コンゴウインコとは、オウム目インコ科コンゴウインコ属のインコ、もしくは、コンゴウインコ属を含む6属の新世界インコ(中南米に生息するインコ)の総称である。ここでは、種としてのコンゴウインコについて解説する。
体長81~96cm、体重はおよそ1kgにもなる巨大なインコである。体長の大半は、総称の方のコンゴウインコに典型的な先細りの尖った尾が占めている。羽毛はきれいな深紅だが尻と尾筒の羽根はライトブルー、覆い羽根は黄色、風切り羽根の上面と尾羽根の修端部はダークブルー。とにかく色鮮やかで赤いインコである。ステレオタイプの海賊船長が飼っていそうな、色鮮やかなオウムやインコといえば分かりやすいだろう。別名、アカコンゴウインコとも呼ばれる。
メキシコ最東部からアマゾン川流域の高度500m以下の湿潤な熱帯雨林に生息している。ピッチの低いしわがれた大きな叫び声、キーキー、ギャーギャーというようなけたたましい悲鳴を上げる。この叫び声は数マイルも彼方に届くくらいにやかましい。
主に果実や種子を食べる。また、果実や種子に含まれている毒の解毒のため、粘土や土、泥などを摂取することもある。飼育下では、リンゴやバナナ、ナッツなどを好んで食べる。また、花の蜜や花粉も食べる。
名称や姿などはポピュラーであるが、その大きさや声のやかましさ、要求されるものなどが多く、ペットとして飼育するのはかなり困難を伴う。まず、この体長でも余裕がある飼育場所が必要なのと、インコが壊さないくらいに丈夫な籠が必要である。さらには、週に一回は飼育している籠やケージを消毒清掃して清潔に保たなければいけない。暖かいところに生息している鳥なので、寒さは苦手としている。水浴びも好きなのでちゃんと水浴びができるようにする、人見知りであるがちゃんと人と触れ合わせる必要がある、クチバシが長くなり過ぎないように注意を払う、人間の方が先に亡くなることもあるくらいに寿命が長いなど、とにかく飼育するハードルが高い鳥である。もちろん、飼育する前段階の、入手の難易度もかなり高い。
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最終更新:2025/01/16(木) 00:00
最終更新:2025/01/15(水) 23:00
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