サマーレッスン(SUMMER LESSON)とは、バンダイナムコエンターテインメントのPlayStation VR用ゲーム、プロジェクト名である。
原田勝弘が率いるTEKKEN TEAM製のゲームで、PlayStation VRのローンチタイトルとして2016年10月13日に第一弾、『サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム』が配信。ダウンロード専売で価格は2980円。
もともとは、同チームがソニー・インタラクティブエンタテインメントと協力して、サードパーティー向けにVR技術の共有用途として開発したデモであったが[1]、その内容を見たユーザーの反響を受けたことで製品化する運びとなった。
ジャンルは「VRキャラクターコミュニケーション」。バーチャル・リアリティ技術を用いて、目の前にいる女性とコミュニケーションを行うゲーム内容となっている。基本的にコントローラなどのインターフェース類は使用せず、「VRヘッドセット」と呼ばれるヘッドマウントディスプレイを装着した状態で、視線や頭の動きで遊ぶ。今までのゲームの常識を破った全く新しい内容であり、原田勝弘曰く「体験してみないと分からない」とのことであり、動画越しでは魅力はうまく伝わらない。
2016年9月に行われた『2016 プレイステーション プレスカンファレンス』にて第一弾の正式タイトルが発表され、『サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム』となった。今後様々なシチュエ-ションでコミュニケーションをすることが可能となる。公式サイトによると、『サマーレッスン』はVRキャラクターとふれあえる新シチュエ-ションを継続的に開発・配信していくプロジェクトとしていることを発表している。
2016年9月に行われたTGS2016にて、サマーレッスンを元にシリーズ化されることが発表された。
2017年5月25日にサマーレッスン:宮本ひかり コレクション (VR専用)が発売。内容はセブンデイズルーム (基本ゲームパック) 、セカンドフィール (追加体験パック)、デイアウト (追加体験パック)、エクストラシーン 喫茶店編 (衣装&シチュエーション)、エクストラシーン 花火大会編 (衣装&シチュエーション)が収録されており、ダウンロード版に抵抗感のあるユーザーをカバーするものとなっている。
2017年6月22日にサマーレッスン: アリソン・スノウ 七日間の庭が配信され、10月12日にはサマーレッスン:新城ちさと 七曜のエチュードが配信される。予約受付については公式サイトを確認してほしい。
2018年2月22日に『サマーレッスン:ひかり・アリソン・ちさと 3 in 1 基本ゲームパック』が発売された。
デモ版においては、プレーヤーは家庭教師となり、学生服を着た日本の女子生徒、あるいはアメリカから旅行中のミュージシャンの女性、のいずれかに相手に言葉を教える内容となっている。その中で女性は、「ちゃんと家庭教師してくださいよ?」「先生、ちゃんと聞いてます?」等々、プレーヤーに積極的に話しかけてくる。 その時にアイコンが空中に表示され、首を縦に振って「YES」、横に振って「NO」と動作で受け答える。近づいた時には「近すぎますよ~!」と軽く怒られたりと、プレイヤーの頭の動きにあわせてリアルタイムに反応を返してくれる。キャラクターの眼や顔の向きがプレーヤ-を中心に動いていることが、彼女の存在感を高めている。
2014年版のデモでは日本の女子生徒が、2015年版のデモではミュージシャンの女性を相手にする内容となっていた。
記念すべき第一弾となる本作では、概要でも前述したようにプレイヤーが家庭教師となって、成績の悪い宮本ひかりという女子生徒に英語を教える。それは彼女の自室で行われ、8月最後の週の7日間で教え込ませて夏休み明けのテストに間に合わせるというもの。
近距離でのコミュニケーションが4種類、出会いの始まりから、終わりまでの日常生活のひと時も収録されている。他にもVRでしか味わえない新たな体験が豊富に収録されている。
なお、デモ版からキャラクターのモデリングが更新され、宮本ひかりの顔立ちなどに変化が見られる。
サマーレッスンの開発発表から登場している女子生徒であり、『サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム』の登場キャラクター。英語の勉強をするために家庭教師(プレイヤー)から教わっている。テストに間に合わせるため、猛勉強中。
E3 2015にて登場した白人女性で、サマーレッスン: アリソン・スノウ 七日間の庭の登場キャラクター。家庭教師(プレイヤー)から日本語を教わっており、片言の日本語は話せるようだ。歌が上手く、ギターを弾くことを趣味としている。家庭教師(プレイヤー)を「センセイ」と呼び、慕っている。
サマーレッスン:新城ちさと 七曜のエチュードの登場キャラクター。名家の令嬢であり、どこかわがままなお嬢様のようだ。ツンデレ要素があるようで、家庭教師(プレイヤー)を良い意味で困らせてきそうだ。宮本ひかりには英語を、アリソンには日本語や日本の文化を教えてきたことに対し、新城ちさとには現代社会の常識や流行を教えることを目的としている。
2014年9月のTGS 2014に体験可能な形で出展される予定であったが、中止された。中止の理由は、想定をはるかに超える反響があり、ブースのキャパシティや他のコンテンツとの兼ね合いから、十分に体験できない可能性が懸念されたため。公式サイトでは、別途あらためて体験できる場を設ける予定として告知された。
その後、2014年11月29~30日に開催されたソニー・コンピュータエンタテインメント(現:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)のVRシステム「Project Morpheus」の体験会でVRデモのひとつとして提供された。他のデモとは違い12台と複数のProject Morpheusが用意されるなど目玉としての扱いであり、レビューなどによると体験者へは鮮烈な印象を与えていた模様。
TGS 2015において出展され、昨年のTGSで出展できなかった分、より多くのファンに体験する機会が設けられた。英語を勉強する学生服を着た女性や、日本語を勉強をする白人女性とVR上でのコミュニケーションが楽しめるものとなっている。一方舞台ではバンダイナムコエンターテインメントが開発した「リアルタイムモーションキャプチャー」が大型スクリーンに映し出された。この技術は生放送中に3Dデータを流すもので、Unreal Engine 4を改良して誕生した技術であり、ファンを沸かせた。
当初、サマーレッスンの製品化は発表されていなかったが、原田勝弘が述べた「盛り上げていただいて、声援が大きくなれば製品化もがんばれるかな、と。ぜひ皆さんの力を貸してください」というメッセージの通り、2016年のE3において製品化の決定が発表された。
(ファミ通.com)
キャラクターが本当にその場にいるよう。
(マフィア梶田 - 4Gamer.net)
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/19(金) 11:00
最終更新:2024/04/19(金) 11:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。