サブフレームリセット

サブフレームリセットとは、TASさんに許された技術の一つである。

概要

TASさんはたいてい、フレーム単位での操作を行っているが、特定のエミュレータに於いては、フレーム単位よりも遥かに細かい、機械語に於ける1命令単位での操作やリセットが可能となっている。

その1命令秒単位での任意のタイミングでリセットを行う事により、SRAMに保存している途中で、データ保存を止めてしまうことが可能となる。

つまり、以前に保存された情報と、新しく保存しようとした情報が混在出来ることになる。

これがサブフレームリセットによる、セーブデータの改ざんである。なお近年、SFCでのTAS界隈をこのサブフレームリセットで賑わせているTASクライアントであるところの、Lsnes の機能名としては、 Delayed Reset となっている。

（混在して保存されたデータの整合性が取れているかの確認をチェックサムで行う場合が多いため、どうにかして保存前のデータに記録されたチェックサムと同一値になるようにする努力も必要となる）

※サブフレームリセットについての説明のブロマガが存在する。やっぱりピロ彦Pだったか！

※なお、サブフレーム単位での操作も行うことは理論上可能であり、これをサブフレームインプットと呼ぶ。 （機能を搭載しているエミュレータは数少ないらしい）

実機に於ける可能性

スーパーファミコンの実機でもサブフレームリセットは可能であることを示す実験が行われた。

この実験では、キャラの入れ替え程度のいわば簡単な情報の変更（また、入れ替えによるチェックサムも、入れ替え前のものと同一であることに依る）ならば、実機および人力でも不可能ではない、ということを示している。　

実際にやってみた動画を↓に記載。

ところで、任意のタイミングでのリセットが可能である実機と比べた時、大多数のエミュレータ上では、フレームとフレームとの境目でのリセットとなるため、再現出来ない可能性が高い現象となる。

そして、lsnesのように、フレーム単位どころか機械語の命令単位でのリセット可能タイミングが細かく、再現可能なものもある。

なお、セーブデータのチェックにチェックサムを用いていないゲームなども過去に存在しているが、そのようなゲームでは、「裏技」として掲載された例が存在する。

……考えてみたら、ポケモンでセーブ中に電源切って増殖させるような事、昔からやってるんじゃないか？

という事を思い出してみて欲しい。

関連動画

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関連項目

• サブフレームリセットに関する項目を紹介してください。