グロウルとは、デスメタル等の歌唱法の一つ。
よく言われる"デスヴォイス"のことである
グロウルとは、意識的に出す「ダミ声」「悪声」「がなり声」による歌唱。その特徴的な発声方法から濁った声になるため歌詞、特に母音が不明瞭になることがある。
一見喉への負担が強いようにもみえるが、喉を絞るのではなく「喉を開く」ことで吐息成分が非常に多い大声量を出すことができる。
日本ではデスメタルの声という意味でデスヴォイスとよく言われるがこれは日本特有で、英語圏では"グロウル"、"グラント"などと呼ばれる。"death-voice"という表現はされない。
デスメタル、ブラックメタル、グラインドコア、ゴシックメタルなどのジャンルで多用される。
日本のポップスやロックでも限定的に使われ、メタル風の楽曲のほかに、ラップやヒップホップ調の曲にも頻繁にみられる。
一般的にはグロウルを使用して、強い怒りや悲しみなどの感情や、不気味さ、汚さ、痛みや苦しみなどを表す。
ゴアグラインドでは初期カーカスのようなピッチシフターを使った低音グロウルが定着しており、俗に下水道ボイスと呼ばれている。ちなみにこちらはガテラルという。
発声法としては口蓋帆や舌(の後ろ側)、仮声帯などで声道を狭めそれらを振動させたり、嗄声を故意に出して形成されることが多い。
ピッチシフターやエフェクターを使い、雰囲気を増強する場合もある。
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最終更新:2025/02/17(月) 11:00
最終更新:2025/02/17(月) 10:00
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