ゴジラ塔(ごじらとう)は、ゴジラ映画第12作『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(1972年)に登場する、架空の建築物。ゴジラタワーとも。
ゴジラ塔は主人公側の呼称で、当時の映画パンフレットでもそのように書かれているが、世界子供ランド側ではゴジラタワーと呼称しており、入口エレベーターにもそう記されている。
怪しげな非営利団体が子供たちに「完全な平和」「絶対の平和」を学ばせるために建設中のテーマパーク「世界子供ランド」のシンボルである、ゴジラに似せた塔。地上13階、地下2階。
外見はゴジラが立った姿にそっくりだが(本物との明確な差異は手の指が3本である点)、顔の下に鉄骨で組まれたタワーがあり、顔までエレベーターで上れるようになっている。塔内は古今東西未来の怪獣の資料を収める予定であり、また、顔の部分は地上50メートルの展望台となっており、目の部分から外を見渡すことができる。
しかし実は、世界子供ランド建設委員会は地球征服を狙う「M宇宙ハンター星雲人」であり、ゴジラ塔の頭部には彼らが怪獣ガイガンやキングギドラを指揮する司令基地がある。
また展望台は左右の目が別々の部屋になっており、彼らに逆らったコンピューター技師や、後に主人公達も右目部分の部屋に監禁された。展望台といいながらやたら狭いように感じるのは気にしてはいけない。
さらに口の部分には自動車を一瞬で爆発させる強力な青い「レーザー光線」が装備されており、ゴジラと対峙したときも、圧倒的な力で悶絶させ寄せ付けなかった。ガイガンとキングギドラより強いんじゃないか?とか言ってはいけない。
だがM宇宙ハンター星雲人は自身の科学の力を過信するあまりか、セキュリティは非常にずさんであり、周りに見張りを全く置いていなかった。エレベーターや階段から頭部の最上階まで簡単に侵入でき、また監禁していた主人公達の右目の窓からの脱出もなかなか気付かなかった。
最後は主人公達が防衛軍と共にエレベーターに仕込んだTNT火薬で頭部を吹き飛ばされてM宇宙ハンター星雲人は全滅。胴体もゴジラに破壊された。
頭身大の造形物は次作『ゴジラ対メガロ』(1973年)よりゴジラの着ぐるみを担当することになる安丸信行が造った石膏像であり、いわば安丸による0号ゴジラである。また、足下の部分も実物大のステージが作られ、ドラマ部分で使用されている。
ゴジラとゴジラ塔が対峙するシーンは、『ゴジラ対メカゴジラ』(1974年)や『ゴジラvsスペースゴジラ』(1994年)に先駆ける初のゴジラ同士の対決であり、また、初代造形師である利光貞三から2代目の安丸への橋渡し的な印象も受ける。
掲示板
3 ななしのよっしん
2014/10/18(土) 04:19:01 ID: UxMqTZOFI8
4 ななしのよっしん
2016/11/10(木) 16:29:23 ID: J7XgXVqiXt
ゴジラは一度も立ち上がれないまま打たれ続け、しばらく半失神状態だもんね。ゴジラ塔でメカゴジラ作ってたら勝ってた
5 ななしのよっしん
2017/02/20(月) 20:58:25 ID: byrehzJtc2
なんか没案ではロケットの予定だったらしいとかいう情報が‥
https://
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最終更新:2024/04/25(木) 10:00
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