コンパチブルカイザーとは、バンプレスト作品に登場する機動兵器である。
初出は「ザ・グレイトバトルⅣ」。後に「スーパーロボット大戦OG外伝」(以下、スパロボOGと記載)でも登場する。
以下に、作品ごとに記述。
ほぼ全ての登場作品で共通して、作品中では主に「コンパチカイザー」「カイザー」「ロボ」と呼ばれている。
でもたまには本名で呼んであげよう。
記念すべきデビュー作品。キサブロー博士によって開発された巨大ロボット。
本作では名称が「コンパチカイザー」で一貫されている。
ゲーム中の要所ごとに用意されている、巨大ロボットによるボス戦が繰り広げられる際にプレイヤーが操縦する。
機体のデザインはロア共々、Mがんぢーが担当。
V2ガンダム、仮面ライダーZO、ウルトラマンパワード、そしてファイター・ロアの4人がそれぞれ搭乗するカイザー・マシーンが4機全て合体する事で完成するロボットである。最初に登場する敵のスキャナーでコンパチカイザーを分析した結果によれば、敵の巨大メカ達に引けを取らない高出力を誇るメカであるらしい。
しかしいざボス戦では、搭載機能や必殺武器を使用するには格闘ゲームさながらのコマンド入力が必要不可欠であるため、格闘ゲームが苦手なプレイヤーは大半の機能が封印された状態で戦わなければならなかった(または、格闘ゲームが得意な友人や兄弟に代行してもらっていた)、というケースもザラであった。
最終決戦ではバトルフォースと共に悪の根源・皇帝オーバーロードを倒すも、オーバーロードが散り際に放った巨大ミサイルを食い止めるためバトルフォースがミサイルめがけて飛び立った折にカイザー自身が自律意識に目覚めると、バトルフォースにメッセージを託した後にロア達を自らのコックピットから強制脱出させ、コンパチワールドと自身の「仲間達」を救うために単身ミサイルと共に爆発、壮絶な最後を遂げた。
ロボット作品の王道を地で行く展開に、子供から大人まで多くのプレイヤーがカイザーの最期を悼んだという・・・
(一説では、後述するスパロボOGの世界へ転移してきたコンパチカイザーはこの世界からやってきたコンパチカイザーなのではないか、とも言われるが、真偽は不明。もっとも、スパロボOGにおけるロアの台詞を見る限り、同一の存在である可能性は薄いと思われるが)
以下に、コンパチブルカイザーの搭載機能などについて解説。特に必殺技を発動の際はエネルギーが消費され、エネルギーが枯渇すると必殺技が使えないので使いどころはよく見極めよう。(防御技はエネルギーを使用しない)
後述の「スパロボOG」にも搭載武器として登場する。(一部、形式が変わるものもあるが)
また、ゲーム発売当時は攻略サイトなどあろう筈もなく、コンパチカイザーの必殺技コマンドを知る手段が専ら取説などに頼らざるを得なかったという事も多かった。なので、ここではそれらについても記載する。
コマンドの表示はテンキー表記で記載。見方が解らないという人はこちらを参照→「テンキー(格ゲー用語辞典)」
ザ・グレイトバトルⅣへの出演から長い年月が経ち、ロアやダークブレイン共々まさかの登場を果たす。
「スパロボOG」ではOG2.5のストーリーで第1話目から登場するが、スポット参戦で終わるのが悲しいところ。本格的な参戦は「スパロボOG外伝」からとなる。
こちらの作品では、戦士ロアが宿敵・ダークブレインとの戦いで使用していた機動兵器であるが、戦いの果てに大破してしまい異世界(スパロボOGの世界・東京浅草地区)へ流れ着いた。その後、現場に偶然居合わせたキサブロー・アズマ博士にロアは異世界からの脅威についてを知らせた後、コンパチブルカイザーとロア・アーマーを彼に託す。
キサブロー博士はコンパチブルカイザーの改修作業にあたり自らが住まう浅草にコンパチブルカイザー専用の基地施設「BFベース」を建造し、コンパチブルカイザーの改修作業に取り掛かったのだが、元々の機体が著しく損傷していた上に異世界の技術が使われているという事情もあるため修理には20年以上という長い年月をかけられており、機体・パーツは動力源などを除く大半の部分をダイナミック・ゼネラル・ガーディアン(DGG)の技術で補完されている。そのため、本来のコンパチブルカイザーとは違うものとなった感が少々否めない。
そして、操縦にはロア・アーマー(戦士ロアに選ばれた者)が必要不可欠なのだが、それに該当する人物が長らく現れなかったために改修が完了して以降もBFベースの地下格納庫でコンパチブルカイザーは眠り続けていたのだが・・・
動力源には「オーバー・ゲート・エンジン(OGエンジン)」が搭載されており、コンパチブルカイザーが次元転移を可能にするのはこの機関の力であるとされている。ストーリー当初はOGエンジンの出力が上がらないために断片的な機能・力しか発揮できなかったが、最終的にコンパチブルカイザーの支援ユニット「Gサンダーゲート」と合体を果たし「Gコンパチブルカイザー」と成る事でOGエンジンが本格的に稼動、コンパチブルカイザーの本来の性能に近づく事で大幅にパワーアップを果たす。(もっとも、これでも100%の力を発揮できているわけではないらしい)
また、両眼に相当する部分にはOGセンサーがあり、カメラアイや各種センサー類の機能を持っている他、敵機体を透視し分析できる機能「カイザー・スキャナー」が備わっている。
ちなみにコンパチブルカイザーのBGM「吼えろ!コンパチカイザー」は、前述のザ・グレイトバトルⅣの巨大メカボス戦BGMをアレンジしたBGMとなっている。純度100%のロボットアニメソング然とした仕上がりになっているが、歌詞は存在しない。
続く「第2次スーパーロボット大戦OG」でも引き続き登場。キサブロー博士がコンパチブルカイザーと出会う以前から開発を進めていた、コンパチブルカイザーのためのサポートロボット「Gバンカラン」がお披露目となる。
ちなみに今作ではGコンパチブルカイザー形態から分離して、Gサンダーゲートが単体で戦闘を行うこともできる。
ザ・グレイトバトルⅣと違い本作ではコンパチブルカイザーは合体ロボットではなくなったため、一部の古参ファンからは不満もあったようだが、あちらの場合では版権作品のキャラクターがパイロットに据えられていた事を考えれば合体関連の設定を外されるのは仕方の無い事であると思われる。
掲示板
19 ななしのよっしん
2020/02/06(木) 20:33:44 ID: ux092S7G3N
次のOGでさらなる強化来ないかな、カイザーバーストにファイナル付いてないし
作品の消化やバンプレイオス、ポゼバスターがあるから無さそうな気もするけど
20 ななしのよっしん
2021/07/05(月) 21:30:31 ID: qWek8c8mdp
技の出し方がわからず最後までステゴロで戦った人は少なくないと思う
21 ななしのよっしん
2022/07/18(月) 22:09:59 ID: DLyNuVLC/w
キサブローがDGGの技術流用して修復したからオリジナルとかけ離れた見た目になった&状態が不完全になったって事は、後々なんやかんやでオリジナルに近い見た目になる&状態も完全になる(そしてなんやかんやで復活したダークブレインと対決)、って予定だったりしたのかねぇ
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最終更新:2024/03/29(金) 10:00
最終更新:2024/03/29(金) 10:00
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