サラダ軍艦とは、軍艦巻き寿司の一種である。特に長野県で人気。
特に有名なのは長野県が創業地である回転寿司チェーン「かっぱ寿司」におけるサラダ軍艦である。この「かっぱ寿司」でのサラダ軍艦の材料については、かっぱ寿司公式サイト内のサラダ軍艦特設ページによれば「魚のすり身とイカをサラダに仕立てて、マヨネーズのコクを加えた一品」とされ、また東洋経済オンラインによる特集記事によれば「ボイルしたイカゲソとカニカマをマヨネーズであえたネタを載せた巻き寿司」とされている。つまり「サラダ」という名称ではあるが野菜は入っていないことになる。
ただしこれはあくまでその時点での「かっぱ寿司」でのレシピである。原材料が何であれ、サラダがのっている軍艦巻き寿司は全て「サラダ軍艦」であると言える。複数の回転寿司チェーンやスーパーマーケットの寿司コーナーなどにおいて様々なレシピでの「サラダ軍艦」や類似商品が提供されており、例えば野菜や貝類などが使用されていることもある。
回転寿司チェーン「くら寿司」では「サラダ」が、「はま寿司」では「シーフードサラダ」が、「スシロー」には「シーサラダ」や「カニ風サラダ」が、「がってん寿司」には「海鮮サラダ軍艦」が、「魚べい」には「シーフードサラダ」が軍艦もののメニューにある(全て2019年4月現在の、各チェーン公式サイトでの情報)。いずれも魚介類をマヨネーズで合えた具であることは共通しているようだ。
発祥については、上記のかっぱ寿司による公式ページによれば「かっぱ寿司創業の地「長野県」で当時は「まかない」として親しまれ……」とある。また2019年4月25日放送のテレビ番組「秘密のケンミンSHOW」の内容によれば「長野は海無し県で当時は現在よりも鮮魚が身近ではなく野菜が豊富だったので細かく切ったものとイカとマヨネーズで和えたものをまかないでスタッフが好んで食べておりそれがサラダのようだったのでサラダ軍艦と名付けられた」とある。これらの情報が正しければ「サラダ軍艦」は「かっぱ寿司」が元祖であるのかもしれない。また、まかない料理であった当時の形態では現在と異なり野菜が入っていたようだ。
長野県内のかっぱ寿司の店舗では「サラダ軍艦」だけが入った持ち帰り販売用のパックに詰め合わされ販売されていることが見受けられるほどの人気である。また、かっぱ寿司の鮨盛りの広告パンフレットでは、小さく「長野県は全ての巻き物がサラダ軍艦(6巻)になります。」「長野県は鉄火巻がサラダ軍艦(4巻)になります。」などと注記が記載されており、日本中で長野県だけが特別扱いされているほどである。もちろん長野県のかっぱ寿司内での売り上げランキングではサラダ軍艦が一位となっている。これは上記の東洋経済オンラインの記事内で示された2014年のデータでも、上記の2019年放送のテレビ番組で示された情報でも変わらなかった。その東洋経済オンラインの記事では「海なし県であるため生魚がもともと苦手」「県の過去の公衆衛生政策が奏功してサラダ好きな県民性になっている」ことも長野県での人気の一因ではないかと考察している。
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最終更新:2024/04/25(木) 11:00
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