ビーストキングダムを統べる獣人王の息子。
獣人と人間の二つの血を引いており、人間の母親は、ケヴィンが幼いころにビーストキングダムを去っている。
人嫌いでしゃべるのが苦手なため、人に誤解されやすい性格。
父親から後継者として、冷酷非情な戦闘マシーンになるように鍛え上げられているが、ちびウルフ・カールとの出会いでやさしさと愛という感情に目覚め始めた。
『聖剣伝説3』及び同作のリメイク版『TRIALS of MANA(ToM)』の、6人の主人公のうちの一人。
いつも夜のまま朝が来ない、月夜の森の奥にある獣人の王国「ビーストキングダム」の獣人(ウェアウルフ)。6人の主人公の中ではシャルロットに並ぶ最年少。
獣人の父と人間の母の間に生まれたハーフで、父はビーストキングダムを治める獣人王。母親は彼が生まれてすぐ王国を追われたため母の顔を知らず、それが理由で親子関係は冷たい。
幼い頃から獣人王の後継者として鍛えられた事もあり、高い戦闘能力を持つが、ケヴィン自身は争いごとを好まず、月夜の森で出会ったちびウルフのカールと心を通わせ、今ではカールこそが心を通じ合える唯一の親友となり、毎夜のように森でカールと遊んでいる。
だがある時死を喰らう男が獣人王の元へ訪れ、獣人王は彼の使う幻術に目を付けカールを狂暴化させるよう命ずる。親友と戦いたくないケヴィンはカールに必死に呼び掛けるが攻撃をやめず、傷を負わされ獣人の血が目覚め始めたケヴィンはウェアウルフへと変身、カールを殺してしまい、人間の姿に戻るとカールを抱きかかえながら慟哭するのだった。
失意のままビーストキングダムに戻るが、ここで獣人王と死を喰らう男の会話を偶然聞いたケヴィンは彼らがカールを操っていたことを知り怒りが爆発、獣人王に挑みかかるがあっさり返り討ちにあい、一撃で城外へと吹き飛ばされてしまう。
その後森を歩いていると死を喰らう男が現れ、彼の口先三寸で「光の司祭であればカールを蘇らせてくれるかもしれません?」と教えられ、藁にもすがる思いでケヴィンは聖都ウェンデルを目指して遠泳を始めた。
他の主人公たちが港町ジャドを目指して船出する中で、船に乗らずに海を泳いで渡るのはケヴィンのみである。特に『ToM』では見事なクロールで泳ぐ姿も描かれ、近くの船の船乗りが驚いている。
後述するように性格こそ年相応なケヴィンだが、獣人王の一人息子として獣人たちには一目置かれており、ケヴィンが主人公としてジャドへ到着した時のみ街の獣人たちに話しかけると驚かれたのち「獣人王の密命を受けてきたのか?わかった、何も言うな」と勝手に解釈され、隊長のルガーと話すと勝手に物陰まで逃げ出し、「誰だ?後ろ姿がケヴィンに似ていたが…」と呟くだけで追うのをやめるなど、独自の会話イベントが見られる。
ほか、ケヴィンをパーティの3人目にするとジャドの地下牢で脱出する際に、見張りの獣人に対して自身が獣人王の後継者である事を強調し獣人を脅して牢を開けさせる一面も見せた。(ちなみにこの時、地下牢の見張りを務める獣人の名前がわかるのはケヴィンの時だけ。)
一人称は「オイラ」で、心優しく純粋な性格だが、母親の愛情を知らずに育ったうえ父からも突き放され育ったせいか、コミュニケーションが下手で誤解されやすい。
また森育ちの野生児であるゆえか他の主人公と違い世間知らずな部分も多く、特に『ToM』では街で自由行動の際に街の文化や食生活に関心を示す発言が多いなど、年相応に無邪気な面も見えたり、所持金が貯まってくると「お金使うのが苦手」と、他の主人公と違い決まった使い道が思いつかない。思う存分食べまくろうぜ?
食い意地も張っているようで「ここは食べ物がうまい、この街気に入った!」「あれ食えるのか?」と尋ねてきたり事あるごとに空腹を訴える。
幽霊船に乗ってしまった時も「こんな事なら泳いでいけばよかった」と呟くなど、他の主人公たちとはどこかズレているさまがより強調されるようになった。
ちなみに、彼の旅立ちの切っ掛けとなったカールの死だが、実はそもそもカールは死んでおらず、死を喰らう男の幻術で仮死状態だったカールをよく確かめもせず(気が動転している状態だろうから無理もないが)埋葬してしまい、本当に生命の危機に陥ったところを後で獣人王が掘り起こし、救っている。
言わば壮絶なる勘違いだったのだが、この一件が切っ掛けでケヴィンは獣人王との和解を果たしている。
一言で言えばデュランに並ぶ肉弾戦特化の脳筋と言ったところで、体力と攻撃力に優れるのが特徴。
SFC版ではちからこそデュランにやや劣るが、ホークアイと同じく通常攻撃が2回攻撃なので手数が多いうえに必殺技ゲージも溜まりやすい。またケヴィンにしかない特徴として「夜になると狼へ変身し戦闘能力が上がる」というものがあり、夜の時間に戦えば他のパーティキャラを凌ぐ屈指のアタッカーとなり得る。実際トンデモなく強く、一部ではバランスブレイカーの呼び声も高い。
クラスチェンジを進めれば必殺技(投げ技)や補助スキルも習得し、ますます攻撃的になる。それはもう格闘ゲームにも出演できそうなくらいに。
上記の通りSFC版では肉弾戦が強すぎたためか、『ToM』では性能が変わり、力が6人中トップクラスである反面防御力が低く打たれ弱いキャラへと調整された。攻撃力は高いもののリーチは短く、強攻撃も隙が大きい為、何も考えずに敵陣へ飛び込むとすぐピンチに陥ったり突然HPがゼロになってた、などという事も稀によくあるので敵の動きをよく見て的確にかわし、攻撃を当てていく必要がある。アクションゲームが得意なプレイヤー向けのキャラ。
ケヴィンが心置きなく前線で暴れまくれるよう、回復やバフによる後方支援の担当キャラを一緒にパーティへ編成するとより輝くだろう。セイバー魔法で敵の弱点を突きながら殴り続ければボス敵すら秒殺してしまうほどに圧倒的。
無論だが、獣人化する事で戦闘力を最大限に発揮できるのでダンジョン突入やボス戦は夜に挑むのが定石。夢見草のストックも欠かさないよう、夢見草をドロップするモンスターを積極的に狩ったりアイテムの種を活用しよう。『ToM』ではサボテン君を集めれば、ブラックマーケットでも夢見草を購入可能になる。
防御力こそ低いが攻撃力は全キャラ中トップクラスに高い上、ケヴィンがいるパーティでのみ得られるアビリティ「獣の咆哮」が最終決戦まで使い続けられる優秀な性能ゆえ、低レベルクリアやRTAではケヴィンをパーティに採用するプレイヤーも多い。もちろん、レベルを上げまくって進めながら屈強なボス敵を瞬殺し「俺TUEEEE!」を満喫しながら進めるのも楽しい。
最初のクラス。クラス名の「グラップラー」とは当該記事にもあるように総合格闘技の試合で主に投げ技、寝技、関節技、絞め技などの組み技(グラップリング)を得意とする格闘家の事だが、ゲーム中でクラス1時点ではまだ投げ技は使用しないので「グラップラー刃牙」の漫画のタイトルと同様に「総合格闘家(トータルファイター)」という意味合いで用いているものと思われる。
『ToM』ではクラス1の時点でも、「撃破SP+」「ペイバック」などSPをリカバリーするアビリティが豊富なので必殺技を撃ちまくれるのが強み。「ラッキーレジスト」があれば戦闘中仰け反りにくくなり、「火事場の馬鹿力」でHPが30%を下回ると攻撃力が増加するなど、どれもラストまで使い続けられる性能を持つ。
必殺技は、パンチとキックのコンボで敵を連続攻撃する「夢想阿修羅拳」。ホークアイの背面斬りと同じく、攻撃判定が2回発生するので使い勝手が良く、クラス2以降も使い続けられる。SFC版ではカウンターを使う敵が相手の時はこれを連発した方が倒しやすい場面も多く、獣人化してムーンセイバーをかけながらこの必殺技を撃てばHP回復量が3桁に達する事もよくある。
『ToM』ではジャンプして敵の元へ間合いを素早く詰めながら、踵落とし、右パンチ、左アッパーカットの3連撃を叩き込む技へ変化。技名の如く阿修羅の顔の数と同じで3回攻撃する技になった。こちらでも使い勝手の良さは変わらず、敵の攻撃を回避しながら反撃する際にも使える。
SFC版では6人の主人公のうちクラス2から習得する必殺技がケヴィンのみ、通常の必殺技と投げ技の2種類が存在する。どちらを使うかを戦闘中プレイヤーが選択する事はできないが、ボスモンスターなど等身大ではない敵には投げ技を使わない。
だが思い通りの必殺技が撃てず、全体攻撃を撃ちたいのに単体がけの投げ技になってしまうことも多いなど、どちらかと言えば足を引っ張る事の方が多い。敵との距離によってどちらの技が出るかが選択されるので、それさえ掴めば自分で調整する事はある程度できる。
精神の鍛錬を重んじ、なるべく血の流れない戦いをする格闘家。
クラス名の「モンク(monk)」とは、世俗を離れて生活する修道士・修行僧の事を指す。
回復魔法ヒールライトと、敵の人体急所を突いて即死させる自身のツボを突いて攻撃力を上昇する「秘孔」を習得できるのが特徴で、火力こそ闇クラスに劣るがアタッカーのみならずヒーラー・バッファーにもなれるのがケヴィンの光クラスの特徴。クラス2の時点では回復量はそこまで多くないのでオマケ程度だが。
『ToM』ではバトル中味方が戦闘不能になると攻撃力にバフ効果が掛かる「激昂」のスキルを得る。ヒールライトと秘孔を使えるのも同様。
必殺技は竜巻のように大きく回転しながら連続回し蹴りで敵全体を攻撃する「旋風脚」。デュランの旋風剣と見た目も用法もほぼ同じで、竜巻旋風脚の如く大回転する。投げ技は背負い投げをかまし敵を投げ飛ばす「トルネードスロー」。本作で何気に、アクション時にケヴィンがジャンプせず地上で投げる技はこれのみである。
『ToM』では竜巻旋風脚からテュホン・レイジのように回し蹴りの風圧で前方へ巨大なつむじ風を発生させ広範囲を巻き込み連続攻撃する技へと変化した。こちらもデュランの旋風剣と同様で、並の敵ならアーマーごと剥がして倒したりと大勢のザコ敵を文字通り蹴散らすのに最適。よろけにくい敵が相手でも、射程外へ逃げられる事もほとんどない。なお敵の飛び道具は無効化・反射できない。
戦いの為だけに己の肉体を鍛え上げる格闘家。爪を使い、敵を引き裂くような闘い方を好む。
なおクラス名の「バシュカー」とは「バーサーカー(狂戦士)」の別名。
光クラス以上に火力に特化しているのがケヴィンの闇クラスの特徴。クラス1に続いて魔法やスキルを何も習得しないので、ひたすら前線で敵を殴るのが仕事。ケヴィンをどちらへ進めるか迷ったらひとまずこちらを選ぶ、というプレイヤーも少なくない。
『ToM』ではHP50%以下の時、攻撃力を15%アップさせる「反逆」のスキルを得る。上級者向けの戦法だがHPを30%以下にして火事場の馬鹿力と併用して攻撃力を常時30%強化させる、という用法もある。
自分を狙っていない敵への攻撃力が増加する「不意打ちⅡ」は挑発が使えるデュランと相性が良く、「サイレンス」「撃破ヒール」「ペイバックⅡ」など他にも殴り合いが面白くなるアビリティも揃っている。敵が仰け反りやすくなる「ハードアタック」があれば、積極的に攻撃した方が結果として安全、というケースも。
必殺技は、敵単体へとパンチ連打を叩き込み最後にサマーソルトキックで蹴り飛ばす「真空水月斬」。投げ技は敵を抱えながら空高くジャンプして、上空から敵を地上へ投げ落とし叩きつける「バスタードスラム」。
『ToM』でも単体技であり性能も同様だが、技を浴びせている途中は敵の動きがロックされるので他の味方が追撃する事もできる。敵モンスターからもブラックファングやルガーなど、様々な獣人が使用してくる。
SFC版、及び『ToM』6章までにおける最終クラス。クラス3になるにはレベルを38以上にすることに加えて、クラスチェンジに必要なアイテムとして「???の種」から入手できるアイテムが必須となる。
なお、ケヴィンのクラスチェンジアイテムはすべて「狼の魂」という名前だが、これは獣人の技法を封じ込めた水晶球であるらしい。
『ToM』ではクラス3になると弱攻撃4回の後に強攻撃を入力する5連撃目が解禁されるが、このコンボがパンチの5連撃を浴びせるという性能であり一層攻撃的になった。
クラスチェンジには「金狼の魂」が必要。
公式攻略本曰く、心技体すべてが調和した聖なる力を拳に宿す闘聖。公式イラストのゴッドハンドはなぜか、デルヴィッシュ専用の朱雀の道着を身にまとっている。
味方1人の必殺技ゲージを瞬時に最大にする「オーラウェイブ」を習得し、必殺技を撃ちまくれるようになる。全体攻撃の必殺技を使う仲間キャラに使うとかなり強力だが、カウンター持ちの敵やボスには注意。『ToM』ではバトル中、5秒毎にSPを4%増加する「闘気」のスキルを得る。「オーラウェイブ」の効果もSP獲得量増加の効果を付与する内容に変更されたが、先述の闘気の上位版と言える性能を持つ「瞑想」を筆頭に、「アップSP」「リバイバル」などのアビリティも得られるので必殺技の回転率の高さは随一。「一撃必殺」も装備すれば必殺技の威力も強化されるが、これはHPが100%の時に効果を発揮するので火事場の馬鹿力と併用ができない点には注意が必要。
必殺技は巨大なエネルギー弾を敵全体へ投げつける「白虎衝撃波」。投げ技は、敵を頭上へ抱え上げジャンプし錐もみ回転しながら共に地上へ落下する「スターダストボム」。
SFC版では技の演出が、風の神獣ダンガードが使用する技「サンダーボール」と全く同じなのが悲しいが、オーラウェイブのお陰で戦闘中に何度も連発できるのは強い。
『ToM』では目の前に巨大な気の弾を作り上げ、前方へ発射する技になっている。「覇王翔吼拳」を使わざるを得ない
クラスチェンジには「銀狼の魂」が必要。
公式攻略本曰く、鍛え上げられた精神力をもって技を繰り出す闘僧。『ToM』では衣装も、中華服を思わせる服装になっている。心じゃよッ!
ヒールライトが全体にかけられるようになり、さらにリーフセイバーも習得可能なので仲間のHPやMPを回復しながら暴れられるバーサクヒーラーと化す。パーティにシャルロットもデュランもいないならばこのクラスも活躍できるだろう。
『ToM』の場合は数百メートル四方に展開した大勢のザコ敵の群れを全員一瞬で卒倒させる必殺技発動時に状態異常やデバフ効果を解除する「覇気」のスキルを得る。美獣に勝利して得られる「アンリッシュ」のアビリティを常時装備しているに等しいので、デバフや状態異常攻撃にも強い。
「受け流しⅡ」「撃破ヒールⅡ」など、防御系のアビリティも揃っているので回復やサポートに長けた性能。さらにリーフセイバーと合わせて「アタックセイバーⅡ」のアビリティを習得できるため秘孔と組み合わせれば攻撃力も増強できる。
必殺技は、2人に分身して敵の左右からパンチとキックの乱舞を叩き込む「玄武百烈脚」。何気にケヴィンのクラス3必殺技で唯一の単体技だが、純粋に格闘技という感じがある見た目である。投げ技は敵を抱えてジャンプし、バレーボールのスパイクの如く敵を地面へ叩きつける「ブローインパクト」。
『ToM』でも同じく両側から無数に蹴りを浴びせる技で、真空水月斬と同様で敵の動きがロックされる。モンスターのシルバーウルフや獣人王も使用。
クラスチェンジには「魔狼の魂」が必要。
公式攻略本曰く、感情を捨て、禁欲的に修行を積む事で戦いの真髄を見出した格闘家。名前はイスラム神秘主義の修行僧・ダルヴィーシュからと言われる。
ムーンセイバーを習得できるので、攻撃しながら回復する戦闘スタイルをとる事が可能。
『ToM』ではバトル開始から10秒間無敵になる(=ダメージを受けない)、「烈火」のスキルを得る。防御が弱いケヴィンにとっては願ってもないスキルで、10秒間ダメージを受けないのでダメージを気にせず敵陣へ斬り込めるほか、バトル開始前に予めHPを30%以下に調整して「火事場の馬鹿力」を装備し暴れまくる、という使い方も可能。
HPが30%以下になれば攻撃力・防御力・魔法防御を10%強化する「逆境」、全てのデバフ効果を無効化する「ダウン無効」などのアビリティが揃い、万全な戦い方が実現できる。
必殺技は、狼の咆哮と共に強力なオーラを敵全体にぶつける「朱雀飛天の舞」。月読みの塔でブラッディウルフが使うこれに泣かされたプレイヤーは多いはず。投げ技は、敵を掴みながらを空中に飛び上がり、そのままバックドロップのように地面へ叩きつける「ベリィトゥバック」。
『ToM』では炎を纏った闘気を大爆発させ、広範囲にダメージを与える技へと変更になっているが、多くの敵や部位を巻き込んで攻撃できる強力な技である点は変わらない。技の見た目は炎だが、火属性は関係ない。
なおルガーや獣人王が使ってくる場合は朱雀の如く上空へ飛び、ターゲットの頭上から急降下して着地点を中心に巨大な闘気の爆炎を発生させる技となっているので、狙われたら走り回り、攻撃範囲を示すAoEの動きが止まったら回避行動をとって避けよう。
なお、魔狼の魂はアイテムとして使うと味方全体にムーンセイバーをかける効果を発揮するので、ボス戦では大いに役に立つ。(月属性が効かないゼーブル・ファーやラスボスの一部のバリアチェンジ状態には無意味だが)
クラスチェンジには「死狼の魂」が必要。
公式攻略本曰く、誰にも負けない桁外れの力を手に入れる為に心を邪悪に染めた格闘家。公式のイラストも、最強装備スカルディセクトを装備したケヴィンのドヤ顔に定評があり、殺意に満ちた眼光と主人公が絶対やらなさそうな邪悪な笑みを浮かべるさまは、闇に堕ちた戦士たる風格が漂う。
デルヴィッシュ以上に格闘戦の能力がさらに強化され「攻撃こそ最大の防御」「殺られる前に殺る」を地で行く、4クラスどころか全キャラでもトップクラスの脳筋バカとなる。
またエナジーボールを習得するが、SFC版の場合バグによりクリティカルヒットの概念が存在しないので使用しても意味がなく、実質的に死にスキル。
『ToM』ではHPが30%以下になると、攻撃力・防御力を10%アップする「逆鱗」のスキルを得る。上述のバシュカーの「反逆」や火事場の馬鹿力の効果が乗ると凄まじい攻撃力となる上、HPが30%以下の敵に与えるダメージが30%増加する「フィニッシュブロー」も習得すればボス敵でも最後のダメ押しになる。「クリティカルアップ」は先述のデルヴィッシュも習得可能だが、エナジーボールと併用できるデスハンドの方が有用。「状態異常特効Ⅲ」はバシュカーで習得できる「サイレンス」と併用するか、敵に状態異常を与えるスキルを使える仲間(ホークアイ、リースなど)が一緒だと強い。
総じて、攻撃力やクリティカル率を上げて今まで通り何も考えず殴るだけなので他のキャラのクラス3と違いプレイヤーが頭をひねる必要もなく戦闘スタイルがシンプル、という魅力がある。
必殺技は、空気と共に周辺の全てを切り裂く「青龍殺陣拳」。モンスターのウルフデビルやルガーも使用するが、シャキーン!の一声と共にゲーム画面が分割されるさまは簡素ながらかなりのインパクトがある。投げ技は、敵を抱えながらジャンプして、足で敵を掴みながらスクリューパイルドライバーの如くきり揉み回転し地面に脳天から叩きつける「デッドクラッシュ」。
『ToM』では自身の周辺に電撃を帯びた闘気を大爆発させ、広範囲にダメージを与える技になっている。技の途中に落雷が落ちる演出もあるが、攻撃範囲の広さや多段ヒットする仕様も上記の「朱雀飛天の舞」と同じ。
敵が使ってくる場合は、技の発生が早いので技名のテロップが表示されたらすぐに敵から離れよう。
ちなみに技名の「殺陣」という漢字は「たて」と読むが、技名は「せいりゅうさつじんけん」と読むらしい。
『ToM』から追加された、ゲームをクリア後の7章から開放される新クラス。ケヴィンに課せられた試練をクリアして獣人の長たる資格を得る事で入手できるアイテム「本能のオーブ」を使用して、下記のクラスへとクラスチェンジが可能となる。
ケヴィンの最終光クラス。攻守共に隙が無い万能型な性能を持つ。
タメ攻撃チャージ中に仰け反らなくなり、被ダメージを20%ダウンする「金剛」のスキルを得る。このおかげでアーマー持ちの敵や、当たると確実に吹き飛ばされる攻撃を使う敵(特に両方の性能を持つギガクロウラー、ゴールドユニコなど)を楽に倒せるようになる。
「受け流しⅢ」を習得すれば60%の確率で被ダメージが半減するのでケヴィンの低防御力をカバーできる為、優先的に習得したい。「一撃必殺Ⅱ」はゴッドハンド経由で、「ヒールSPⅢ」と「キュアヒール」はウォーリアモンク経由でクラス4になった場合に有用である。
必殺技は、敵単体にパンチやキックの乱舞を浴びせ、敵の頭上からロードローラー大岩を落とし、最後に敵を岩の上から大岩ごと粉砕する「麒麟剛砕拳」。単体技だが大岩にもダメージ判定があり、周辺の敵を巻き込む事もできる。
ケヴィンの最終闇クラス。
火力やクリティカル率を底上げするスキルがさらに追加され、アタッカーとしての能力を極限まで強化されたケヴィンのもう一つの完成型。全キャラ中で最強クラスの攻撃力をアビリティで補助し暴れ回る。
通常攻撃がヒットするたびに攻撃力を3%アップさせる「羅刹」のスキルを得る(最大30%)。仲間キャラのAI操作よりもプレイヤーが直接操作する事で輝く性能である。
「フィニッシュブローⅡ」は効果が30%→45%へ強化されているのでぜひとも習得したい。デルヴィッシュ経由でクラス4になれば防御を固めながら戦える利点があるのだが、「クリティカルダメージII」はデスハンド経由した場合に特に相性が良い為どちらからクラス4へ進んでも強い。
必殺技は、極限まで溜めた闘気をかめはめ波のように前方へ放出し広範囲に大ダメージを与える「黄龍咆哮波」。凄まじい威力を誇り、敵を貫通して当たるので多くの敵や部位を巻き込めるが、横の攻撃範囲(幅)は若干狭いので動き回る敵が相手だと避けられてしまうこともままあるのが難点。
ケヴィンの父にして、月夜の森の獣人たちをまとめ上げる獣人の長。CVは三宅健太。
一代でビーストキングダムを建国するほどの行動力もある。
突如王国を訪れた死を喰らう男と手を組み、人間界への侵略を宣言する。
のだが、侵略の表向きの理由を「人間達への復讐」としているが、実際には人間から迫害されて以来の獣人達があまりに情けないと嘆き、ビーストキングダムを作り人間たちへの復讐という題目も彼らにやる気と希望を与えるための口実に過ぎなかった。
獣人王自身は人間達への憎しみもなければ、世界の異変などに対しても一切の興味を抱いておらずマナの剣にも関心がない。また、ケヴィンの母がいないのはビーストキングダムを去ったのではなくケヴィンが幼い頃に病で死別したのであり、それをあえてケヴィンに隠すことで自分に対する憎しみをケヴィンに植え込ませ、怒りや憎しみによってさらなる力を引き出させる事で彼を強く育てようとした。
実はケヴィンのために裏で様々苦労を重ねている、本作でも屈指の苦労人。作中だけでも、
など、無想転生を会得できそうなほどに幾多の悲しみを背負う人生を送っている。
上記の話を聞いてゲームをクリアすると、ケヴィンのエンディングが変化する。
(『ToM』ではここで、カールからリンクアビリティも入手できる)
『ToM』では7章まで進めると、クラス4に必要な本能のオーブを探すケヴィンに「オーブが欲しければ獣人王たる力を示せ」とケヴィンに試練を与え、獣人王と戦う事ができるイベントが始まる。どう考えてもED前にやるイベントじゃない。
ビーストキングダムの獣人兵。人間討伐隊の隊長に任命されるほどの手練れ。CVは内野孝聡。
獣人王を敬服する一方で、後継者と目されながら争いごとを嫌い獣人王に教わった格闘技を無駄にするケヴィンに対抗心を燃やしている。
人間討伐隊を率いてジャドを占拠し、続いて湖畔の村アストリアを焼き滅ぼすも、ウェンデルへの侵攻が失敗に終わりビーストキングダムへ帰還していた。
やがて月のマナストーンを探しに月夜の森へやってきたパーティと対決するが、SFC版ではカウンター型の行動パターンによって強力な必殺技を次々繰り出すのでビルとベンに並ぶ難関ボスとして名高い反面、戦闘前に「必殺技を使わない」設定にしておけば見た目こそ地味だが殆ど被害を受けずに倒せてしまう。
『ToM』ではカウンターも廃止されている代わりに「カウンター」を技として使用、反撃体勢中に攻撃すると即座にパワーゲイザーらしき技で反撃してくるので注意。ケヴィンがいるパーティでルガーに勝利すると前述の通り、ボスへの与ダメージが10%増加するアビリティ「獣の咆哮」を入手できる。
掲示板
16 ななしのよっしん
2022/06/25(土) 16:41:37 ID: XqHpPF/KT1
むかつくからルガーにトドメ刺してほしかった
17 ななしのよっしん
2022/06/26(日) 07:05:11 ID: Kv4f8BHzj4
べつに最強ってわけでもないけどな
対ボス性能は最強だけど道中はそこまででもない
18 ななしのよっしん
2023/01/05(木) 14:06:39 ID: q2YgzxEhe0
>>12
乱入してきたのはその3人の組み合わせが
「序盤が楽に進められる武器重視パーティー」と紹介されていたNTT出版の攻略本のネタなのだろうか?
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/20(土) 05:00
最終更新:2024/04/20(土) 05:00
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