コールガールとは、
本記事では上記のうち1.について説明する。
英語「call girl」。「call(コール)」はこの場合「電話での呼び出し」、「girl(ガール)」は(若い)「女性」を指す。
単語一つ一つの意味だけを見れば「電話で呼び出される女性」という意味しかないわけだが、実際には専ら「電話で顧客からの注文を受ける形で売春する女性」という意味合いで使用される。
売春の業態には他にも、路上で客引きを行うストリートガール(street girl)つまりいわゆる街娼であるとか、あるいは売春専用の店舗で売春を行うといった形式があるが、それらとは区別した呼び方である。
なお、男性がこの事業形態で売春することを「call boy」(コールボーイ)とも呼ぶ。
メリアム=ウェブスター社のオンライン英語辞典によれば、1912年には既にこの意味で「call girl」が使用された用例があるとのこと[1]。
日本でいつこの言葉が英語から翻訳されて広まり始めたのか、という時期については定かでない。
以上のような記録が確認でき、少なくとも1950年代前半ごろから日本でもカタカナ語「コールガール」として広まりだしたかと思われる。それ以前にも遡れるかもしれない。
一方、2021年現在の日本では、上記の「売春防止法」によっていくつかの脱法的なケース(個人間の愛人契約など)を除けば売春が違法となって久しい。その上、「電話の依頼を受けて性的なサービスを提供するが、売春は行わない」という合法的な業態として「デリバリーヘルス」(略してデリヘル)があり、こちらの方が格段に知名度が高い。デリヘルに従事する者が実際には売春行為を行っていてそれが露見したとしても、「違法なデリヘル嬢」というだけであって、わざわざ「コールガール」と古めかしい言い方に呼び換えられるようなことはほぼ無い。
よって現在の日本においては「コールガール」という言葉の知名度は低下して行っていると思われ、死語に近い状態になりつつある。ただし海外のニュースを紹介する報道記事などで、売春を行っていた女性についてこの言葉が用いられることは散発的にあるようだ。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 03:00
最終更新:2024/04/25(木) 03:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。