グローランサーⅣとは、アトラスから発売されたプレイステーション2用ゲームソフトである。略称はGL4、グロラン4など。
ジャンルはノンストップ・ドラマチックRPG。キャラクターデザインはうるし原智志。
グローランサーのⅠ~Ⅲまでのシリーズの集大成とされる作品。特にⅤ以降はシステムを大きくリニューアルしたため、本作は初代から築き上げてきたシステムの最終形とされている。フィールドマップや休暇、領地など第1作目と同様のものとなっているが、リング=ウェポンや協力魔法などの戦闘システムが引き続き採用されている他、本作のみ仲間になるパーティーメンバーそれぞれに固有のスキル「リミットアビリティ」が存在する。各キャラクター3つあり、1つは最初から持っており、2つめは最初のアビリティを何度か発動させると習得、3つ目は2つ目を覚えた上で個別イベントやダンジョン、闘技場の賞品として手に入る。先に3つ目の条件を満たした場合でも救済措置は用意されている。
シナリオ戦闘は内容によって3段階で評価され、ミッション内容及び隠された条件を満たした上で勝利した場合は「MISSION COMPLETE」、表向きの勝利条件を満たせた場合は「MISSION CLEAR」、最低限のクリア条件しか満たせなかった場合は「MISSION FAILED」となる。本作のシナリオ戦闘では序盤を除くすべての戦闘にタイムカウンターという事実上の時間制限が設定されており、カウンターが+の状態でクリアすることが「MISSION COMPLETE」の最低条件である。カウンターが最低値の場合は問答無用で「MISSION FAILED」となる。なお「MISSION COMPLETE」を達成できた場合は勝利ボーナスが多く入る他、仲間全員からの好感度が上昇する。
そして今作も主人公がしゃべることはなく、代弁者となる妖精(今作では使い魔)が登場するのだが、本作では3種類の容姿の中から選ぶことができ(そのうち、「D-LM型」とされる使い魔は前作のクリアデータが必要となる)、彼女らを成長させる要素が追加された。その代わり、主人公のパラメーターを決めるキャラメイクが本作品ではなくなってしまっている(Ⅴから再び復活している)。ちなみにⅠ同様に使い魔とEDを迎えることも可能である(そのため、全てのEDを見るには最低でも3周しなければならないが……)。終盤にエンディングを迎えるキャラクターを選択する場面があるため、直前のセーブデータを取っておけば、使い魔以外の複数キャラクターとのエンディングを迎えられ、エンディングを迎えたフラグはクリア時の全てのセーブデータに反映される。
戦闘中のコマンド選択時に使い魔やパーティメンバーのボイスが入るようになった。このボイスも好感度やシナリオによりパターンがあり、最初は事務的に応答するが好感度が高い場合は快く応じてくれる。また悲壮なイベントの直後は好感度に関わらず沈んだボイスが再生されるなど仕込みも細かい。
本作の2週目以降の引継ぎはアイテム、魔石、リング、防具であり、パラメーターや技能習得状況以外のほぼ全ての要素を引き継げる。しかし防具はSTRの制限があるため、装備できる時期が少し早まる程度でしかない。STR制限とは防具に設定されているパラメータで、装備キャラクターのSTR値がこれを下回っているとペナルティとして戦闘中の移動速度と硬直時間に下方修正が入る。ごく少数足りない程度だったらまだ使えるが、ステータスに不釣り合いな防具を装備すると戦闘で全くと言って良いレベルで動けなくなってしまう。
更にⅣ独自のフェイトシステムが有り、特定のキャラクターを救出できたかどうかによって成否が問われ、成功すればその人物が本来たどるべき悲運な運命を、ドールハウスを使用することで垣間見ることが出来る。フェイトの対象にはパーティーメンバーも含まれている。条件次第で仲間になるキャラクターのフェイトを成功させた場合は仲間にしなかった場合の展開をドールハウスで見ることができる。
初代で登場したMYCITYシステムが復活。今作では闘技場やショップも設置することになり、本当にプレイヤーの拠点として機能することになる。各ショップにはそのストーリーの時点で揃えられる最高の品揃えになっているため、遠方に行っているとき以外は補給がここで事足りる程。しかし、各種ショップをMYCITYにオープンさせるためにはそれぞれイベントをこなす必要がある。初代同様に休暇をここで過ごすことも可能で、そのための施設も充実している。美術館や劇場、各国の料理を食べられるレストランもありパーティキャラクターには好みの料理も設定されている。本作の休暇イベントは好感度やエンディングに関わっているのはもちろん、各キャラクターの最強防具やリミットアビリティ入手条件にもなっている。
尚、余談ではあるが前作までの世界とは別次元という設定になっており、この事は後に発売されたファンディスク「グローランサーⅣReturn」で明かされることとなる。なおこちらでは各キャラクターとエンディングを迎えた後の後日談も見ることができる。ただし見ることができるのは、本編でエンディングを迎えたキャラクターに限られる。そのためⅣReturnを堪能するためには本作をやりこんでいる必要がある。のちにHORIから本編の全キャラクターのクリアデータが収録されたメモリーカードが別に発売されている。当然だが後述のリメイク版のクリアデータには対応していないので、オリジナル版のデータが必要になる。
2011年に追加キャラクター、イベントを加えてPSPでのリメイクが決まった。
タイトルは「グローランサーⅣ オーバーリローデッド(グローランサーⅣ オーバーロードから改題)」。2011年8月18日発売。
シリーズも6作を重ねているなか、プロデューサーは初代と本作を特に気に入っていたが、ユーザー間では未だに初代が最高評価であることに悔しさを覚え「初代を超え、シリーズ最高傑作にする」ことを目標に大幅なストーリー分岐の追加や新キャラ投入を行った大規模なリメイク作品。開発初期の副題「オーバーロード」ではその意志が伝わりにくいと考え、「オーバーリローデッド」に改称した。
主な変更点は
余談であるが、新キャラの増加によりただでさえ巨乳キャラが多いIVの女性キャラは更に巨乳化が進行した。
CERO:Bだがキャラデザの人の関係で大変エロスを感じる。
当時、何が起こったのか今となっては誰も知らず、再び復興した世界では時におとぎ話のように『魔法』と『人を罰する天使』の存在が語られることがあった。
しかし、例えどんなに時代が移り変わろうとも、人と人との争いはなくならない。
ノイエヴァール大陸にある4つの国。それぞれの国の思惑が交差し、隣国への侵略行動が起こり始める。
そんな戦乱の世の中、傭兵団の中で育った青年クレヴァニールは、戦場の空高く、6枚の翼を広げた『天使』の姿を目撃する。全てを無に返す強大な力を持った『天使』を……。
本作の舞台はノイエヴァール大陸で、過去作品で登場した大陸・国家とは別の舞台となる。大陸には4か国が存在し、作中で3面戦争が発生する。戦争終結後は各国を州とする連邦国家ノイエヴァールとなった。作中で地名こそ出るものの訪れる機会のない町が多く、マーキュレイ以外の各国は首都に入れない。
CV表記はオリジナル版/リメイク版。1名しかいない場合はリメイクでも続投している。本作は過去作で出演したキャストが再起用されている例が多い。
クレヴァニール、レムス、フレーネ、イライザの4人固定になる期間が長く、しかもパーティバランスも良好なため、他のキャラクターを運用するには工夫と愛が必要になってくる。
掲示板
28 ななしのよっしん
2022/02/12(土) 13:23:21 ID: qnYGbYexcW
4は無印だと救いがない展開多めできつかったけど
リメイクで努力次第で挽回できるってのがいいよね
無条件に救うとご都合とか言われるけどプレイヤーの頑張り次第ってのがプレイしてても楽しいし報われる
追加キャラも元からいたかのように溶け込んでるし
みんな魅力的でハズレキャラがいないのが凄い
1も好きだけど流石に絵が古いしヒロインが好み別れるの多めだから個人的にやっぱり4が最高傑作かな
29 ななしのよっしん
2022/06/16(木) 08:12:02 ID: mDuiQb6cwY
4のロイヤルガードみたいに 滅茶苦茶強くてキャラが立っててもストーリーの邪魔にならない塩梅なのがいい クロイツァー将軍とか、やりすぎなんじゃないの?ってぐらい強くて 普通にやってたらまず死なないような強キャラが暴れると大体ユーザーから嫌われるから
30 ななしのよっしん
2022/06/16(木) 08:17:55 ID: mDuiQb6cwY
あとリローテッドの追加女キャラみんな性的すぎてマジエロゲで出せと思ったわ 9800円で出せ
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 02:00
最終更新:2024/04/25(木) 02:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。