ケンとは、アメリカの玩具メーカー・マテル社が販売する着せ替え人形である。
かつて日本では、マテル社がタカラやバンダイと業務提携を結んで販売していたが、現在はマテル社の日本法人マテル・インターナショナルが販売している。
マテル社の着せ替え人形『バービー人形』シリーズの関連商品・キャラクター。バービーのボーイフレンド。アメリカ・ウィスコンシン州のウィローズ(架空の街)出身で、フルネームはケネス・カーソン。名前は、マテル社の創業者であるハンドラー夫妻の息子・ケンから名づけられた。
バービーの発売から2年後の1961年に発売。こちらは手足の関節が曲がらないといった欠点があったが、1977年発売の「スーパースターケン」以降、欠点が解消しているものもある(ただし曲がらないタイプのものも未だ多く販売している)。発売当初はブロンドヘアーの白人男性という設定だったが、時代を経るにつれて様々なバージョンが登場。1981年にはアフロヘアの黒人、2017年には体型・髪型・肌の色が異なる15種類のケンが登場している。
1993年には、「イヤリングマジックケン」が発売。しかし、片耳だけにイヤリングをつける、リングネックレスといった格好が、当時のゲイのファッションに似ていたことから、一時期ゲイの間で「イヤリングマジックケン」がブームとなった。ただ「イヤリングマジックケン」がゲイを揶揄したものではないかとの批判もあり、マテル社が当該商品を自主回収する事態となった。
2004年には、バービーと破局。その後バービーはオーストラリア人サーファーのブレインと付き合っていたが、2011年には無事復縁している。
日本では、映画『トイ・ストーリー3』とその後を描いた短編映画『ハワイアン・バケーション』に登場するものが有名か。ブロンドヘアーでイケメンの、筋肉質な人形。モデルとなったのは、1977年発売の「スーパースターケン」と思われる。声優は、英語版はマイケル・キートン、日本語版は東地宏樹が務める。
『トイ・ストーリー3』では、サニーサイド保育園のリーダー・ロッツォの補佐役を務めていたが、新しく保育園にやってきたバービーに一目ぼれ。ロッツォ失脚後は、保育園のリーダー的役割を担っている。『ハワイアン・バケーション』では、ハワイ旅行に行けなかったケンとバービーに対し、ほかのおもちゃたちがハワイ旅行を演出しようとする様子が描かれている。
映画やテレビなど数多くのメディア作品があるが、直近の日本語訳作品では島崎信長がケンの声優を務めていることが多い(『バービー ドリームハウスアドベンチャー』、YouTubeの動画など)。
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最終更新:2024/04/25(木) 22:00
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