ケケ・ロズベルグ 単語

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ケケロズベルグ

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ケケ・ロズベルグKeijo Erik "Keke" Rosberg, 1948年12月6日 - )とは、フィンランド籍の元レーシングドライバーのことである。

経歴

F1参戦以前

1948年フィンランド人の両のもとスウェーデンで生まれる。

医を営むかたわらラリーカーレーサーとしても活動しており、ラリーの大会の女性クラスでで優勝経験があるレースゆかりのある庭で育つ。

1965年17歳の頃にカートレースに参加し始め、1973年にはスカンジナビアとヨーロッパカート選手権でチャンピオンとなる。

コンピューター技師として生計を立てる一方、フォーミュラ・VeeやフォーミュラスーパーVeeにステップアップし、次第に「フィンランド人初のF1フル参戦ドライバー」になることを標にレーサーに専念するようになっていった。

1975年からはヨーロッパF2選手権に参戦しながら、カナディアン-アメリカン・チャレンジカップ(Can-Am)、フォーミュラアトラティック、フォーミュラ・パシフィック、JAFグランプリなど世界各地の様々なカテゴリレースに参戦した。

F1参戦

1978年、セオドール・レーシングからF1デビュー。決して速いとは言えないマシン非公式レースながらノンタイトル戦で優勝する活躍する活躍を見せるも公式レースでは結果を残せず、その後はATSウルフのシャーシに変更したセオドールATSチームを転々とするもノーポイントに終わる。

1979年、第8戦から引退したジェームズハントに代わりウルフから参戦するも完走1度、ノーポイントに終わる。

1980年、フィッティパルディから参戦。開幕戦アルゼンチンGPで3位入賞で初のポイントと表台を獲得、第12戦イタリアGPで5位入賞とスペックの低いマシンながらも時折る走りを見せた。

1981年、前年以上に戦闘力の落ちたマシンで苦戦、完走わずか3回、ノーポイントに終わってしまう。

1982年引退したアランジョーンズに代わりウィリアムズF1から参戦。開幕戦南アフリカGPで5位入賞と幸先のいいスタートを切ると、第2戦終了後フォークランド紛争の余波でエースカルロスロイテマンがチームを去りエース待遇に。第10戦イギリスGPでは初のポールポジションを獲得し、その他のレースでもコンスタントに表台に立つ走りを見せ着実にポイントを稼ぐと、迎えた第14戦スイスGPで初優勝。この優勝ランキング1位に立つとそのまま首位を譲ることなく最終戦を終え、見事ワールドチャンピオンいた

1983年、ウェットコンディションの第5戦モナコGPでタイヤ戦略がハマり優勝するも、ターボエンジン搭載のマシンに圧倒されるシーズンとなりランキング5位に終わる。

1984年、前年最終戦よりホンダエンジンを獲得して戦闘力が増すかのように思われたが、非常に極端な挙動をする所謂「ドッカンターボ」のエンジンであり、このじゃじゃのようなマシンに悪戦苦闘するものの第9戦アメリカGPで優勝し、マシントラブルリタイアが多かったもののランキング5位と奮闘、ドライビングテクニックの高さを見せつけた。

1985年、前年の苦労が実ったのかエンジンの信頼性・性が向上したマシンで躍動。第6戦アメリカGPで優勝すると、2度のポールポジション、6度のフロントロウ、3度のファステストラップ速さを見せ、中でも第8戦イギリスGPでは1周の速度259キロと17年間破られない最速記録をマークするなどる走りを見せた。最終戦オーストラリアGPでも優勝シーズン2勝、ランキング3位の好成績を残したものの、チームネルソン・ピケ契約。ケケはニキ・ラウダの後任としてマクラーレンへ移籍することとなった。

1986年アラン・プロストとともにNo.1待遇で迎え入れられ、第4戦モナコGPで2位台を獲得するものの、ハイテク化・複雑化の進むF1開発競争により、自分の持ち味を消された事によりモチベーションが低下、シーズン中盤にこのシーズン限りでのF1引退を発表。

終戦では同僚プロストワールドチャンピオン獲得のサポートし、序盤からわざとハイペースで飛ばして撹乱、自らは終盤にリタイアしたものの、チャンピオン獲得の可性の残っているピケやナイジェル・マンセルリタイアに追い込みプロストワールドチャンピオンアシストF1舞台から去った。

F1引退後

F1引退後は5年ほどのブランクを経て、スポーツカー世界選手権(SWC)やドイツツーリングカー選手権DTM)、ル・マン24時間耐久レースなどに参戦。

1995年にはチーム・ロズベルグを設立し、現在DTMに参戦している。

また、若手ドライバーエージェントとしても活動し、ミカ・ハッキネンF1へ送るサポートや、息子ニコ・ロズベルグマネージメントを担当。

ニコ2006年からF1に参戦し、2016年にはワールドチャンピオンを獲得。子二代でF1ワールドチャンピオンとなった。

人物・エピソード

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