃんと評価されてきたわけで
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最終更新:2024/12/10(火) 06:00
最終更新:2024/12/10(火) 05:00
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