サウジカップ(كأس السعودية Saudi Cup)とは、サウジアラビア王国のサウジアラビアジョッキークラブ(JCSA)がキングアブドゥルアジーズ競馬場で施行する国際招待競走である。施行条件はダート1800m(左回り)。国際格付けはG1(Group1)。サウジCという略称も用いられる。
賞金総額2000万USドル、1着賞金は1000万USドル[1]を誇る世界最高賞金レースである。また同日にはアンダーカードとして多数の重賞が開催されるため、この日をサウジカップデー、またはサウジカップナイトと呼称される。
| 開催地 | サウジアラビア王国リヤド市 |
| 主催者 | サウジアラビアジョッキークラブ(JCSA) |
| 距離・馬場 | 1800mダート |
| 格付け | 国際G1(Group1) |
| 賞金 | 賞金総額2000万USドル |
| 出走条件 | |
| 負担重量 |
サウジアラビア初の国際G1競走である。中東・アジアはもちろん、世界規模で見ても屈指の大レースの一つに数えられる。
メインレースの総賞金(1~10着)は2000万$(約31億円)、7つのアンダーカードも含めた総賞金は3350万$(約53億円)。これに加えて前日には国際騎手招待競走やAl Mneefah Cup(芝の純血アラブ競走)も開催されるが、これらの資金は全てサウジ王族(とスポンサー)持ちであり、オイルマネーの恐ろしさが実感できる。石油うめぇ。
この莫大な賞金によって世界各地から有力馬が集い、新設レースとしては一際高いレーティングを獲得。国際格付・番組企画諮問委員会(IRPAC)によって2022年以降の国際競走の格付けが行われた[4]。
サウジアラビアは厳格なイスラム国家なので、サウジ国内の馬券発売は無い。更に、サウジ国内では外国人であろうと騎手・調教師・その他競馬関係者の飲酒は禁止である。女性騎手の参加は可能だが、肌の過度な露出は控えるようお達しが出ている。
日本競馬界にとっては国内最上位クラスのダート馬や、ダート適性のある芝馬の遠征先として定着している。2023年にパンサラッサがサウジカップを制覇したことで、日本馬が出走可能な競走は完全制覇されている。ちなみに2023年度は他の日本馬も大健闘しており、サウジカップデー総賞金の57%を獲得した。
特に2024年サウジダービー覇者・フォーエバーヤングは世界各国で実績を残しており、2025年度サウジカップ出走前にはアニメPVが制作される特別(?)待遇を受けている。また、同競走3着馬のBentornatoもブリーダーズカップ・スプリントを制しており、サウジダービーの上位馬への注目が高まっている。
フルゲートは14頭。向こう正面、2コーナー終端部から引き込まれたシュートコースから発走し、およそ800mの長い直線を走ってから第3・第4コーナーを回り、約500mの最終直線に入る。日本で言えば盛岡競馬場開催のマイルチャンピオンシップ南部杯のようなコース体系である。
最初の直線が非常に長いため、枠順による有利不利はあまりない。更にワンターンの1800mコースということで、コーナリングが苦手な馬でも直線部分の好走が期待できる。一方で開幕からひた走る都合、コーナーまでの位置取り争いは熾烈になる。この展開に対応した上でスパートの持続力などが求められる。
2023年までのキングアブドゥルアジーズ競馬場のダートには松のウッドチップが含まれており、日本の砂ダートはもとより、アメリカの赤土ダート、それをそのまま移植したドバイのダートコースとも異なる特徴を持っていた。故に芝馬でも好走できる確率は高く、日本やアメリカのダート馬のみならず、欧州・香港の芝馬も多く参戦していた。
2024年以降は土が深くなり、ウッドチップがほとんど無くなったいう競馬関係者の証言から、アメリカ寄りのダートに変化したと思われる。必然的に芝コース専門の馬には難易度が上がった。
以下のレースの勝ち馬に優先出走権が与えられる(2025年-)。
| 順 | 競走名 | 格 | 距離 | 条件 | 賞金総額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1R | ジョッキークラブローカルハンデキャップ The Jockey Club Local Handicap |
- | ダート 1800m |
サウジアラビア調教馬のみ 4歳上 |
1,000,000米ドル |
| 2R | オハイヤアラビアンクラシック Obaiya Arabian Classic |
G1PA[5] | ダート 2000m |
純血アラブのみ 4歳上 |
2,000,000米ドル |
| 3R | サウジダービー The Saudi Derby |
G3 | ダート 1600m |
3歳 | 1,500,000米ドル |
| 4R | リヤドダートスプリント Riyadh Dirt Sprint |
G2 | ダート 1200m |
3歳上 | 2,00,000米ドル |
| 5R | トゥワイクカップ Tuwaiq Cup |
L | ダート 1800m |
4歳上 | 1,000,000米ドル |
| 6R | ネオムターフカップ The Neom Turf Cup |
G1 | 芝2100m | 4歳上 | 3,000,000米ドル |
| 7R | 1351ターフスプリント 1351 Turf Sprint |
G2 | 芝1351m | 4歳上 | 2,000,000米ドル |
| 8R | レッドシーターフハンデキャップ The RedSea Turf Handicap |
G2 | 芝3000m | 4歳上 ハンデキャップ |
2,500,000米ドル |
| 9R | サウジカップ The Saudi Cup |
G1 | ダート 1800m |
4歳上 | 20,000,000米ドル |
※注:第1回はマキシマムセキュリティが1着入線であったが、アメリカのレースでのドーピング騒動により、2024年8月に失格及び賞金権利の剥奪が確定した。
| 回数 (施行年) |
優勝馬(国旗は調教国) 日本語読み |
性齡 | 騎手 | 優勝馬の備考・受賞歴 |
|---|---|---|---|---|
第1回![]() (2020年) |
*ミッドナイトビズー |
牝5 | S.アスムッセン | G1 2勝 '19年エクリプス賞(4歳以上牝馬) |
第2回![]() (2021年) |
ミシュリフ |
牡5 | D.イーガン | ジョッケクルブ賞含めGI3勝 |
| 第3回 (2022年) |
エンブレムロード |
牡5 | W.ラモス | キングファイサルC(沙GI)優勝 |
| 第4回 (2023年) |
パンサラッサ |
牡6 | 吉田豊 | '22年ドバイターフ優勝 |
| 第5回 (2024年) |
セニョールバスカドール |
牡6 | J.アルバラード | '24年ペガサスWC2着 |
| 第6回 (2025年) |
フォーエバーヤング |
牡4 | 坂井瑠星 | '24サウジダービー、UAEダービー 東京大賞典など |
| 第7回 (2026年) |
フォーエバーヤング |
牡5 | 坂井瑠星 | 初の連覇 '25年JRA賞年度代表馬 |
レースレコードー1.49.099(第6回 フォーエバーヤング)
※注:第1回は1着入線のマキシマムセキュリティが失格となったため、6着・7着入線の日本馬2頭は5着・6着に繰り上がり。
| 回数 (施行年) |
日本からの出走馬 |
結果 |
|---|---|---|
| 第1回 (2020年) |
ゴールドドリーム | 5着 |
| クリソベリル | 6着 | |
| 第2回 (2021年) |
チュウワウィザード | 9着 |
| 第3回 (2022年) |
マルシュロレーヌ | 6着 |
| テーオーケインズ | 8着 | |
| 第4回 (2023年) |
カフェファラオ | 3着 |
| ジオグリフ | 4着 | |
| クラウンプライド | 5着 | |
| ジュンライトボルト | 7着 | |
| ヴァンドギャルド | 11着 | |
| 第5回 (2024年) |
ウシュバテソーロ | 2着 |
| デルマソトガケ | 5着 | |
| クラウンプライド | 9着 | |
| レモンポップ | 12着 | |
| 第6回 (2025年) |
ウシュバテソーロ | 3着 |
| ウィルソンテソーロ | 4着 | |
| ラムジェット | 6着 | |
| 第7回 (2026年) |
ルクソールカフェ | 5着 |
| サンライズジパング | 6着 |
| レース | 年 | 馬名 | 騎手 |
|---|---|---|---|
| ネオムターフカップ | 2022年 | オーソリティ | C.ルメール |
| 2025年 | シンエンペラー | 坂井瑠星 | |
| 1351ターフスプリント | 2022年 | ソングライン | C.ルメール |
| 2023年 | バスラットレオン | 坂井瑠星 | |
| 2025年 | アスコリピチェーノ | C.ルメール | |
| レッドシーターフハンデキャップ | 2022年 | ステイフーリッシュ | C.ルメール |
| 2023年 | シルヴァーソニック | D.レーン | |
| 2025年 | ビザンチンドリーム | O.マーフィー | |
| サウジダービー | 2020年[6] | フルフラット | 武豊 |
| 2021年 | ピンクカメハメハ | 戸崎圭太 | |
| 2024年 | フォーエバーヤング | 坂井瑠星 | |
| リヤドダートスプリント | 2021年 | コパノキッキング | W.ビュイック |
| 2022年 | ダンシングプリンス | C.ルメール | |
| 2024年 | リメイク | 川田将雅 |
掲示板
294 ななしのよっしん
2026/02/16(月) 09:31:12 ID: RjP+wIJCfe
来年は2月第1週と更に早くなるみたい
例年カタールのアミールトロフィーと被ってたしなぁ
295 ななしのよっしん
2026/02/20(金) 10:29:23 ID: nlu5KGXTeX
https://
バファート調教師はイマジネーションとナイソスがより長い距離にも対応できるだろうと目途を立てたみたいだな
296 ななしのよっしん
2026/03/26(木) 13:24:49 ID: nlu5KGXTeX
仮に今来年サウジカップのブックメーカー前売りを行うとすれば参戦可能性が共にあるフォーエバーヤングとロマンチックウォリアーが並んで1番人気になるんだろうか?
実際はどういう面子になるだろうなあ
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最終更新:2026/06/08(月) 20:00
最終更新:2026/06/08(月) 20:00
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