>(:|三) ))) カサカサ...
jp | ゴキブリ |
---|---|
de | Schaben |
es | Cucarachas |
tw | 蟑螂,小強 |
ゴキブリ(蜚蠊)とは「御器かぶり」が転訛した名前を持つ、「黒くて硬くててらてら光ってて暗くて狭くて湿ったところが好きな、わりに速いせーぶつ」であり、昆虫網ゴキブリ目のうちシロアリ以外の総称である。[1]
ニコ動画タグ「ゴキブリ」ではゴキブリ関係の動画は全てこのタグに所属し隔離される。
また忌避すべき愛らしい名称から別名「G」とも呼ばれることがある。
当項目では概要のイラストとアイコンを除き、それ以上の写真等は掲載していません。
リアルなゴキブリの写真が見たい方は記事下部にあるスクロール窓を参照してください。
ゴキブリ(蜚蠊) |
長い触角、扁平な楕円形の体、発達した脚、油を塗ったがごとき体表等の特徴を持つ。触覚の感知能力は非常に高く、六本の足は瞬発性に優れ、何れも生存に適した進化を遂げている。おそらく日本人にとってもっとも身近な昆虫の一種であろう。
約3億年前の古生代から絶滅せずに生き残っており、現在は熱帯を中心に全世界に約4,000種が存在する。この為「生きた化石」とも言われる。又3億年も種として残存しているので「リア充」の範疇に入るかもしれない…ゴキブリ爆発しろ!
菌類、樹液、朽ち木、生物の死骸、仲間の死骸、糞、残飯、人間の垢や毛髪、和紙や油、プラスチックやゴムまで何でも食べる雑食性である。この雑食性のために、森では重要な分解者としてシロアリ共々一定の地位にいると言える。
散らかった家や下水道に居るイメージが強いが、地球上のゴキブリの大半は山の中などに棲息しており、全体のごく一部がたまたま都市部の棲息環境に居るだけに過ぎない。屋内よりも夜間の公園の樹木の方がよほど出没しやすく、夜中のゴルフ場なんて実は凄まじい事になっているが、野生のゴキブリは前述の通り自然の中で生きるごく普通の虫なのでそれでどうこうという事は全く無い。
主に害虫として認識されるのは所謂「人家生活型」の一部のゴキブリであり、便所や台所を経て健康者に病原体を媒介したり、熱・電磁波に釣られてか、機械類に侵入して内部の配線等を切断・破壊したりする。
活動している人間を襲って傷つける事は無いが、就寝中などにゴキブリに噛まれた事例は存在する。
また窮地に陥ると飛翔しての逃走を試みるため、時に人を驚かす。
ゴキブリの羽はあまり飛行には適しておらず、どちらかといえば滑空に近い。そのため、床から飛んで逃げるということは不可能であり、壁のある程度高いあたりに張り付いた状態から、羽を広げて滑空するというケースが多い。なお、このとき人間をわざと目指していると思われることがあるが、その理由は、適度な高さにある人間の体を着地点として定めてしまっているからであり、体を低くすると向かってこなくなることがある。
本来は皮膚からは殺菌作用のあるフェノールやクレゾールを分泌する森林に住まうきれい好きの昆虫である。人家生活型の生活をするゴキブリは何でも食べる雑食性故の不衛生な腐敗物・ゴミ等との接触があり、様々な病原体が検出され、体表面の病原菌の付着・ゴキブリの排泄物を通して病原菌の伝播の危険性がある。感染症ウィルス(ポリオウイルス・赤痢腸チフス・コレラ・腸炎ビブリオ・サルモネラ菌等々)や食中毒ウィルスなどが検出された例もある。[2]
このように、特に噛むこともなく毒も持っていないにもかかわらず純粋な不快さだけで害虫の頂点へ上り詰めた、ある意味無双の実力者である。
一応夜間に人間が寝ている間に噛みついたり、唇などから水分補給しようとしたりすることはあるが・・・
御器(食器)をかぶることから明治時代まで名前が、「ごきかぶり」だったが、文献の誤植で、「か」の部分が抜けてしまいそのままゴキブリとして誤って広まってしまったとされる。
住居に侵入したり、内部で繁殖することで知られるゴキブリだが、実際にはそれらの習性を持つ種は全体の1%以下にすぎない。
日本で目撃される、主な種は以下のとおりである。
「ゴキブリ」と聞いて多くの人が思い浮かべるであろう姿の種。
いかにも「ゴキブリ」らしい、あのイメージ通りの見た目ならおそらくコイツだろう。
その名のとおり、黒い種。幼虫は黒い体に2本の白い線、成長中の個体は赤茶色、成体は黒色である。
北海道を除く殆どの地域で生息しているが、本州でも太平洋側は宮城県、日本海側では新潟県以北では活動がほとんど見られない。 成体で約3cmほど。
日本で最も多く確認される種のひとつであり、住居に侵入する。
が、意外にも繁殖力は比較的低い種であり、むしろ巣を中心にした行動範囲が非常に広い種である。
また、生息分布はむしろ森林に多く、枯れ木などの重要な分解者としての地位を担っている。
飛ぶのは主にこいつ。加えて行動範囲も数百メートルと非常に広く、繁殖力の低さを行動力でカバーしている。
つまり、近所にこいつの巣があると配管等を伝って自分の所まで進撃してくることがあるということだ。
繁殖サイクルは意外にも長く、成体になるまでは1年以上掛かる。フンや、特に1cm近くある卵は見分けやすく、きちんと対策すればすぐ駆除可能。自宅内に子ゴキやフン等の兆候が全く無く、大型の成体が突然ぽつんと現れた場合は、自宅に営巣済みの可能性は低いので、過度に怯える必要はない。出現しても、丁寧に各個撃破を繰り返していればいつの間にか居なくなっている事が多い。
その名のとおり、茶色っぽい種。一見して分かる赤成分の強い赤茶色と、Gらしい風格がなく遠目に小さいコオロギ程度に見える体躯が特徴。黒い2本の線が走っている。かなり小型な種であり、成体でも15mmを超える個体は殆どいない。また、羽が退化しており飛べない。
飲食店では最も多く沸く種。職種によってはクロゴキブリよりもこちらに馴染みがある人も多いだろう。ビルのような建造物を好み、食材を放置していない限りは一般住居に営巣することは少ない。
というか、土台行動範囲が2~7メートルと非常に狭いため、例え隣室・隣家に巣があっても侵入してくることは少ない。一般家庭で繁殖するのは、既にチャバネが繁殖している飲食店に勤務している住人が持ち込んでしまったときか、新しく引っ越した物件ならば前に住んでいた人が繁殖させてしまっていたときぐらいしかない。
その代わり、繁殖力が非常に高く、俗に言われる「1匹見かけたら○○匹棲んでいると思え」というのは主にこの種を指す言葉である。産卵数と繁殖サイクルが高く、仮に温度と餌の量が最適な状態で1年放置した場合、単純計算で2万匹に増殖するといわれる。また世代交代頻度の高さから薬剤耐性が強く、毒エサを撒くとクロゴキブリが全滅する一方でチャバネは平然としていたりする。一度営巣されると根絶が難しく、体が小さい為に人の目や想像が及ばないような僅かな隙間に潜んで生き延びる(例:冷蔵庫の扉の縁のゴムの間やカーテンレール等)。気付くのが遅いと、人がまともに住めなくなり引っ越しを余儀なくする事例もあるので、早急に対応する事。行動範囲が狭いということは、一度出現したら家の中に巣がある可能性が高い、そして向こうから出ていく事は無いという事なので、こちらから手を打たなければみるみる増殖する。行動範囲が狭いので、同じ部屋の中でも巣の近くの一角ほどよく出没し、離れた一角には来ない事が多い。頻度の高い箇所を探せばすぐ近くにあるはずだ。根本の出現地点に関与しない限り、出現した個体を駆除しても何度でも現れる。
クロゴキブリと違い卵を持ち歩く。潰した時だけでなく、危機を察知するとその場に卵を残す事があるので、本体を仕留めても周囲を必ず確認する事。
しかし寒さに弱く、温度が一定でないと繁殖力が急激に弱まる。夏場に大量に発生しても、冬場に冷え込むと一気にその勢いは弱まってしまう。東海以南が主な生息地。もっとも、北海道であっても札幌市内のすすきのの繁華街ならば、非常に小型だが繁殖していることもある。
赤茶色をした大型の種。本項の見出し2にあたる欄のアイコンに、最もよく似た種。
住居に侵入する種としては最も大型であり、大きければ5cmを超える。また、攻撃的であり、人をかむこともある。
非常に温暖な地域に生息地は限られており、日本国内では沖縄が主な生息地となっている。しかし、本州でも温泉地などで細々と繁殖していたケースがあるほか、最近になって和歌山県で繁殖が確認されている。
大きいぶん見た目が非常に恐ろしいが、動きは遅く繁殖力も低い。
クロゴキブリに似た種。人家で営巣することはまずなく、森林で繁殖する。
ゴキブリの愛好家は世界中に存在し、日本でもペット用として様々なゴキブリが輸入されている。
ペットとして代表的なのは、オーストラリアに生息している、名前の通り鎧をまとったような姿のヨロイモグラゴキブリなど。ギザギザの足はやはりゴキブリだが、ダンゴムシがより大柄で逞しくなったような姿と、温厚でのろのろした生態が人気で、ゴキブリ嫌いの人でも割りと拒否感は薄いかもしれない。
1993年6月4日には岡山市でゴキブリの品評会が開催された。当時は大きさだけを競っていたが、その後も好評につき続いていき、やがてゴキブリの大きさだけで無く艶、触覚のそり方、仕草などさまざまなものを競うようになった上、近年ではゴキブリレースも開催されるなど、年々エキサイトしている。
ちなみに、ゴキブリの知能は(昆虫にしては)飛びぬけて高いといわれ、海外には、餌付けなどである程度手懐けることができると主張する学者や愛好家もいる。科学的な実証も試みられているものの、この説に関しては今のところ確かな根拠は無い。が、何度かにわたってこちらに敵意が無いことを刷り込んだ場合、人間が近寄っても動かなくなるという結果が見られたこともあった。
雑食かつ繁殖も容易なことから、様々な国で食用・薬用・実験用モデル生物として用いられている。清潔な環境下で育成すれば臭みも少なく、種類によっては可食部も大きい。調理法は食人口の多さゆえ多岐に亘るが、東アジアでは油揚げが一般的である。
日本でも、平安時代あたりまでは食用として利用していた節がある。
※ただし、これは食用種や野生種の話であり、一般家庭の台所などから見つかる個体は毒性物質の「生物濃縮」が進んでいる危険性が高く、食用は不適切である。
がしかし、2010年1月19日にニコニコ動画において、ゴキブリを食べているところを動画にしてうpした者が現れた。
投稿者は「ゲテモノキッチン」シリーズの廃水さんで、調理内容はゴキブリ味噌汁と生食である。
興味のある方は検索してみましょう。
その他、ある種は、漢方の世界では血行促進の妙薬として利用されていたこともある。
卵生の繁殖形態であり、オスゴキブリとメスゴキブリの交尾によって卵が発生する。が、単為繁殖も可能。
板状の卵鞘が並んだ卵から子ゴキブリが数十匹現れる。
余談だが、ゴキブリのメスが放つフェロモン「ブラッテラキノン」は非常に誘引能が高く、約1億分の1gでゴキブリが動く。
アメリカ合衆国などには、モデル生物用としてゴキブリの養殖・販売を請け負う業者がいるという。
中でもワモンゴキブリは評価が高い。
日本でも兵庫県のアース製薬の研究所で約60万匹のゴキブリを飼育している。現在定番のゴキジェットやブラックキャップはこのゴキブリ達の尊い犠牲によって生み出されている。
もっとも単純で威力も高いが、いわばその場しのぎの対処法であり、家の中で繁殖している場合は根本的な解決にはつながらない。
一番単純でわかりやすく、高威力。そりゃ流石に潰されれば生きていけない。
しかし、人によってはどれだけ必死に追いかけても仕留められないこともある。そもそも、ゴキブリの素早い動きに追いついて直接潰せれば苦労はしない、という人が大半のはずである。
叩き潰した場合に置き土産を残す場合があるので要注意。オスを潰した場合、危機によりフェロモンを出し、他のゴキブリが寄ってくる恐れがある。メスを叩き潰した場合、体内にあった卵や幼虫が四散する場合がある。駆除したつもりでも周囲をきちんと掃除しないと後に惨事につながるので注意。
また、死んだふりをする知能があるため、動かなくなっても物理的に完全に破壊するまで油断してはならない。
代表的な装備は以下の通り。
ゴキブリは(虫にしては)知能が高い。人間にとって最も厄介な隙間に的確に走り込む判断力を持つので、突然ダッシュした場合も、逆にその知能の高さから無秩序に飛び回るハエ等より逃走先が予測しやすい。物陰の方向に向かって先回り攻撃すれば比較的容易に仕留められる。
万一見失った場合、ゴキブリの存在を知ってしまった為に、寝込みを襲われる危険に怯える事になり恐ろしい思いをする。できれば再捜索し確実に仕留めきるのが一番だが、それができない場合は、後述の設置兵器との併用で、人間本体が睡眠中でも罠の自動稼働での撃破が期待できる。
薬剤によるいわば毒殺ではなく、ガスの昇華・断熱膨張による冷却効果でゴキブリを凍結させる攻撃。
かつてライオンが発売していた「氷殺ジェット」が、このコンセプトで開発された商品だった。
薬剤がない分噴射量は多くなってしまうが、ゴキに対する殺傷力はそれまでの薬剤系兵器とは比べ物にならず、一度命中させればほぼ確実に仕留められたため、発売されるや否や瞬く間に対ゴキ兵器の上位に食い込んだ。薬剤を使用していないため人体には影響が小さいというメリットも持つ。
が、「凍結」というイメージが、可燃性ガスが使用されているという事実を想起しづらかったためか、引火事故が多発。発売停止となってしまった。恐らくもう入手は不可能である。
現在、引火性の低いガスを使用した商品「ゴキブリ凍殺ジェット」がフマキラーから発売されている。とある人の実験レポートによると、これだけで殺すにはかなり長い時間噴射しなければならないようである。その後「ゴキブリ凍止ジェット」も発売されたが、「凍殺」でなく「凍止」なのはそういうことなのだろう。動きは止められるようなので、その隙に別の方法でトドメをさすのが有効か。
生命力の高さをある種誇大に喧伝されることが多いゴキだが、所詮は虫。バクテリアか何かというわけではないので、行動できる温度状況の広さはあくまで「虫にしては広い」程度である。実は熱にものすごく弱い。
大体セ氏70度以上の熱湯をかけると、即死する。ちょっと危険な上に準備が面倒だが、洗剤をかけるより後始末が楽。
沸騰まで行かずとも、お風呂のお湯側の蛇口を全開にした時の熱湯程度でもそれなりに効果はある。敏捷なゴキに熱湯をぶっかけるのは難しいので、上記の凍結系スプレーで動きを止めてから「メドローア!」とか叫びながら熱湯をかけるのも一興かもしれない。
台所の水周りに現れたときなどにはこの方法を用いるチャンスである。しかし場合によっては煮汁が出ることもあるので、注意はしておきたい。
何かを購入する必要がなく、電気代もしくはガス代以外に金もかからないので、節約したい人にはお勧め。
が、遭遇してから沸かせても遅すぎるので現実的には使用可能な状況は非常に限定される。
風呂場や台所の排水溝から侵入してきて困る、という人は、家庭用漂白剤か熱湯を数日毎に流すようにしよう。
人によっては(例:対ゴキのスペシャリスト・両さん)、ゴキをBB弾を用いるエアソフトガンで銃撃して仕留めることもできる。
確かに手軽な飛び道具で例えBB弾であっても直撃すれば一撃で殺傷できるパワーを有しているし、命中精度の高いモデルを使えば10m程度ならば十分命中が期待できるが、最悪四散する。
ゴキに対して余裕のある人間のみに許された余興、といった程度でとらえておこう。
当然であるが、18歳以上用のエアソフトガンは条例によって18歳未満の者が所持することを禁止されている場合も多く、初速も高いので跳弾により思わぬところの家具や窓を傷付けるおそれがある。
近距離であれば10歳以上用のものでも十分に戦うことは可能であると考えられるので[要検証]、くれぐれも条例や安全に気を付けた上で行って頂きたい。
パワーのあるエアソフトガンといえばガスガンを思い浮かべる人が多いが、初速とパワーソースには直接の関係はなく、むしろガスガンは連射・ブローバック・リボルバー等を楽しむのに適しているのであって、温度変化によって初速が安定せず、特に冬場はまともに撃つことすらできなくなる場合もあるので、対ゴキ戦闘用にガスガンを制式採用するのはあまりおすすめしない。
なお、大人から子どもまで楽しめる工作である「ゴム銃」を駆除に用いている人もいるらしい。
こちらは通常の16番の輪ゴムでは若干威力不足かもしれない[要検証]。
対人戦争で用いられる生物兵器は大抵病原菌やウイルスであるが、こちらはモロに「生物」兵器である。ゴキを捕食する生物を利用するもの。ペットとして飼う物や、いわゆる益虫と呼ばれる生物を用いることもある。
化学薬品を用いてゴキの内外からダメージを与える。ゴキ退治用の商品は大半がこの方式である。
台所用がポピュラーだが、ゴキの体の油を落としてしまう効果があればトイレ用だろうがバス用だろうがかまわない。
ゴキが天井やら壁やらを這えるのは、その体を覆っている油のおかげであり、洗剤でそれを落とされると壁はおろか普通の床すらも滑ってしまい、満足に移動できなくなる。ましてそこに洗剤の粘性が加わるため、その場で足止めされる。また、ゴキの気門(呼吸するための穴、ヒトでいう鼻の穴)は油で保護されているため、この油が落ちて洗剤で詰まると窒息死する。
早い話、洗剤をまともに浴びせられれば致命傷であり、スプレー状の薬剤や打撃よりも効果があるのだ。
絨毯の上などでは使えないという難点はあるものの、死骸や殺虫剤の不快な匂いの代わりに洗剤の爽やかな香りを残すことが出来るなどの利点もあるため、選択肢としては有りである。
台所用洗剤をドロっとかけることができれば最高だが、狙いに難がありまず当たらない。ノズルから噴射するタイプの風呂・トイレ用洗剤の方が使いやすいかもしれない。直接当たらない場合は結界を作るように周囲を固めてしまえば脱出困難になる。
台所に出没する場合、シンクに洗剤を撒いておくと蟻地獄状態になり捕獲できる。
ゴキに対する罠のようなもの。設置しておき、ゴキが引っかかるのを待つ。
サムネホイホイの語源になるほどポピュラーで伝統的な設置型兵器。
家のようなデザインの箱であり、入ったが最後、ベタベタした床にくっつき、ゴキは二度と出てこられなくなる。
ゴキブリを決して逃さない機能と、その姿を見ずに捨てることが出来るのが特徴。
が、中が死骸で埋まることも珍しくなく、粘着力が弱まったその上を他の個体が悠々と闊歩し、逆に死骸に引き寄せられてホイホイに巣を作る事もあるので、こまめな交換が必要。
あまり経済的ではなく、巣がある場合はあまり効果がないので、後述の餌を用いた設置型兵器の台頭以降は左前である。
しかし逆に、巣を作る前の段階、侵入した1匹目を仕留めるためには大いに役立つ。毒餌では、食べてから効果が現れる前に産卵することもあるからだ。
ちなみに「ごきぶりホイホイ」はアース製薬の登録商標。似たような商品はいくつもあるが、発売と同時に大ヒットして以来あまりにも人気なため、このタイプの商品の名前そのものとして「ホイホイ」が広まっている。
ゴキの餌となるものをわざと設置し、その中に薬剤を入れておくことでゴキを駆除する方法。
恐らく、最も効果的で主流な駆除方法。ベイト剤とも呼ばれ、プロの駆除業者も基本的にはこの手段を用いる。
とっさの対処ではなく予防に近いが、こちらの方が効率的で根本的な解決に繋がる。スプレーと違って毒を確実にゴキの体内に送り込める上、他のゴキにも効果を及ぼすためである。
というのも、薬剤を摂取したゴキはすぐには死なず(わざとそういう薬を使っている)、巣へ戻ったり暗所へ引っ込んだ状態でフンをして死ぬのだが、ゴキはフンや死んだ同類の体も食べる習性があり、他のゴキは毒性の残っているそのゴキのフンや体を食べてまた死ぬという連鎖を生めるからだ。この連鎖によって、最終的には巣が全滅するというわけである。効果は最強クラスで、食べた個体は数時間以内に確実に死に至る。フンによる二次効果は巣の全滅率3~5割と、効果は高いながらも不確実なのでオマケとして考えよう。
ただし、開封から一定期間を過ぎると薬剤の効果が消え、ただのいい餌になってしまうこともあるので、使用期限を超えての放置は禁物。設置日と設置場所はきっちりメモしておき、期限を過ぎたらすみやかに残らず回収しよう。
また、周囲に他に食べ物(髪の毛や皮脂等も含む)が散乱しているとそちらを好んで食べるので毒エサを設置しても見向きもしない。人間が普通の食事やおやつがある状態で乾パンを進んで食べないのと一緒。掃除もせずに適当に撒いても意味はないので、これを食べざるを得ない状況にしてやろう。
地域によって出現する時期に差はあるだろうが、大体4~5月に設置しておくと、侵入してきても繁殖できずに死に、上手くいけば姿を見ないままシーズンを過ごすことも可能。
もちろん使用期限は守るべきであり、7~9月あたりにきちんと交換をしておけば言うことはない。
吊るしておくだけで殺虫成分を蒸散するプレートであり、既にいる連中にはバルサン以上に効き、入ってくる連中には忌避剤など目じゃないほどの予防力を持つ。
密閉された空間では特に効果的。これさえあれば、絶対にゴキブリに遭うことはないといっても過言ではない。
が・・・・・・。
威力に見合ったリスクも有る。
というのも、何せパポナが蒸散する成分は、農薬にも使われている有機リン系の薬剤であるので、吸引すればペットどころか人間もただではすまないからである。
もちろん、リビングや台所など、人間が頻繁に入る場所での使用は厳禁であり、購入の際には薬局で記名と捺印が必要になる。 →2012年5月31日に劇薬指定が解除され、不要になった。「劇」マークが表示されていても購入できる。
薬品を燻蒸して部屋に散布し、部屋中の害虫を根こそぎ掃討するタイプの兵器。ゴキのみならず、部屋で繁殖したダニなどにも有効な対策として、多くの種類の製品が発売されている。
主な製品としては、バルサン、アースレッドなど。しかし、これらの中にもさまざまな種類があり、効能もさまざま。
また、いずれも火災報知器に反応する場合がある。火災報知器にも種類があるため、どちらに反応するかは不明だが、燻煙型ならばまず間違いなく反応すると考えてよい。報知器をビニールで覆った上で、テープで密封してから使うなどの注意が必要。
当然だが、要するに毒ガスの無差別攻撃なので、人体にも被害を被る。使用は外出中に行う事。成人の体重なら万一吸い込んでも死亡までは行かないが、本人以外の家に居る幼児やペットの存在を忘れないように注意。
しつこいようだが、ゴキ共に逃げ道が用意されていては何度焚いても無駄である。必ず徹底して(出来れば詳しい人に協力してもらうなどして)逃げ道を塞ぎ、部屋中に薬品を撒き散らそう。
上のような設置型の兵器を置くことも当然だが、何より部屋を清潔にしておくに越したことはない。
こまめな掃除、特に水周りの水気の除去はもちろん、食べかすを落とすなど言語道断である。
ゴキブリは食べかすのみならず、埃や虫の死骸、人髪、ダンボールまで何でも食べる。
台所の三角コーナーに生ごみを貯めたままで寝たり、生ごみの入った袋を開けっ放しで何日も捨てないなどはもってのほかである。ゴキブリだけでなく、コバエもよってくる。ショウジョウバエに至っては最速半日程度という驚異的なサイクルで増殖するので、朝に生ゴミを捨てに行くまでの数時間程度ですら生ぬるい。発生したらその場で即座に密閉度の高いゴミ箱に捨てるか、あるいは奥の手として生ゴミを冷凍庫に一時保管する事で完璧な防御力になる。
また、特にダンボールの扱いに注意しなくてはならない。断熱性が高く、いざというときには直接餌に出来るダンボールは、格好の繁殖場になる。ダンボールをそのまま保管ケースとして運用するのは極めて危険である。キッチン収納にするなど自殺行為。100円ショップレベルでもいいのでプラスチック素材等の(できれば透明な、暗いとダンボール程ではなくとも巣になる可能性がある)に買い替えよう。引っ越しを頻繁にする予定がある人でも、面倒でもそのまま使う事はせず、引っ越し直前に新しいダンボールを用意する事を勧める。配達されてきたダンボールも、できればすぐに開封して捨てる事。配送センターの環境によっては、ダンボールの紙の厚みの部分の中に個体や卵が挟まって配送されてくる場合があるからだ。
ペットボトルなら密閉されているので安全なイメージがあるが、そうでもない。飲み口の周りには糖分が付着しているし、例え未開封であっても結露した水滴を舐める事がある。丸出しの食材よりはマシであるができれば冷蔵庫内に保管しておきたい。
このように、餌になるようなものを連中に与えないことが大切である。人間のイメージする食料だけでなく、有機物は一瞬たりとも表に出さない、位の気構えが必要である。
余計なものが少なく、家具がきちんと並んでいる部屋では、ゴキが隠れたり営巣したりする場所が限られて発見しやすいというメリットも生まれる。
上に関連したことだが、ゴキブリにとっては餌よりも水のほうが重要である。もともと、一滴の水で数日~数週間生き延びる生命力を持つが、逆に言えば、水分がない場合は餌になりうるものがあっても沸きづらいこともある。
台所まわりでは、前述のように湿った生ごみをおいておくようなことがないようにしよう。
たまねぎや蒸したジャガイモの匂いを特に好むため、これらの食材には特に注意して処理しよう。
また、冷蔵庫などの裏や下は、温度が高く保たれてしまっている上、結露で水滴がつきやすい。ゴキブリが繁殖するには絶好の場所である。
まず、あまり壁に密着させて置かないこと。
そして頻繁に拭き掃除し、出来れば活動が盛んになる時期の前に毒餌をまいておきたい。万が一台所で沸いたが巣が見つからない、なんて時には、真っ先にチェックすべき場所でもある。最近では、周囲の壁に結露などが起こらないよう作られた製品も多いので、購入の際にはそれも考慮してみよう。
風呂場・洗面所についても同じである。
浴場内に巣を作ることはなくても、水を求めて侵入することは珍しくない。風呂に入って扉を閉めた際に存在に気づき、全裸でタイマンを迫られて絶望した人も多いはずだ。
使ったときに水をこぼしたままにせず、床は清潔にしておこう。
人間が思っている以上に、ゴキブリはどこからでも入ってくる。
ゴキブリの体は柔軟で、体を扁平に変形させて、あのサイズでは考えられないような狭い隙間にも潜り込む。
玄関のドアの横や下の隙間、窓の隙間(または開け放しているときにこっそりと)に限らず、排水溝、換気扇、エアコン、排水溝と床の隙間、郵便受け、古い住宅ならば壁や隅に開いている穴、などである。
人間の感覚で穴が無いように見えても、2ミリもあればチャバネの成虫が素通りできる。幼虫であればそれ以下の隙間でも十分な侵入経路となる。そのため、完全にぴったり密閉されている、または細かい網目状のもの、それ以外は塞がっていない物と思って良い。
対策の基本は密閉。どこからともなく湧くとは言っても所詮は虫、テレポートしてくる訳ではないので物理的に一つも隙間がなければ外側で大量発生していようと完璧にガードできる。
塞ぐ場合は中途半端に塞いでも中に残った分がいずれ違う穴から再侵攻してくるので徹底的に。また、元々リスクの無い場所まで片っ端からベタベタ貼ると生育に適した閉鎖空間を増やしてしまうので場所は選ぶ事。
特に、発生した際のもっとも大きな侵入口は、排水溝であることが多い。ゴキブリは水に浮きやすいため、パイプの中を泳いでいとも簡単に侵入する。
来るはずのない高層マンションで発生したときは、これが原因であることが多い。階下から順に上がってくるのだ。
対策としては、ゴミ除けの金網を設置できると良い。出来れば網目の細かいもの。台所では、生ゴミの処理も楽になる。
それが難しいならば、熱湯や漂白剤、パイプ洗浄剤を定期的に流すか、使わない際は物理的に蓋をしておくしかない。
排水溝については、台所に限ったことではない。風呂や洗面所などすべてである。特に風呂場などはゴミ除けの設置が難しいかもしれないが、使用しないときは栓をしておくだけでも効果はかなりある。
長期間使用しない水場がある場合は要注意。排水口のトラップが蒸発し、配管からダイレクトに虫が上がってくる状態になる。
台所、洗面所、風呂等のオーバーフロー穴(上部にある、水位が上がった時に溢れないように流す穴)は盲点となりやすいので注意。構造にもよるがこれらは下の排水口と違ってトラップを持たない物があり、配管から直接上がってくる原因となる。不安なら塞いでしまっても良いが、環境次第では逆に塞いだ中で湿気がたまり繁殖環境を作ってしまうので注意。また塞げば単純に洗面所の排水能力が下がる。やや強度は下がるがネットを張るのも手。
これら水場はゴキブリだけでなくショウジョウバエやチョウバエ等も湧きやすいのでこちらにも注意。特にショウジョウバエは産卵から成長まで半日~1日程と驚異的なサイクルで、ゴキブリほどの脅威ではないがこちらも増えやすく厄介なので注意。共に排水口への定期的な熱湯とネットでほぼ防げる(洗剤はショウジョウバエの成虫には効くがチョウバエには効かない)。これらが湧く環境ではゴキブリが繁殖し得る環境でもある。
稼動していない場合は、これらも立派な侵入口。
特にエアコンは、室外機の周囲が暖かい上に水滴がつきやすく繁殖に適した環境となるため、そこで沸いてエアコンを通じて侵入してくるという最悪のケースも起こりうる。
室外機周辺での繁殖は当然対処するとして、排気パイプの出口をストッキングなどで覆うと、ほぼ侵入は防げる。耐久性などが不安ならば、専用のネットを買おう。ホームセンターなどで取り扱われるようになっている。
換気扇についても同様。換気扇用の虫除けネットは市販されているし、サイズが合わない場合などは業者に相談すれば対策をしてくれることも多い。それが難しければ、換気扇の出口に定期的に忌避剤を噴布するしかない。最近建てられた物件ならば、最初から防止用の金網をつけてあることが多い。
どちらも、本来ならば稼動しっぱなしが理想的なのだが、換気扇はまだ何とかなるかもしれないがエアコンを動かしっぱなしにはできないので、これらの対策を講じなくてはならない。
普通、台所の下の収納スペースには、排水・下水路へ通じるパイプが露出している。これと通っている床に隙間があいていることが多く、侵入・繁殖の原因になる。洗面所についても同様。
新しい住宅なら、劣化もしていないし、この辺の補強もなされているのだが、古い住宅ではあろうことか水が滴っていることすらありがちである。
防水ガムテープや、隙間を埋める用のパテで塞いでしまおう。難しければ、やはりこれらの対策を練ってくれる業者もいるので、そちらに頼もう。
なお『パイプと床の隙間』は、これらに限った話ではない。外に通じるパイプと壁や床に隙間があれば、全て補強しよう。
また、排水溝そのものの周りにも、欠損などで床との隙間が出来ていることがある。これは特に風呂場に多いだろうが、こちらも補強しておきたい。が、ちょっと素人には難しいので、出来れば業者に頼もう。
開けっ放しなど言語道断である。閉めておこう。空気穴的な物が空いている場合もテープで塞ぐ。
確率は低いがチラシに紛れて一緒に回収される可能性もゼロではない。不要な紙は溜めずにさっさと捨ててしまおう。
またゴキブリとは全く関係ないが、粗末な造りの郵便受けは覗き見の原因にもなるので防犯上の観点からも塞ぐ事を勧める。
玄関のドアには、隙間を埋めるテープが効果的である。両面テープにスポンジがついたような専用のテープがあり、これをドアの枠の周りに貼れば、ほぼ大丈夫である。ゴキブリ以外の虫の侵入もついでに無くせる。
窓は左右の間に僅かに隙間があったり、あるいは一見きちんと閉まっているように見えても実は上下のレールとの間に隙間があり、窓の上下をずっと伝って入ってくる事がある。ゴキブリ以外にも窓の側から虫がよく現れる場合は非常に疑わしい。老朽化か、単に質の悪いものであることが多いので、きちんとしたものに変えるか、忌避剤を定期的にまくしかない。窓の開閉をしない前提なら強引に封をしてしまう手段も無くはない。
網戸の目をくぐるのは、大きさ的に幼虫にしか不可能なのであまり気にしなくても良いが、たとえば網戸がサッシから外れてめくれている場合は侵入経路になりうる。補強するか、直すかしよう。
網戸を通る虫すら気になるという人は、細かい目のものに換えた上で忌避剤を使おう。
ちなみに、網戸は左右の開けて良い方向が決まっている物である。適切な方向ではサッシとの隙間がパッキンで塞がるようになっているが、逆だと無防備になるので注意。
冒頭でも書いてあるがゴキブリの大半は都市部ではなく山林に棲息している。このため、イメージに反し、汚い隣家よりも窓の外に草むらが広がっている場合の方が侵入リスクは高い。
ドアではない。「玄関」そのものである。殆どの人はドアを警戒するが、足元をよく見てみよう。
玄関の彫り下がった部分とその周囲の間。ゴムやコーキング材できっちり埋められていれば良いが、隙間がある場合は非常に危険。奴等は床下によく潜むので、本拠地からダイレクトに直通している状態になる。よく注意して対策しているのに一向に減らないという人はここを見落としている事が多い。
こればかりは、自分で探して対策しなくてはどうしようもない。部屋の隅、天井の隅、家具の後ろ、ドアの横、発生する亀裂や穴はさまざまである。また、壁に家具がすえつけられている場所には特に起こりやすい。たとえば、壁に備え付けてある食器棚の奥や、壁との設置面である。キッチンはユニット構造の場合に壁との隙間が埋められていないケースもあり、この場合、汚れやすい台所という所もあり最高に危険。
一般に家具の影や冷蔵庫の裏によく居るイメージがあるが、これらは一時的な避難場所として溜まるだけで、本当の最重要拠点である巣はより人の目にとどまらない、大きく動かせない構造物の裏等にある。実際、冷蔵庫を動かしたらゴキブリが居たという事はあっても、ゴキブリの死骸が大量に散乱していたというケースはそうそう無い筈だ。本丸を叩かない限り、屋内を掃除して出張部隊をいくら各個撃破した所で何度でも湧いてくる。
配電・配管の周囲は大変危険。人間の目には盲点になりやすいが、外装1枚外せば裏は大穴があり思い切り外に通じている事がよくある。そしてその外装にもたいてい隙間があるので入ってくるという具合だ。特にブレーカーは要注意。家にもよるがまず100%巨大穴がある。ブレーカーの箱自体が巣になる事もある。その他も、「コンセントを使用せず壁面から電力が供給されている物」は全て隙間を警戒すべきだ。例えば天井の照明、インターホン、キッチンの蛍光灯の装置箱等。ただし、これらは配電盤へのスプレーで漏電、穴を塞ぐ工作中に感電といった危険があるので、できれば電気工事や駆除業者等立ち会いの上で行った方が良い。
壁面のコンセントやLANポートから侵入してくるケースもある。ゴキブリは壁裏の空間に棲みついている場合もあり、内装に穴が空いていない限りは内側には現れず問題にはならないが、小さい幼虫はここから現れる場合がある。コンセントに関しては普通の構造なら接点部が直接壁裏に通じてはいない筈だが、100%とは言い切れないのでテープで塞ぐか適当なプラグを差し込んで使用状態にしてしまおう。
壁の隙間は直接目視するのが確実だが、換気扇を作動させた上で近くに手や線香を置いて隙間風を探る方向もある。風の流れを感じる場合は完全アウトなので早急に塞ぐ。
やはり、ガムテープやパテで埋めるのが理想的。よほど執念深く塞いでいない限り、普通の人家はまず気付いていない穴があると思って良い。この状態でブラックキャップ等を安易に撒いても一時療法にしかならない。探すのは一苦労な上に見つけたときは泣きたくなるが、地道に対処するしかない。どうしても無理なら、業者に頼むか、人に手伝ってもらおう。
ちなみにゴキブリはダンボールは食べるが、ガムテープを食べる事はない。仮に食べたとしても消化できる酵素や細菌を持っていない。柔らかい厚紙や薄いフィルムを食い破る位の事はできるが、テープの素材と厚みなら問題はないだろう。ただし普通に剥がれる可能性には注意。徐々に剥がれる場合は端に小さく接着剤を塗り補強すると強固になる。
現在では製薬会社などから、ゴキブリの嫌う成分を含んだ忌避剤も売られている。これらを部屋の隅やドア・窓の隙間に噴布しておくと、侵入を防げることも多い。30cmぐらいの幅で、広く噴霧しよう。
また、ハーブやミントの成分を嫌うため、台所洗剤をこれらの匂いのするものに変えたり、ハーブやミントの芳香剤を部屋においておくのは非常に効果的である。
ただし忌避剤は殺虫効果はないので、たとえにおいを撒いてもそれを上回る好条件が整っていると、無害と学習した個体が平然と闊歩しだす可能性はある。他の直接攻撃手段と併用してこその方法。
ちなみに、なんでも食べるゴキブリだが、塩とレモンだけは食べられず毒になる。ただし自分から食べる事はないので適当に撒いても有効にはならない。一応、ゴキブリの通り道に塩を撒いておくと足の短い幼虫は塩が体に付着して特に有効ではあるが、地面にしか撒けず、回避して壁を伝って移動するようになるだけなので効果は薄い。これらは他の虫も苦手とするので何かの餌になる危険はないが、塩が結露で溶ける、付近の構造物を腐食させる、レモンが干からびてカビる等の事はあるので定期的に確認する必要がある。
家具と壁の間の隙間は掃除も人の目も行き届かず、格好の発生源となる。しかし一方で、ぴったりくっつけるのも得策ではない。というのも、人間の考える「ぴったり」というのは厳密には多少の隙間がある、あるいは設置時はなくても徐々にずれて隙間が発生するからである。
最もベストなのは、「あえて壁から大きめに離す」事である。ゴキブリにとって潜む理想的な隙間はぴったり隠れられる1cm程の隙間であり、これが大きな隙間になると潜めないと判断し巣等の重要拠点は作らなくなる。また遭遇して物陰に逃げ込まれても、こちらの攻撃が届きやすくなる。これは床も同様。床に置いたつもりでも底面の凹凸等で浮いた所に隠れられる。フックで壁に吊るす、棚を使って浮かせる等、ちょっとした物でも地べたに置かない配置にしよう。隠れる場所が一切なければどこに現れようと丸裸同然で、広い所で叩き潰す事ができる。
大きい「家具」でなくてもちょっとした小物の置き方でも同じ事が起きる。例えば本棚の本の裏など、小物だろうと虫目線ではまったく変わりない。できれば、そもそも物を多く持たないのが最も確実。
簡単に塞ぐといっても、全ての隙間を塞ぐのは容易ではなく、また換気や開閉等、人間の日常生活も不便になりリスクが生じる。その場合は湿度を低く、気温を低く、風通しをよくすると良い。要するに室内より室外の方が快適だと思わせれば勝手に出ていく。ただしこれはあくまで次善の策であり、基本的には隙間を塞ぐ方が効果が高いのは忘れない事。温かい隙間等、快適な避難場所が提供されている状態で室内をガンガンに冷やした所で全く効果はないからだ。
寒冷な地域(標高の高い地域や東北以北)へ引っ越す。気温が20度未満になると、ゴキブリは活動能力が激減し、繁殖はおろか摂食行動すら取らなくなる。また0度近い時間が半日程度を占める気候が続くと、産み付けられた卵も死滅する。思いっきり散らかして暖房を使いっぱなしにしない限り、出現しない。
代わりにカマドウマと戦うことになるが。
電化製品が稼働していると無意味なので注意。雪国でも冷蔵庫裏や自動販売機等では生き延びる。
ちなみに、飲食店などに繁殖するチャバネは、北海道であっても札幌市内の繁華街ならば、暖かいため一部で生息している。が、あまり活動が活発でない上にサイズも余計小さい。
Gが頻繁に現れる場合、床のゴミ等をよく見てみよう。ホコリに混じって黒いゴミが多い場合は要注意だ。単に黒いだけなら、靴下に付着して持ち込んだ土や、服の繊維カス等で珍しくもないが、コーヒーや紅茶パックの中身のような粉っぽいカスが一箇所によく現れたり、掃除しても復活する場合、それは思い違いではなくゴキブリのフンの可能性が高い。また、床に一見ゴミのようだがよく見ると小さいてんとう虫のような甲殻を持った虫の死骸があるかもしれない。こうした場合は近くを探すと巣がある場合がある。ゴキブリの巣に「形」はない。ただ多数が集合している拠点を巣と言うが、確実に1点に集まる習性は持っている。
また現れるポイントも要注意だ。Gは室内を広く移動するが、やはり拠点の周辺を移動している頻度が高いので方向もヒントになる。
音で探す方法もある。音の出る物が無い場所から妙な音が聞こえる時は、今まさにそこに居る証拠だ。奴らは小さいが、虫にしてはコメムシ~カナブン程度と結構大きいので、高所から落ちたり、畳の上を歩く等するとそれなりの物音が発生する。また顎で硬い物(米粒、パスタ切れ端等)を齧ると「パキッ」という音がする。後でその方向を捜索してもいいし、完全に居場所が分かれば即急行して現行犯を捉えてやっても良い。なお、過度に音に反応してノイローゼにならないように。外気との温度差で軋む外壁や、電化製品の稼働音等で何もなくても音がなる事はある。
ゴキブリは、世界中に研究者がおり、その生態や利用法が日々盛んに研究されている(某地下闘技場のグラップラー曰く「魅力的な運動力学の宝庫」だがこれは本当かどうかは不明)。が、それでも今のところかなり謎の多い生き物であり、その習性については諸説あり、正しいものと間違ったものが混在している。
以下、それらの正しいかどうか微妙な話・完璧に間違っている話などを一部挙げる。
こまめな掃除。
侵入経路の閉鎖。
そして、ゴキの出現に負けない心。
これらを備えておけば、もうゴキは怖くない。
が、万が一手に負えない場合などには、信頼の置ける駆除業者を調べて依頼するのが最も確実で楽であることは覚えておこう。金はかかるが、良い業者ならどんなケースでもまずきちんと駆除してくれるし、予防などについてもあなたの家事情に則したプロの助言をもらえて、非常に良い。
警 告 | 心臓の弱い方、お食事中・お食事予定の方、昆虫に耐性の無い方、 このあと睡眠される方は視聴しないで下さい。 → ゴキブリ |
SAFETY |
心臓の弱い方、お食事中・お食事予定の方、昆虫に耐性の無い方、 このあと睡眠される方でも多分安心かと思われます。 |
掲示板
2183 ななしのよっしん
2024/11/12(火) 08:20:19 ID: +hQ4uhSTem
殺虫剤を吹きかけるとかえって暴れてスキマに逃げ込んでしまうから、熱湯用意してめいっぱいぶちまければ即死させられるから便利だぞ
2184 ななしのよっしん
2024/11/17(日) 06:39:17 ID: awBc0Hpvy5
家の中で熱湯をぶちまけられる場所なんて限られてると思うのだが(マジレス)
2185 ななしのよっしん
2024/11/17(日) 23:36:23 ID: ITeGbJkmDf
カメムシみたいに臭いわけでもなく毒もないのにここまで嫌われてるのは凄いよな
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/09(月) 10:00
最終更新:2024/12/09(月) 10:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。