ケラとは、
である。ここでは1.について記載する。
バッタ目(直翅目)・キリギリス亜目・コオロギ上科・ケラ科(Gryllotalpidae)に分類される昆虫の総称。
コオロギ類の中でも地中での生活に特化したグループとして知られ、主に湿った草原や畑の土の中で暮らしているが、泳ぐのも羽ばたくのも得意。
日本にはその中の一種であるGryllotalpa orientalis Burmeisterが分布し、単にケラと言った時には基本的にこの種を指す。
「オケラ」と呼ばれることも多い。ギャンブルなどで負けて無一文の状態を「オケラになる」という。ケラは前から見ると前足を広げており、降参して手を広げているように見えることからお手上げ状態とかけたとみられる。
ちなみに「虫けら」とはケラだけでなく虫全般を指す言葉である。
寿命は通常二年程で、発生は年一回で初夏から夏。秋までに8回から10回ほどの脱皮を繰り返して羽化し、成虫として土中で越冬して、翌春に目覚めると繁殖活動に入る。
幼虫も成虫も前足がシャベルのようになっている。色は茶色く、幼虫の顔つきはモグラに似ている。
雑食性で、植物の根や種、自分より小さい虫などを食べる。収斂進化の類例に挙がるモグラと同様、よく動き代謝がよいため、結構な大食漢で、水分が得られないと一晩で死んでしまう。
「ビ――」と鳴く。オスのほうが声が大きい。
地中にトンネルを作りながら根を食べるため農家からは害虫と見なされている。特にジャガイモやサツマイモなどはイモの部分が食害されて穴だらけになる。
全国どこでも見られるが、近年は各地で進む都市化による乾燥と水田の減少によって生息数を減らしている。
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最終更新:2025/02/12(水) 07:00
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