サイレンススズカ
「私にできることは、走ること。それだけなので」
サイレンススズカ(ウマ娘)とは、「ウマ娘 プリティーダービー」の登場キャラクター。
実在の競走馬、サイレンススズカをモチーフとするウマ娘である。CV:高野麻里佳
誕生日:5月1日 身長:161cm 体重:増減なし スリーサイズ:B70・W53・H79
儚げな雰囲気を湛えた、クールなウマ娘。言葉少なで物静か、ストイックにレースに打ち込んでいるが、その心にあるのは常に「走ることが何よりも好き」という気持ちだけである。
白を基調に、緑のアクセント入りの勝負服も、華麗ながらもどこか折れてしまいそうな儚さを思わせる。
主人公のスペシャルウィークが東京に出て最初に見たレースで、颯爽と登場。持ち前の圧倒的なスピードで快勝してみせる。そのレーススタイルはスタートからいきなり先頭に立ち、最後までぶっちぎる「大逃げ」である。当初はトレセン学園の最強チーム「リギル」に所属していたが、チームの方針によりレース中のペースを抑えるように指導され、スランプに陥っていた。その後、思うところあり、自主性を重んじるチーム「スピカ」に移籍する。「夢を与えられるウマ娘になりたい」と彼女は言う。
学園の寮では奇しくもスペシャルウィークのルームメイトとなる。彼女と心を通わせ、やがて無二の友情を築くのだが…。
アニメ第7話「約束」の回にて、天皇賞(秋)に出走したサイレンススズカは、毎日王冠の雪辱を誓うエルコンドルパサーらチーム「リギル」の面々や、メジロライアン、ウイニングチケットといった強敵をものともせずにレース序盤から快走。後方を完全にブッチぎる「逃げて差す」レースを展開した。しかし、好事魔多しの言葉通り、3コーナーで事態は急変。左足に激痛を感じたスズカは体制を乱したまま、減速もままならない状態となる。観客席から逆走してきたスペシャルウィークに受け止められて何とか止まることができ、トレーナーの指導によって適切な処置がされた。サイレンススズカはその場で意識を失い、病院のベッドで目覚めた。左足は骨折しており、再び元のように走れるようになるかはわからないと言われるが、スズカは「夢を与える」ために再起を誓うのであった。
そしてリハビリを終え、スペが出走するジャパンカップの前日のオープン特別戦で復帰。スタート直後に出遅れるものの、直線で一気に挽回し先頭でゴール。あの日から1年(史実からは20年)の時を経て、止まっていた時計の針が再び動き出した。
第2期ではアメリカに遠征しており、出番はほぼスマホやタブレット越しでのものに限られる。
トレセン学園に転入してきたスペシャルウィークが最初に出会って物語は始まる形で登場。ラブコメか!
かつては生徒会ら先輩たちからも期待される程の逸材であったが、怪我による影響により周囲から関わりを避けるようになっていた。そんな中ルームメートのスペシャルウィークと関わる事で徐々に自分を取り戻していくこととなる。
スペシャルウィークを中心とするウマ娘たちのドッタンバッタンに巻き込まれ見守る事が多い。うそでしょ…
一方でモチーフ馬が同期であるマチカネフクキタルとの対等な付き合いや、ユニット「逃げ切り☆シスターズ」のメンバー(スマートファルコン、ミホノブルボン)との交流といった他とは異なる顔を魅せている。
…やっと見えた!
スピードの向こう側…静かでどこまでも綺麗な…
私が見たかったもの…!
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
101 | 84 | 77 | 100 | 83 |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
D | A | A | E | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
A | C | E | G |
初期☆3育成ウマ娘[サイレントイノセンス]として初期実装。やはりと言うべきか脚質、固有スキル、習得可能スキルの全てが逃げに特化しており、最終直線まで先頭をキープして固有スキルの発動に漕ぎ着ければ「逃げて差す」と称された得意の大逃げが炸裂する。史実ほど序盤から他を突き放した独走大逃げにはなりにくいが、カットインの発動とともに一気に加速して後続を突き放し大差で逃げ切る爽快感がたまらない。
元になった馬が「短距離並みのペースで走れる中距離馬」のため短距離適性は低めで、史実で出たこともないので目標にも短距離は全く関わらない。そのためサクラバクシンオーほどバクシンな育成をすると危ういところはあるが、固有スキルを発動させるためにも生命線はやはりスピードであり、基本はバクシンオーと同じくスピードを中心に育成しつつ、最長で2400m(目標では神戸新聞杯が該当する)の中距離レースを走りきれるようにスタミナを鍛えると良い。
また史実では4歳時(ゲームでいうクラシック級)、弥生賞でのゲートくぐり事件をはじめ、出走したダービー・天皇賞(秋)・マイルチャンピオンシップといったG1は全て掲示板外と重賞では結果を残せずにいたのだが、シナリオでは弥生賞で迷いを生じクラシック三冠挑戦を見送るという展開になるためダービー等は目標には一切関わらない(出走は可能)。神戸新聞杯から史実の軌跡をなぞっていくことになるため、育成目標はG2が中心で、それぞれの目標の間の期間も長い。目標レースもほとんどが中距離で距離適性に振り回される心配もない(毎日王冠のみマイルだが適性Aなので無問題)。そのため攻略難易度はかなり低く、初心者でも非常に育てやすいウマ娘と言える。
そして最後の目標は、史実ではもちろんアニメでも勝てなかった天皇賞(秋)で1着を取るというものになっており、達成した時はファン感涙ものの専用特殊実況とイベントが待っている。
なお、ウマ娘ストーリーでもアニメ版と同様、最初は主人公とは別のトレーナーにスカウトされるが、得意の大逃げではなく前半は抑えて後半でスパートという指導を受けた結果スランプに陥る。見かねた主人公の手助けで立ち直り、元のトレーナーの許可を得て主人公のもとに移籍するという流れになっている。
専用二つ名の「異次元の逃亡者」の取得条件は「作戦「逃げ」かつ1番人気で重賞を6連勝以上し、そのうち1戦は宝塚記念でスタート200m地点からゴールまで1番手のままで勝利する」という史実再現系。専用二つ名の取得条件の中では簡単な方だが、勝つためにスピードに偏った育成をしていると他のステータスが低くなってG1レベルでは1番人気を取りにくいのが少々厄介。
目標日程が緩いため、史実で獲れなかったダービーやマイルチャンピオンシップ、アニメでスペシャルウィークと対戦の約束をしていたジャパンカップなどを獲りに行くことも可能。長距離適性が低いので、菊花賞があるクラシック三冠、天皇賞(春)がある春シニア三冠、有馬記念がある秋シニア三冠などの制覇は継承で適性を上げないと厳しいが、安田記念・マイルチャンピオンシップの春秋マイル制覇は楽。また目標が一切被らないため、桜花賞(マイル)・オークス(中距離)・秋華賞(中距離)のトリプルティアラを狙いやすい。史実は牡馬なのに。目標レースがG2中心のため目標レースだけではファン人数を稼ぎにくいので、ファン人数が条件となる固有スキルのレベル上げや、レジェンド達成を目指すなら目標外のG1に積極的にチャレンジしていこう。
サクラバクシンオー同様、育成が楽かつレースで勝ちやすいため、因子獲得のための周回が非常にしやすいのも魅力。☆3の利点と言える固有スキルの継承においては、逃げウマ娘への継承としては非常に有力な選択肢。先行でもわりと機能するが、先行では競り合った状態から抜け出したあとの「優勢な状況をより確実にする」保険としての意味合いが強くなる。先頭に出る時間が短い差しと追込には言うまでもなく不向き。なお、チームレースでは同格のスピードを持った相手と競り合ってスタミナを消耗してしまい育成時のようには逃げ切れないことが多く、チームレースで勝ちきれるスズカを育成するのは結構難しい。
また、ジュニア級の間に最低限のステータスを確保し、ジュニア級12月前半の朝日杯FSか阪神JFから2ターンレースに出して1ターン練習か休ませるというローテ(3ターン連続でレースに出すと調子が下がるため)でひたすらレースに出し続けることでマニー稼ぎ・ファン数稼ぎをすることもできる。マイル・中距離のG1で勝てるため、勝てるG1が少ないバクシンオーより効率的だとか。ただしその結果、山のような育成スズカをもて余すことになるが。まあそれは因子周回をしていればスズカに限らない話ではあるが……。
SSR[輝く景色の、その先に]とR[トレセン学園]が初期実装。どちらも友情トレーニング対象はスピード。
どちらも「先駆け」「急ぎ足」「押し切り準備」「逃げ直線○」「逃げコーナー○」「逃げのコツ○」「先頭プライド」と逃げ用のスキルが山積みで、他に「集中力」「前途洋々」「左回り○」が入手可能。SSRではさらにレアスキル「逃亡者」が入手できる。友情トレーニング対象もスピードなので、スズカ自身の育成に使えないという問題はあるが、逃げウマ娘を育成するならスキル確保用にデッキにSSRを1枚積んでおきたいところ。
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どこまで続くポールトゥウイン エキゾーストノートはいらない
※1998年 天皇賞(秋)本馬場入場 フジテレビ塩原恒夫の「ポエム」より
サイレンススズカは父サンデーサイレンス、母ワキアというアメリカからの輸入馬から生まれた。
1997年2月に新馬戦でデビュー勝利。その後は重賞では軒並み勝ちきれなかったものの、周囲からは来年は伸びる馬だと期待された。そして、その中で必勝のパターンである「大逃げ」を確立していく。そして、武豊とのコンビも固まりつつあった。
円熟期のサイレンススズカの走りは「逃げて差す」と称された。中距離を短距離のペースを維持して走れるため、道中マイペースに走っているだけで先頭を引っ張る形になり、最後の直線でスパートをかけたらもう誰もついてこられない。差しや追込でサイレンススズカをかわすのは不可能とも言われた。
そして、他馬と同じ道を走って競い合うがゆえに速い者が勝つとは限らないのが競馬だが、最初からずっと先頭にいれば、誰にも邪魔のしようがない。大逃げとはまさしく究極の戦法なのである。
1998年は最初から何馬身もつけるようなブッチギリレースで連勝し、いよいよG1レースに挑戦。その宝塚記念では、騎手こそ南井克巳だったが、抑え気味のレース内容ながらも初勝利を上げた。そして、毎日王冠において、エルコンドルパサーとグラスワンダーという強敵をものともせずに、「どこまで行っても逃げてやる!!(byアオシマバクシンオー)」と言わんばかりに、2馬身半の差をつけて見せた。
つぎは本命の目標だった天皇賞(秋)。これまでの6連勝という強さに圧倒的1番人気を獲得。レース後はジャパンカップを経て、アメリカへの遠征も計画されていた。
レースがスタートし、サイレンススズカは後続に一時は10馬身差をつける圧倒的スピードでレースをリードした。いや、リードしたというよりは、彼だけが別次元を突っ走っているかのようだった。だが…
3コーナーを過ぎた時、いきなり彼は姿勢を乱し、ガクッとスピードを落とした。その左足は粉砕骨折していたのである。なんとか治療の道を開いて生きながらえてほしいという競馬ファンたちの願いも虚しく、予後不良とされ、サイレンススズカは天国へレースをしに旅立ってしまった。→沈黙の日曜日
ウマ娘においても、その悲劇の影は確かに付き纏っている。しかし、物語の中でならそれは打ち破ることができる。ゲームでは自らの手で是非、その手助けをしてあげよう。
詳細は当該記事へ→サイレンススズカ
1998年11月1日 東京競馬場 第118回 天皇賞(秋) 実況:塩原恒夫(フジテレビ) 解説:吉田均(競馬エイト) 解説:東信二(1987年 皐月賞・菊花賞勝利騎手) |
サイレンススズカ(ウマ娘)に関するニコニコミュニティを紹介してください。
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最終更新:2021/04/18(日) 11:00
最終更新:2021/04/18(日) 11:00
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