神速!連撃!狩りは進化した。
『ゴッドイーター(GOD EATER)』 とは、2010年2月4日にバンダイナムコゲームスより発売されたPSP用チーム連携型ハイスピードハンティングアクションゲームである。略称はGE。2010年10月28日には追加要素を含んだ改良版となる『ゴッドイーター バースト(GOD EATER BURST)』(略称GEB)が発売された。
2013年11月14日「ゴッドイーター2」が発売。
5周年記念として、テレビアニメ化とパチスロ化が発表され、2015年7月からテレビアニメが放送中(下記参照)。
概要
近未来の荒廃した地球を舞台に、神の名を持つ異形のモンスター『アラガミ』討伐の任を負った『ゴッドイーター』達の戦いを描いたゲームである。プレイヤーは新型の『神機』適合者として、アラガミ討伐を請け負う組織『フェンリル極東支部』の一員となり、アラガミとの闘い、そしてその裏に隠された陰謀に立ち向かっていくこととなる。
4人で協力し大型の怪物を狩っていく、怪物から素材を集め装備を強化していく、等、同じハンティングアクションである『モンスターハンター』を彷彿とさせる部分もあるが、ストーリーの比重が非常に大きいこと、それに伴う豪華な声優陣、NPCを帯同させることで1人でもマルチプレイが味わえること、対複数のミッションが多く後半の難易度が高いこと、バレットエディットなど、本作独自の要素は豊富に含まれている。
発売前の09年11月から体験版が配信され、体験版は200万ダウンロードを達成している。体験版の詳細については後述。
発売後も追加ミッション・追加モンスターなどのダウンロードコンテンツ(DLC)がPlayStation storeにおいて無料配信されている。
ゴッドイーター バースト
さらに神速!さらに連撃!狩りは再び進化した。
ゴッドイーターの発売から半年経たない2010年7月、ゴッドイーターの正式進化版となる『ゴッドイーター バースト(GOD EATER BURST)』が開発中であることが発表され、2010年10月28日に発売された。
前作に追加要素を加えたものとなっており、前作をプレイしたことのない人向けのフルプライス版と、前作をプレイした人向けのアペンド版の2バージョンが発売されている。
追加要素として
などが発表されている。
なお、体験版の配信が10月1日より特設ページにて開始されている。10月21日からはPlayStation Storeでの無料配信も開始された。詳細は後述。
通常版・アペンド版とも初回封入特典として、「プレミアムキャラクターダウンロードカード」が付属する。これは特別な衣装を纏ったNPCキャラをダウンロードできるというもので、水着アリサ、執事服ソーマなどメインキャラの他に、謎の男「マスク・ド・オウガ」などを使用することが出来る。
※2011年12月21日に初回封入特典分の追加データは一般開放されました。
主要登場キャラクター
メインキャラクター
リンドウ、サクヤ、ソーマ、コウタ、アリサ、シオはNPCキャラとしてミッションに同行させることが可能である。
- プレイヤー
- フェンリル極東支部に初の新型『神機』適合者として配属されることになる。名前、性別、容貌、戦闘ボイスなどは自由に設定可能。戦闘ではプレイヤー次第で大活躍することになるが、ストーリーではキャラメイクとの兼ね合いで台詞が全くなかったので、空気になりがちだった。GEBで追加されたストーリー部分では、まさに「主人公」という活躍を見せてくれる。
小説やテレビアニメなど、別媒体でのGE作品に関しては、それ相当の名前ありの主人公が設定されている場合がある。
- 雨宮リンドウ(声:平田広明)
- フェンリル極東支部第一部隊のリーダーで、旧型の神機使い(近接ロングブレードタイプ)。ビール好きで、いつも軽口を叩いているが、ゴッドイーターとしての実力は高く、部下からの信頼は厚い。裏ではある陰謀を追っている。
- 橘サクヤ(声:大原さやか)
- 主人公の先輩となるフェンリル極東支部第一部隊の仲間。旧型の神機使い(遠距離スナイパータイプ)。リンドウには密かに好意を抱いているようだ。おっぱい。横乳。ダディャーナザァーン!
- ソーマ(声:中井和哉)
- フェンリル極東支部第一部隊の仲間。旧型の神機使い(近接バスターブレードタイプ)。無口で何を考えているか分からない部分があり、同僚には「死神」として忌み嫌われている。自らの出自に大きな秘密を抱えている。ツンデレ。
- 藤木コウタ(声:阪口大助)
- プレイヤーと同期にフェンリルに加入した第一部隊の仲間で旧型の神機使い(遠距離アサルトタイプ)。お人好しでチームのムードメーカー。母親と妹思い。序盤から死亡フラグを積み重ねることに定評がある。
- アリサ・イリーニチナ・アミエーラ(声:坂本真綾)
- ロシア支部から赴任してくることになる、極東支部ではプレイヤーに続き2人目となる新型神機使いの少女。近接ロングブレードと遠距離アサルトタイプの新型可変式神機を使う。過去にあるトラウマを抱えているが・・・。下乳。
- シオ(声:福井裕佳梨)
- 青白い肌を持つ謎の少女。性格は無邪気で天真爛漫。つるぺた。はいてない。
- 雨宮ツバキ(声:田中敦子)
- リンドウの姉で、フェンリル極東支部第一部隊の指揮・統括官。数年前まではゴッドイーターだったが、今は現役を退いている。当時の神機は現在はコウタが引き継いで使用している。巨乳。
- ペイラー・榊(声:楠大典)
- フェンリル極東支部でアラガミの研究を続けている博士。シックザール支部長とは昔からの知り合い。
- ヨハネス・フォン・シックザール(声:小山力也)
- フェンリル極東支部支部長で、ゴッドイーター達の戦いを統括している。人類を救うため、「エイジス計画」と呼ばれる計画を進めているのだが・・・。今作のラスボスその一
NPCキャラクター
ミッションに連れて行くことのできるNPCキャラクター。『GE』ではNPCはプレイヤーキャラのデザイン・ボイスの流用だったが、『GEB』では新たにデザインし直され、それと共に一部の声優が変更されている。
- 大森タツミ(声:森岳志)
- 第二部隊所属のゴッドイーターで、防衛班班長を務める。近接ショートブレードタイプの旧型神機を使う。
- ブレンダン・バーデル(声:田中大文→前野智昭)
- 第二部隊所属のゴッドイーター。近接バスターブレードタイプの旧型神機を使う。
- 台場カノン(声:安田早希→広橋涼)
- 第二部隊所属のゴッドイーター。遠距離ブラストタイプの旧型神機を使う。誤射姫。
- ジーナ・ディキンソン(声:佐藤聡美)
- 第三部隊所属のゴッドイーター。遠距離スナイパータイプの旧型神機を使う。ナイチチ。
- カレル・シュナイダー(声:赤羽根健治→入野自由)
- 第三部隊所属のゴッドイーター。遠距離アサルトタイプの旧型神機を使う。
- 小川シュン(声:粕谷雄太→梶裕貴)
- 第三部隊所属のゴッドイーター。近距離ロングブレードタイプの旧型神機を使う。
その他
- 楠リッカ(声:安田早希)
- フェンリル極東支部の神機整備班に所属する整備士。タンクトップ。
- 竹田ヒバリ(声:伊藤かな恵)
- フェンリル極東支部のオペレーター。ミッションの発注処理などを担当する。
- エリック・デア=フォーゲルヴァイデ(声:藤本たかひろ)
- 詳細は彼の項目参照。「エリック!上だ!」
BURSTでの追加キャラクター
- レン(声:白石涼子)
- BURSTでの追加ストーリーにおけるキーパーソン。主人公にある選択を迫る。近接ショートブレードと遠距離スナイパータイプの新型可変式神機を使う。黒髪と色白の肌を持つ新たなキャラクターで攻撃を受けた時に「イヤンッ」とリアクションするなどヒロイン的な風格を持っている。男の娘?ボクっ娘?
- アネット・ケーニッヒ(声:名賀亜美)
- フェンリルドイツ支部から極東支部第二部隊に転属となった新人ゴッドイーター。近接バスターブレードと遠距離アサルトタイプの新型可変式神機を使う。しまぱん。
- フェデリコ・カルーゾ(声:島崎信長)
- フェンリルイタリア支部から極東支部第三部隊に転属となった新人ゴッドイーター。近接ロングブレードと遠距離スナイパータイプの新型可変式神機を使う。フェなんとかさん。
アラガミ
プレイヤーたちが作中で狩ることになる相手は『アラガミ』と呼ばれる。
地球に突如発生した謎の生物で、地球上の全てを喰らい取り込むことで爆発的に増え、またたく間に生存範囲を広げ、残された人類はいつ果てるともしれない戦いを続けている。
身体は『オラクル細胞』と呼ばれる特殊な単細胞生物で構成されており、通常の兵器ではダメージすら与えられない。
オラクル細胞で構成されているということ以外に姿や攻撃方法などに共通点はなく、中には兵器のような肉体を持つものもいる。
同じ姿のアラガミの中にも、体色が変化し一部の属性に耐性を持ち、攻撃手段が変化しているものがおり、これらは『堕天種』と呼ばれる。
大半のアラガミの名前には神話に登場する「神」や「伝説の生き物」をモチーフとした名前が付けられている。
その正体は地球のリセットシステム、全てを食らいつくしまとめ生命を再分配する(終末捕食)ことが目的。
小型種
- オウガテイル
- 小型の肉食獣のような外見のアラガミ。もっともポピュラーな種。儼みつきや尻尾を一回転して振りまわしたり、尻尾のトゲを飛ばす攻撃をしてくる。通常種の他に、氷に耐性を持った堕天種が存在する。
- ヴァジュラテイル
- オウガテイルが大型化したアラガミ。後述するヴァジュラの細胞を取り込んだためか、電撃を扱うことが出来るようになっている。炎の耐性を持ち、炎を扱えるようになった種も存在する。
- コクーンメイデン
- 蛹のような姿をしたアラガミ。地面から植物のように生えてくるため移動することはないが、遠距離からの攻撃をしてくるので、大型のアラガミと戦う時には早めにつぶさないと厄介な相手。通常種の他に、炎、氷、雷の堕天種が存在する。
- ザイゴート
- ふわふわと空中を浮遊するアラガミ。丸い体に、女性の体を模したような部分が付いている。大型のアラガミに付き従うようにして出現し、体当たりで攻撃してくる。空中にいる分攻撃が当てにくいが、耐性は低い。通常種の他に、炎、氷、雷の堕天種が存在する。
大型種
- シユウ
- 5mほどで2足歩行を行うアラガミ。人間と大きく違うのは翼の先が手のようになっている(本来の腕は腕組をして通常は使用されない)点である。この翼を利用して滑空して攻撃してくる他、エネルギーを球状にして飛ばしてたり衝撃波を放ったりする。名前のモデルは中国神話の神、蚩尤(しゆう)。通常種の他、雷に耐性を持ち電撃を扱うようになった堕天種が存在する。また、上位種として、炎の力を纏ったセクメトがいる。腕組みをしつつ、こちらを挑発するような動きを見せることと、名前の語呂から「師匠」と呼ばれている。
専用BGM:『炎の舞 - 宴 -』
- コンゴウ
- 猿のような姿をしたアラガミ。動きも猿に近いが、転がって攻撃して来たり、背中のパイプ状の器官に風をため込みそれを勢いよく放つことでも攻撃してくる。通常種の他に、氷に耐性を持った堕天種が存在する。また、上位種として、顔が破壊されたことで進化したと思われるハガンコンゴウがいる。コンゴウが4匹出現するミッション「ピルグリム」「ピルグリム零」はみんなのトラウマ。
専用BGM:『吹雪の声 - 猿神の鼓動 -』
- グボロ・グボロ
- 大口を開けた魚のような姿のアラガミ。水中より現れ、陸上を滑るように動く。頭部には砲塔のような器官があり、体内から高圧縮した水を打ち出し攻撃してくる。炎、氷の属性をもった堕天種がいる他に、体色が黄金色に染まったレアな種も存在するという。
専用BGM:『神々の食卓 - 暴食 -』
- ヴァジュラ
- ライオンやトラに似た姿をしたアラガミ。マントや襟飾りのような器官から放電して攻撃してくる。攻撃力と俊敏性が高く、序盤の壁となる。上位種には後述するプリティヴィ・マータとディアウス・ピターがいる。製品版のパッケージを飾った、本作を代表するアラガミでもある。
専用BGM:『街を覆う影 - 恐怖の底に -』、『街を覆う影 - 獣の咆哮 -』
- ボルグ・カムラン
- 巨大なサソリのような姿をしたアラガミ。堅い鎧のような皮膚と、盾のような形に変形した腕でなかなか攻撃を受け付けない。攻撃は主に尻尾を振りまわす事で行い、体ごと1回転して尻尾で周囲をなぎ払う攻撃は範囲が広く脅威。炎、雷の属性をもった堕天種が存在するほか、漆黒の体色と盾が神機の捕喰形態のような形状に変化した上位種、スサノオがいる。
- そして、「BURST」アペンド版のパッケージも飾っている。
- クアドリガ
- 4足歩行のアラガミだが、見た目は生物というよりは機械の兵器に近く、脚がキャタピラ状になっていたりする。ミサイルポッドと呼ばれる器官を持ち、そこから追尾性能のあるミサイルのような攻撃を行ってくる。体は高温を帯びており、排熱することで周囲全体に攻撃することもある。氷の属性を持った堕天種が存在するほか、より火力を増した上位種、テスカトリポカがいる。
専用BGM:『迫る悪夢 - 軋む車輪 -』
- サリエル
- 空中を浮遊するアラガミ。スカートを履いた女性のような姿をしており、妖精にも例えられる。戦場をひらひらと飛びまわりながらエネルギー弾や毒鱗粉を撒き散らしてくる。空中に居るために攻撃が当てにくいが、一定のダメージを与えると墜落するので、その時が攻撃のチャンスとなる。より毒々しい色に変化した堕天種が存在する他に、男性的なフォルムの上位種、アイテールがいる。
専用BGM:『神々の食卓 - 蝶よ華よ -』
- プリティヴィ・マータ
- ヴァジュラと似たような姿をしているが、こちらは氷属性を纏ったアラガミ。
顔が人間の女性のようなものになっており、「帝王」ディアウス・ピターと共に行動することが多いため、「氷の女王」という呼ばれ方をされることもある。
ディアウス・ピターと共に、「GOD EATER」の物語の中で大きな位置を占めるアラガミ。
専用BGM:『激情』
- ディアウス・ピター
- ヴァジュラと似たような姿をしているが、こちらはさらに上位の種であり、神属性を纏っている。
ヴァジュラやプリティヴィ・マータを付き従えていることが多いため、「帝王」と呼ばれており、「GOD EATER」における物語では大きな位置を占めるアラガミである。
- 「RESURRECTION」ではパッケージを飾っているほか、より凶悪な姿や能力にリファインされており、体力を一定以下までに削ると、マント状器官の下に収納されていた刃翼を展開する。
- 神属性を持つ赤色の雷に変化するほか、前述の刃翼での攻撃がメインとなり、カリギュラのブレードのように刃翼で斬りつけるなど、攻撃範囲が広くなる。
- 「BURST」までの姿の方も続投しており、こちらは「天なる父祖」の名前で登場する。
- あるミッションのみに登場し、しかもプレイヤーのみしか出撃できない。
- 専用BGM:『No Way Back』、『No Way Back - Out of My Way -』
- ウロヴォロス
- 作中で最も巨大なアラガミ。体中に苔の生えたような姿をしている。手足のような触手を伸ばしたり、目から高出力のレーザーを放つことで攻撃してくる。また、その体の大きさそのものが脅威となり、体当たりやジャンプすることで起きる振動でも攻撃することが出来る。体表が白く染まり、強化された堕天種も存在するほか、体表が赤く染った炎の力を持つ上位種、アマテラスがいる。
専用BGM:『凶禍の行進』
- アルダノーヴァ
- エイジス島を急襲した謎のアラガミ。男神と女神の2つの姿を持つとされるが、詳細は不明。
- 破棄されたプロトタイプが独自の進化を遂げ、強化された堕天種も存在するほか、男神が存在せず、女神に似た形状をしており、独自の進化を遂げたと思われる上位種、ツクヨミがいる。
専用BGM:『Deo Volente』、『救世主の帰還』
「BURST」での追加アラガミ
- ハンニバル
- 「BURST」通常版のパッケージを飾る新たなアラガミ。ドラゴンと獣が合わさったような姿をしており、4足歩行だけでなく2足歩行も行い、人間のような攻撃も仕掛けてくる。背中にある逆鱗を破壊すると攻撃パターンが激化する。通常種の他に、黒い色をした種の存在も確認されている。前作で行方不明になったあるキャラクターとの関連が指摘されているが…?
専用BGM:『無慈悲な王』
- ヴィーナス
- 第1回ダウンロードコンテンツで配信された完全新規アラガミ。本来11月下旬に配信予定だったが、調整のため12月に延期となっている。わざわざ延期しただけあってできは良い。非常に醜い四足の部分と、非常に美しい女神のような部位があったりと、面白い仕上がりとなっている。複数のアラガミの部位をゼリー状の部分に取り込んでおり、その部位を用いた様々な攻撃方法を使いこなしてくる。グボロェ…。
- カリギュラ
- 第2回ダウンロードコンテンツで配信された新規アラガミ。ハンニバルと同じ骨格であるが、属性は氷であり、攻撃方法はかなり特徴的なものとなっている。腕に生えたブレードのため攻撃範囲がかなり広くなっているほか、背中にはブースターと呼ばれる器官が付いており、ここからエネルギーを放出しつつ突進を仕掛けて斬りつけてくる。どこの高機動MSですか。
- ラーヴァナ
- 第4回ダウンロードコンテンツで配信された新規アラガミ。ヴァジュラと同じ骨格だが、最も異なる点は背中に付いた砲塔である。砲塔からは圧縮された強力な業火を放ってくるため、遠距離でも油断はできない。ミッションには複数で現れることが多い上、聴力と視力が共にとてもよく、どう分断するかも重要になる。ゾイドにこんなのいたよね?
- ヤクシャ・ラージャ
- 第5回ダウンロードコンテンツで配信された完全新規アラガミ。「ヤクシャ・ラージャ」とは「ヤクシャの王」という意味で、配下であるヤクシャを大量に従えて現れる。シユウよりさらに人間に似た体つきをしており、片手が銃のようになっているのが特徴。ゴッドイーターの特徴でもある、『多数対多数』を体現したようなアラガミといえる。
この他にも、DLCを利用することで、強大な力を持った『接触禁忌』のアラガミが登場する。
作中の用語・ゲームシステム等
- 神機
- ゴッドイーター達の装備する、対アラガミ専用の装備のこと。腕輪と武器でセットになっている。アラガミの体を構成する『オラクル細胞』で構成されており暴走しないように腕輪で制御している。通常の兵器ではダメージを与えられないアラガミに止めを刺せる唯一の兵器でもある。剣形態と銃形態の2種類の形態があり、剣形態時には装甲を展開し防御することもできる、まさに攻防一体の武器である。プレイヤーの装備する新型は銃形態と剣形態に変形させることが可能であるが、旧型はどちらかの形態のみしか使えない。
銃形態はスナイパー、アサルト、ブラスト、剣形態はショート、ロング、バスターの3種類に分類されており、それぞれモーションや攻撃速度、威力などの特徴が違う。また、装甲はバックラー、シールド、タワーシールドの3種類に分類される。これらを好きに組み合わせて戦闘することになる。
剣形態時はブレードの刃で切るのではなく食い破り、アラガミの肉体を喰らう『捕喰モード』を使うことができる。プレイヤーらが『ゴッドイーター』と呼ばれるのは、神機のこの特性のせい。捕喰に成功すると、一時的に身体能力がアップする(バースト状態)他、アラガミの能力を秘めた弾丸『アラガミバレット』を入手することができる。また、撃破後のアラガミを捕喰すると、アラガミの素材を入手することができる。
刀身や銃身、装甲は入手したアラガミの素材によって強化・改造することができる。
- エイジス計画
- シックザールが推進している計画。東京近海に「エイジス」と呼ばれる人工の島を作り、そこに残された人類を集め、アラガミの攻撃を受けないための要塞とすることで、人類という種の滅亡を回避するのが目的とされている。が・・・実際には地球のリセットを促し、主要人物のみ方舟(かき集めた宇宙船)で一時的に逃げる計画だった
- バレットエディット
- 本作オリジナルの要素。様々な特性の弾丸を組み合わせて独自の弾丸を作ることができる。「相手を追尾する弾丸」を始め、「相手の頭上から降り注ぐ弾丸」や、「相手に張り付き内臓を破壊する弾丸」など実戦的なもの、「不規則に相手の周りを飛び回る弾丸」や「見た目は派手だが威力は全然ダメな弾丸」などネタ的なものなど、発想次第でなんでも出来る。詳細は関連動画参考のこと。
興味を持ったあなたに
ゴッドイーター 適合候補者 諸君
本ディスクは、人類の脅威「アラガミ」を討伐する
「ゴッドイーター」適合者の発掘・拡大を目的に作成されたものである。
テストミッションで自らの適性を確かめた後は、
他の候補者を探し出して本ディスク内のデータを共有(コピー)し、
彼らと共にミッションに協力して遂行せよ。
適合候補者の発掘と拡大は、本ディスクを手にした
貴殿の貴重な任務である。
一人でも多くの仲間に手渡すべく、尽力されたし。
引用元:無印体験版パッケージ
発売前の09年11月から体験版が配布された。体験版の入手方法は
など。UMD版の配布はすでに終了、公式サイトでの配信は後述する『ゴッドイーターバースト体験版』へ差し替えとなっている。
10年10月1日からは、『ゴッドイーターバースト』の体験版の配信が公式サイト内特設ページにて先行開始された。こちらはPC経由での配信となる。Playstation Storeでの直接配信は10月21日より開始されている。
GEBの体験版は難易度3「蒼穹の月」までのミッション・武装・システムを全て収録した、まさに「体験版としては異例のボリューム」のものとなっている。
どちらの体験版も、入手した素材を使用してアイテムや装備の合成・強化が可能なほか、セーブデータは製品版に引き継ぎが可能である。人数分の体験版があればマルチプレイも可能となっている。
関連動画
プロモーション動画
その他
バレットエディットの紹介動画。
左:戦闘曲集。
右:オープニングテーマ。
挿入歌である「神と人と」は、「Hollywood Music in Media Awards 2010」に
日本で製作された曲として唯一ノミネートされるなど、海外でも高い評価を受けている。
テレビアニメ
2014年の東京ゲームショウにてプロジェクトが発表され、2015年7月より放送を開始。
無印からPVアニメ制作に携わっているユーフォテーブルが制作を担当。無印の時間軸である2071年を舞台とする。
ゲームではキャラクリエイトでプレイヤーを作るので特定の主人公と言えるべき存在が無いのに対し、テレビアニメ版では、荒廃した世界に立ち向かう意志を持つ新人隊員としてのプレイヤーという形として「空木レンカ」というオリジナルキャラを主人公にしている。
一般的なアニメ塗りと違い、線画の境界線を可能な限り細くし、環境光などを意識した筆絵の様な情報量の高い作風にしており、演出面もそれを取り入れた実写映画的なものを多用している。
アラガミによって人類滅亡まで追い込まれた重苦しい世界観を重点的に描いている。
第一話の放送前に延期が発表され、代わりにインタビューなどを挟んだ特番「GOD EATER EXTRA」を放送。「EXTRA」に関しては制作ドキュメンタリーを兼ねて、数回放送する予定となっている。
関連生放送
関連チャンネル
関連項目
外部リンク