「EXTREME VICTORY」(2011年2月11日発売)で登場。
チューナー(効果モンスター)
※「EXTREME VICTORY」収録のカード(EXVC-JP023)による
星2/地属性/サイキック族/ATK 500/DEF 300
ゲームから除外されているこのカードが特殊召喚に成功した時、
自分のデッキの一番上のカードを裏側表示でゲームから除外する。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
このカードの効果で除外した自分のカードを手札に加える。
同パックで複数登場した除外を戦術とするサイキックの1体。間接的な手札補充(事実上のドロー)効果を持つ。
除外されている自身の特殊召喚という変わった発動条件を持っているが、EXVCで同時に登場した「沈黙のサイコウィザード」や「静寂のサイコウィッチ」などのサポートを使えば条件を満たすのはそこまで難しくない。というより、始めからそうデザインされたのだろう。
手札に加えるのは強制効果で、タイミングを逃すことはなく、どのような方法で墓地へ送られても効果は発動する。
チューナーであるので、シンクロ素材にして発動するのもいい。シンクロ召喚しつつ手札補充ができるのは嬉しい。
弱点は、墓地へ送られる以外の方法でフィールドから離れてしまった場合、除外したカードを手札に加えられないこと。そうなった場合、裏側表示で除外しているため、除外しているカードを対象にした多くの効果は使用できず、実質そのデュエルではもう使えないものと思ってしまった方がいい(一応、「ネクロフェイス」、「原初の種」などなら再利用は可能)。
そういったことを防ぐために、このカードを使用するなら、相手に墓地へ送ってもらうのを待つより、自分からシンクロ素材などでこのカードを墓地へ送れるような方法をとりたい。
除外戦術を中心としたサイキックデッキでは手札増強を行える良いカードだが、コンボ前提なので、除外をあまり利用しない場合は、効果なしのチューナーでしかない。その場合は同じくレベル2のサイキック族で汎用性の高い「クレボンス」を優先した方がいいだろう。
地属性のレベル2チューナーとしての運用する場合も、罠モンスターの「シェイプシスター」や、特殊召喚効果とサーチ効果を併せ持つ「TG ストライカー」など、より扱いやすいカードが存在する。もしこちらを優先的に使いたい場合は、「緊急テレポート」で特殊召喚できる点などを生かしたい。
どこか不気味さが漂っていたこれまでのサイキック族とは違い、かわいらしい魔法少女のようなアニメ風イラストのカード。イラストだけ見ると魔法使い族のような印象を受けるかもしれない。口が若干への字になっているのがポイント……かどうかは知らない。
「ブライト・フューチャー」のイラストに「メンタルシーカー」と共に描かれている。しかし、「ブライト・フューチャー」は除外されているサイキック族を墓地に戻す必要があるため、このカードの相性はあまりよくない。
裏側表示でデッキの一番上から除外されたカードは、そのカードの持ち主だけが確認することができる。これは、「タイムカプセル」など、その他の裏側表示で除外する効果と同じ裁定である。
しかし、かつて除外したプレイヤー自身でさえもカードを確認できないという裁定であった。
現在の遊戯王OCGにおいては基本的に、「プレイヤーは自分のデッキの中身を常に全て把握している」という前提の下でゲームが行われる。これによって、「デッキの中に戦士族モンスターが1体も存在しないのに『増援』を発動する」、「デッキに『神聖なる球体』が1体も存在しないのに『創造の代行者 ヴィーナス』の効果を使用する」といった、いわゆる空撃ちと呼ばれる行動は不可能である、としている。
しかし、旧裁定では自分のデッキを誰にも分からない状態でゲームから除外するため、前述の前提を覆すものとなってしまう。このカードの影響で意図せず空撃ちが発生してしまった場合、その効果は不発となり、相手にデッキを見せて該当するカードがないことを証明して処理を終了するとされていた。
除外されたこのカードが特殊召喚され、効果が発動したときに「激流葬」をチェーンされた場合、チェーン2の「激流葬」で先にこのカードが破壊され、チェーン1のこのカードの効果でデッキの一番上を除外する。この場合、このカードが墓地へ送られた時点でカードがゲームから除外されていないため、後から除外されてもそのカードを手札に加えられなくなってしまう。
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最終更新:2024/04/20(土) 09:00
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