ケモノとは、漫画やアニメといった同人業界の用語で、人間の特徴を持った動物のキャラやその属性のことである。ケモノを愛する人はケモナーと呼ばれるが、ケモノキャラをケモナーと誤称するものもいる。
ケモノとは『動物の要素と人間の要素を併せ持つキャラ』の呼称である。しかし、動物と人間の要素を併せ持っていれば全てケモノと呼ばれるかと言うとそうでもなく、動物の要素が強すぎるとただの動物、獣になるし、人間の要素が強すぎるとただの人間になってしまう。
定義域は個人の好みに左右される。獣人とケモノは別モノだといった主張や、ケモナーとファーバートは違うというという声も強い一方、人間の体に動物の顔がついただけのものは認めないという主張、顔を基準に判別する (マズルやケモノ鼻があれば7割方ケモノ) という意見もある。
ゲームイラスト等に多く用いられる独特なデフォルメのイラスト・フィギュア等を「ケモノ」とする考え方もあるが、デフォルメ要素の強いケモノ着ぐるみはケモノとは別物とし、また写実的なものや動物そのものの写真等は「獣」として区別する向きもある。
最小限の共通認識は、マズルがなければケモノとは認められにくい事である。
「ケモノ」の語ではあるが、モチーフは決して陸生哺乳類に限られるわけではなく、爬虫類(トカゲなど)、両生類(ヘビなど)、水棲哺乳類 (イルカ・アザラシなど) や軟骨魚類 (サメ) なども含みうる。
ただしサメは例外的な扱いで、それ以外の魚類はケモノと認識されていない。というかまったく話題にならないのが現実。
「ケモノ」の語に大きな受け皿としての役割を期待する者がいる一方、サブカテゴリの傘下におさまった方が諍いは少ないと考える者も多い。
具体的にはオスケモ、メスケモ、四足といった語がサブカテゴリに用いられる。またキャラの特徴によるカテゴライズとカップリングを区別して分類する考え方も挙げられている。
様々なケモノの容態を書き分けたり並べたりしたモノとして、以下の物がしばしばとりあげられる。
これ以外にもさまざまな振り分けがあるが、それだけで記事ができてしまうので割愛する。
近頃ケモナー界隈の外にケモノジャンルが急速に広まった割には情報源が少ないため、ケモノの語をケモナー界隈の外で使うと情報の伝達に齟齬が発生するかもしれない。
ケモナー界隈ではケモ耳程度のケモ要素では、ケモノタグを付けない風潮がある。
現状では獣耳以外の動物キャラ萌えを指し示す場合大まかに「ケモノ」とするしかなく、ケモ耳やモン娘等にケモノタグを付けると検索妨害になるため。
一方で明らかに (いわゆるケモナー界隈においての) ケモノや獣人に該当するものを獣耳と主張するものも見受けられるという。ニッチながら一部が広大であるジャンルゆえに起きる齟齬なのかもしれない。
ニコニコではケモノというジャンルはあまり流行っていない為、この記事も情報量が少ない。
この記事の掲示板でもpixivの話題の流れになることが稀によくある。
なのでもっと詳しく知りたいという人はpixiv百科事典のケモノ記事等に行く事をオススメする。
ちなみにPixiv投稿時において選択できる作品属性 (タグとは別) において、ケモノは「人間の特徴を持った動物のキャラクター」と定義づけされている。
「ケモノ」の語源は「獣」という単語である。これは四足の野生哺乳類を意味する。その「獣」という漢字は、音読みでは「ジュウ」、訓読みでは「けもの」と読む。この訓読みの「けもの」という言葉は本来「けがはえたもの」、つまり「毛物(けもの)」という意味で使われていた言葉である。
そういうこともあって、「獣」はたいてい体が毛で覆われている。この記事で解説している「ケモノ」も毛で覆われている者が多いのはそのため。
→ニコニコ大百科におけるケモノを参照。
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最終更新:2024/12/30(月) 23:00
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