グローランサーⅤとは、アトラスから発売されたプレイステーション2用ゲームソフトである。略称はGL5、グロラン5など。続編にグローランサーVIがあるため本作には数々の伏線が存在する。
ジャンルはノンストップドラマティックRPG。キャラクターデザインはうるし原智志。画面は全て3Dに変更され、戦闘はシームレスで展開し、非戦闘時同様主人公を直接操作するなど、過去の作品と比べるとアクション性の強いものとなっている。従来と比べてゲームテンポが悪く賛否両論であり、次作で改善された。リングウェポンや魔石(精霊石)などのIV以前のシステムはほぼ全てが廃止され、アビリティツリーという全く新しい成長システムが採用された。今作ではオープニングのみならず、ストーリー上でもアニメーションが挿入される(その影響なのか、本作や次作のOPは作中挿入アニメーションや個別エンディングの切り貼りである)。妖精キャラも引き続き登場し、前作同様育成する事が出来る。今作では妖精のコンテストが開催されており、育てた妖精をエントリーさせることもできる。妖精コンテスト本戦優勝が妖精エンディングの条件になっている。
本作はシリーズでは半ば実験作だったようで、本作で新たに導入された数々のシステムはブラッシュアップされて次作に引き継がれた。
今作のストーリーは複数の章(ロール)に分けられ、それぞれ別のキャラを操作する事となる。主人公であるゼオンシルトはロール5から登場するので、ロール1~4はプロローグ、ロール5が本編となる。他にも特定の条件で発生する短いロールも存在し、本編とのデータのリンクもある。世代を跨いだ物語が本作のテーマであり、過去のキャラクターの信念を受け継いだキャラクター「ジェネレーション」が設定されている。ロール5に登場する主要人物のほとんどはジェネレーションである。
本作の舞台となる大陸には固有名詞がつけられておらず、単に大陸と言われている。大陸の周りを強力な結界でおおわれており、大陸外への移動・連絡手段が一切ない。結界の維持のために大地のエネルギーが使われており、大陸の一部が砂漠化して作物の収穫量が減少するなどの問題が発生している。この結界が存在する理由は本作終盤と続編のVIにて語られる。またVIにて大陸外から、結界により封印された大陸「ゴートランド」の名称で呼ばれていることが判明した。
どの国家にも属さない軍隊で、ロール1のストーリー後にセルディスらによって設立された。武力を用いずに話し合いによる平和を目指して設立された組織で、古代兵器アドモニッシャーによる強力な力で各国の武力行使をけん制している。設立までどの国の領土にもならなかった大陸中心部と、南沿岸部を領地として保有している。政治部、実行部などの部署を持つ。
大陸南東部を領土とする王制国家。強力な軍隊を保有する武力国家である。領土の南部が砂漠化による食糧難に見舞われ始めたため、砂漠化の影響の少ない土地を多く持つ北方の隣国ネイラーンに攻め込んだ。しかしネイラーン侵攻は足掛かりに過ぎず、果てには大陸統一という野望を持っている。ロール1終盤でアドモニッシャーにより軍を焼き払われたため、平和維持軍に対し強い敵意を向けている。王都ガイラナックの周辺地域はそのような国民が多くを占めるが、南部の砂漠の街ザーランバ周辺に住む砂漠の民は他国の人間に対し寛容である。
大陸北東部を領土とする王制国家。肥沃な土地を多く持つため、隣国グランゲイルに攻め込まれた。徹底抗戦を行うものの、ヌナーンなどの都市を占領され最終的には国土を完全に占領下に置かれた。平和維持軍の仲介により自治権は回復したが占領下であることは変わらず、軍を対モンスターの自警団に縮小され、区民は多額の税を課されているため、グランゲイルに対する反感は根強い。現在の代表は王族の生き残りであるヴィットーリオ。
大陸西部にある王制国家で、領土が南北に広がっているため寒冷地やジャングルまで存在する。ロール1終盤のセルディスたちの勧告を聞き入れて軍を引き上げていたため、アドモニッシャーによる被害は受けなかった。国王及びシェリスは平和維持軍の方針に賛同する穏健派だが、国内には平和維持軍に反感を持つタカ派もおり軋轢が生じている。しかし目下の課題として農地の保護とスクリーパーの排除という問題を抱えているため、表立って内紛は発生していない。
大陸南西部にあるアッシュ・ベルド・カーチスの3国家による連合勢力。それぞれ単独では他の大国に物量で押し切られてしまうため、対抗する勢力となるために連合を組んだ。平和議会にはそれぞれの国から代表者が参加している。
掲示板
5 ななしのよっしん
2022/02/18(金) 23:52:52 ID: nY3i+XOwuc
4の頃から開発インタビューで3Dを演出に取り入れたいみたいな事は言ってたけど、まともに3Dで作る予算もノウハウも何もないのに手出しちゃってゲームの3D化黎明期にありがちだった失敗を今更全部やっちゃったみたいな感じ
マッチ棒みたいなキャラポリゴン、3D化に合わせて単なる奇抜な仮装集団と化したキャラデザ、盛り上がりもカタルシスの欠片もない粗とツッコミ所だらけのストーリーとホント何から何まで全部駄目だった
6 削除しました
削除しました ID: Jdir6bv6x7
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7 ななしのよっしん
2022/04/19(火) 00:00:46 ID: dOwulU2mmP
スッピンのメルヴィナはシリーズどころか全ゲームで1番好きなキャラデザなんだけどな。
父親と羽根のマイナスがデカすぎるが。
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最終更新:2024/04/25(木) 08:00
最終更新:2024/04/25(木) 08:00
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