ケン・リュウ

ケン・リュウとは、アメリカ合衆国のSF小説家・翻訳家・プログラマー・弁護士である。

経歴

1976年、中華人民共和国甘粛省に生まれる。11歳の時にアメリカに移住。ハーバード大学卒業後、ハーバード・ロー・スクールに通い弁護士資格を取得。

2002年、短編『カルタゴの薔薇』でデビュー。

2011年には短編『紙の動物園』を発表し、ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞の三冠を受賞するという栄誉を達成した。翌年には短編『もののあはれ』で再びヒューゴー賞を受賞。

2016年には、『紙の動物園』所収の「良い狩りを」で星雲賞海外短編部門を受賞。本短編は、ティム・ミラーとデヴィッド・フィンチャーが製作総指揮を執ったNetflixオリジナル短編アニメーションシリーズ『ラブ、デス&ロボット』で映像化されている。

2017年には、『スター・ウォーズ』のルーク・スカイウォーカーの伝説を描いた『The Legends of Luke Skywalker』を出版。

2019年、『生まれ変わり』所収の三部作「神々は鎖に繋がれてはいない」「神々は殺されはしない」「神々は犬死にはしない」がアニメ化されることが発表された。
また、映画『メッセージ』のスタッフによって「The Message」（未訳）が映画化されることが発表された。

2020年、『生まれ変わり』所収の「隠娘（いんじょう）」がFilmnationによりドラマ化されることが発表された。

『もののあはれ』所収の「円弧（アーク）」を原作とした映画『Arc アーク』（監督：石川慶、主演：芳根京子）が2021年6月25日に公開予定。

翻訳家として、中国SFを英訳する活動を精力的に行っている。氏が英訳した劉慈欣作『三体』は英語圏でベストセラーとなった。なお、『三体』は『ゲーム・オブ・スローンズ』のスタッフ陣によってNetflixでドラマシリーズ化されることが決定しているが、氏は製作総指揮に原作者とともに名を連ねている。

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関連項目

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