グレムリン(Gremlin)とは、欧米で噂される妖精、空想の生物。
生まれたのは1900年代初期と新しく、英国の軍人たちの間で噂されたのが始まりとされる。
当時の航空機のパイロットや修理技師が、判別不能の故障や誤動作、緊張による無意識の操作などを「妖精のしわざ」とした。
その結果、航空機の中に入り込んで、パイロットの操縦とは違う動きをさせたり、計器を狂わせたりと悪戯をしでかす「グレムリン」が生まれたのである。
その一方、パイロットが無事に離着陸できるよう集団で手助けするなどの異説もあり、必ずしも邪悪な存在ではない。どちらかというと「厄介なイタズラ者」程度の認識か。
北米では航空機部品の納入に際して、キャンディを一つ同梱するという慣習がある。これはグレムリンへのお供え物で、「どうか悪さをしないでください」というお願いの表れである。
いわゆる「お手伝い妖精」の為にミルクや酒を用意するという風習の一環で、何とも微笑ましい話である。
1984年の米国映画。1990年に続編タイトルが出ている。監督はジョー・ダンテ。
この作品から、日本でもグレムリンという言葉が浸透した。
ニコニコ動画ではこの映画に対して、このタグがつけられる事が多い。
チャイナタウンの骨董店に、息子の為のクリスマスプレゼントを買いに来た発明家のランダル・ペルツァー。そこで彼が見つけたのは世にも奇妙な、しかしかわいらしい生き物「モグワイ」だった。
モグワイは売り物ではないと店主には断られてしまうが、困窮した生活をどうにかしたい店主の孫が密かにモグワイを売り、ランダルはほくほく顔で帰還する。
ランダルからモグワイをプレゼントされた息子・ビリーは大喜び。「ギズモ」と名前をつけて可愛がるが、モグワイを飼うに当たり、3つのルールを守らなければならないと教えられた。
しかし約束は小さな間違いから破られていく。
ビリーがコップをひっくり返し、中身を浴びて苦しむギズモからは5体ものモグワイが生まれてしまった。そのうち一番大きくずるがしこいリーダー「ストライプ」により、時計を壊されている事に気づかないまま、ビリーは真夜中すぎに餌を与えてしまう。この時ギズモだけは怯えて餌に手をつけなかった。
果たして5体のモグワイは繭を経て凶悪な怪物・グレムリンに変身。プールで大量にその数を増やし、クリスマスの街で大暴れし、大惨事になってしまうのだった。
モグワイもグレムリンも、第一の掟である「光」が弱点。それを知ったビリーは仲間や家族、そしてギズモと共に立ち上がり、ストライプ率いるグレムリン軍団に戦いを挑むのであった。
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最終更新:2023/03/21(火) 19:00
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