サイバスターとは、『スーパーロボット大戦』シリーズの外伝作品、『魔装機神』シリーズに登場する「魔装機神」と呼ばれる人型巨大ロボットの一つ。
また本項目では操者であるマサキ・アンドーについても解説する。
ラングラン王国の「魔装機計画」によって建造された魔装機神で、風の精霊サイフィスと契約している。精霊のランクは風系高位の「風」。 『LOE』では機体をフル改造しランクアップすることで風系聖位の「空」に変化する。
見た目は中世西洋の騎士の甲冑に翼が生えたような姿をしている。機体のカラーは水色・もしくは甲冑のように銀色とされる。
開発者はラングラン王国の錬金術師ウェンディ・ラスム・イクナート。他の魔装機神と同じく、装甲はオリハルコニウム、フルカネルリ式永久機関が搭載されている。また、最大限に力を発揮すれば全ての事象の予測ができるともいわれる「ラプラスデモンコンピュータ」を搭載しているが、今のところこの能力を全て発揮したことはないらしい(後の『魔装機神F』で発揮)
4機の魔装機神のなかで一番最後に完成した機体であり、4機の中では最も潜在能力が高いと言われている。
「風の魔装機神」の名のごとく、当てて避ける所謂「リアル系」な機体性能である。それに加えてラングランの神鳥ディシュナスを模した巡航形態『サイバード』への変形機構も付いており、機動性・移動力では追随出来る機体がないほどである。
その高い機動性とマサキの壊滅的な方向音痴が噛み合うと、器用に目的地の日本だけを避けて地球を何十周もしてしまったりする。旧シリーズでは地上にやってくるたびに迷子になっていた。
魔装機神の中で最も多くの機能や能力をこれでもかと言う程詰め込まれているため、しばしば敵の親玉の標的になったり、物語のキーになったりする。「ポゼッション(精霊憑依)」を果たしたのもサイバスターだけ。流石主人公機。
『魔装機神』という作品の看板ともいえる機体であるため、旧第2次から多くのスパロボに参戦している。アニメにもなった。
αシリーズやOGシリーズでの追加設定として、地上に初めて姿を現した時に異星人エアロゲイターの機体と誤認された、というものがある。その時の識別はAGX-05。
(*魔装機神Ⅱ以降のネタバレを多数含むため、スクロールなどで全力で突っ走ってください)
ゼルヴォルドとの戦闘で魔装機神奏者としての自覚や自信を失ったマサキが精霊界で修行を積み、自らを見直し、風の精霊「サイフィス」との同調を果たした事で完成したサイバスターの真の姿とも言われる。
以前から公式、ファン問わず言われていた「サイバスターが真の力を発動させればネオ・グランゾンすら圧倒できる」を体現した物でもある。
形状としては全体のシルエットは大きく変わらないが、よく見ると胸の装甲や羽の根本に青い装甲が追加されている、など変化しているのが確認できる。2015年コトブキヤのSOGシリーズからこの状態でのプラキットが発売され全身が観れる機会が出来た。模型立体化としては9年(同シリーズノーマルのサイバスターは2006年リリース。2012年に1/144版が登場)という年月の為か大きくフォルムが変貌しており、特に腕部の変化が大きい。
上記イベントを含むシナリオの後、一定以上の気力に到達すればいつでも発動が可能になるが、マサキのプラーナの限界からか一定ターンしかこの姿を保てない。しかしながら発動さえすれば(防御面はともかく)攻撃面ではどこぞの伝説巨神もかくやのキチガイ化物じみた数値にまで到達する
(元々魔装機神シリーズは通常のスパロボと攻撃力の計算が異なり、攻撃力に関しても非常に高く表示される傾向があるが、この状態のサイバスターはそういう次元を超えており他の機体を圧倒する数値を誇る)
ネタバレはここまで
日本語表記:安藤 正樹
CV:我らがスパロボ廃神緑川光
17歳(『LOE』第1部では15歳)の日本人。出身は栃木県。たまに栃木弁で話す。ラングランに魔装機神操者候補として召喚された一人。正義感に溢れ義理人情に弱い熱血漢。さらにお調子者と、いわゆるロボットもの主人公の王道といっていい性格をしている。
両親を2人ともテロで失っており、天涯孤独の身の上でもあったが、ラングランに召喚されたのち、剣皇ゼオルートの養子となっている。義妹はプレシア。
見た目はカッコいいらしいが、その言動のせいか3枚目に見られることが多い。リューネやウェンディ等、彼に好意を抱いているものもいるのだが、その手のことには壊滅的にニブイので、「リュウセイを超えるフラグクラッシャー」とも呼ばれたりする。
マサキの一番の特徴といえば神をも恐れぬ「方向音痴」である。元々集団行動が苦手で単独行動をとることも多いのだが、その結果毎回地球を何十周もするはめになる。
その方向音痴ぶりは壊滅的としか言い様がなく、ラー・カイラムやハガネ艦内で迷子なんてのは日常茶飯事。偵察や少数での突入作戦などにもサイバスターの特性上よく活用されるのだが、保護者必須である。
『α』では輝とミンメイの捜索のためにマクロス艦内を捜索した結果、ミイラ取りがミイラに。マサキのために別途捜索隊が組まれることになってしまった。
『α外伝』では自動でアーガマに帰ってくる装置がついていたにもかかわらず迷子になり、捜索のためにウイングゼロの「ゼロシステム」まで持ち出された。
一説にはマサキの方向音痴はラプラスデモンコンピュータのその機能をも上回っているともネタとして言われる。
マサキに仕えるファミリア(使い魔)。白猫のシロと黒猫のクロの2体がいる。使い魔に性別はないが、シロが男性的、クロが女性的な性格をしている。
CVはそれぞれ折笠愛(シロ)、佐久間レイ(クロ)。
「ニャ~んか最近、オイラ達の扱いが荒くなってきたニャ・・・」
「・・・つべこべ言わニャいの!」
猫の姿をしているためか、好物は魚やミルク。
また「三味線にする」というフレーズを何よりも恐れ、マサキが激昂するとよくこの言葉で脅される。
安直極まる名前を付けられた事について、多少ならずとも不満があるらしい。
まったくの余談になるが、
中の人がとあるラジオにおいてゲストで先輩声優である折笠愛に若干の緊張を感じていたが
「良く考えたら、シロだと思い出して一気に緊張が解けた」と語っている。
バンプレストオリジナルの中では最も高い知名度を誇るサイバスターであるが、サイバスターと類似した設定の機体が、その他のバンプレスト作品にも登場する。ここでは項目を分けて紹介する。
異世界ア・ゼルスが舞台である『真・魔装機神』では、主人公機として同名の機体が登場する。
魔装機神という称号、風の精霊と契約した機体という設定も同じであるが、機体の細部形状や武装の異なる全く別の機体である。
サイバスターを含めア・ゼルスの機体は、ある時ア・ゼルスに出現した「神の腕」と呼ばれる機動兵器の右前腕部を解析・参考にし作られている。
「神の腕」には「ラスム=イクナート」という銘が刻まれている。
これはラ・ギアスのサイバスターの製作者、ウェンディ・ラスム・イクナートの事だと思われる。
ア・ゼルスのサイバスターが本来のサイバスターに似ているのは、「神の腕」を持っていた機体を復元しようとして作られた為である。
この「神の腕」は後にラスボスである闇の魔装機神イズラフェールの右腕部となっており、
「神の腕」から力を引き出す事によりラ・ギアスのサイバスターに酷似した技を使ってくる。
また、イズラフェール自体は化け物染みた生物的な姿だが、部分部分にラ・ギアスのサイバスターに近い形状が見られる。
このように真・魔装機神の物語に深く関わっている「神の腕」だが、
ラ・ギアスのサイバスター(と思われる機体)が何時、何処で、何故右腕を失い、そしてその右腕がア・ゼルスに流れ着く事になったかについては未だ語られていない。
『スーパーロボット大戦Z』シリーズには、オリジナルの機体「シュロウガ」と、そのパイロットの「アサキム・ドーウィン」が登場するが、デザインや設定・武装などにサイバスターとマサキ・アンドーとの共通点が見られる。例として
などがある。また、レイ・バスターを使用した時のカットインには2機のサイバスターらしき機体がつばぜり合いをしている場面、グランゾンらしき機体などが登場するため、ファンには「闇落ちしたマサキ」「並行世界のマサキ」などと推測されているが、詳細はいまだ不明である。
2012年に発売された『魔装機神Ⅱ』に登場する機体。ゼノサキスの末裔を名乗る男、エラン・ゼノサキスが操縦し、サイバスターに戦いを挑んでくる。その形状はサイバスターに酷似しているが、風化して色が黒く変わった装甲を持っており、左右の腕が異なるデザインをしていたり、頭部の装甲のはがれた部分からは鬼のような形相の顔が見えるなど、材質などから推測される建造時期はサイバスターより遥かに過去の時代のものである。
武装はサイバスターとほぼ共通しており、サイフラッシュに対応するヴォイドリグレッション、ディスカッターに対応するストレイングレイブ、アカシックバスターに対応するアストラルイナーを装備している。
サイバスターとの関連は断片的に明かされるものの、極めて謎の多い機体・・・(以下ネタバレの為閲覧注意)
その正体は5万年以上前の巨人族の支配に対して抗うラ・ギアス(古トロイア)人によって建造された最古の人型兵器(魔装機)という存在。
後の世(魔装機神本編より約1000年前)に復元を試みたトロイア人によって建造されていた記録がラングランの王室アカデミーに保存されており、ウェンディがアーカイブで見た記憶が深層心理に強く残っていたため(深層面でテューディも影響され)、外見をゼルヴォイドに似せたのがサイバスターである。その為エランから「模倣品」と呼ばれている。技術的にも精霊を介した魔装機であるが構造が根本的に異なるので「オリジナル」「模倣」関係なく『魔装機神』シリーズではサイバスターとゼルヴォイドは全くの別物。但しゼルヴォイドが対巨人族戦として開発され、サイバスターも予言された魔神(ヴォルクルス)が巨人族の残滓とも云える存在に対してのカウンターとして開発された経緯があるため、思想的には繫がりが無いとも云えない。
ラ・ギアスのサイバスター、ア・ゼルスのサイバスター、シュロウガ、ゼルヴォイド。これら4機の酷似した機体の詳細な関連はいまだに不明であり、サイバスターは最初のバンプレストオリジナルでありながら、バンプレストオリジナルの中で最も謎を秘めた機体であるといえる。
リアル体型での立体物として以前はゲームセンターのプライズ品のリリースがあり。
現在はコトブキヤとバンダイスピリッツ双方からプラキットがリリースされており、先発のコトブキヤはS.R.G-Sシリーズ枠で2006年にNONスケール版、2012年には1/144スケール版がリメイク。2015年には精霊憑依版(NONスケール)もリリース。バンダイはガンプラ等の派生スーパーロボット大戦HGシリーズからの出展。同シリーズ第一弾。コトブキヤリメイク版とバンダイ版はサイバードへの変形が可能になっている。
掲示板
255 ななしのよっしん
2021/12/26(日) 13:41:30 ID: 5Twte+W3d6
スパロボ30ではEセーブEXが消費EN-50%というぶっ壊れスキルになったせいで、
強化パーツやカスタムボーナスも使って消費ENを減らすとアカシックバスターのEN消費がゼロになってしまう
256 ななしのよっしん
2022/08/13(土) 16:13:46 ID: S5hxRnwLGU
アニバスターのどう見てもコスモノヴァ規模のサイフラッシュ好き
ワイプ式の謎グロ描写は別に好きじゃない
257 ななしのよっしん
2023/07/16(日) 12:48:05 ID: UnfAzXBJr2
急上昇ワード改
最終更新:2024/10/07(月) 15:00
最終更新:2024/10/07(月) 15:00
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