サングラスとは (サングラスとは) [単語記事]

サングラスとは、日差しや眩しさから目を保護する眼鏡である。

概要

主に黒いレンズで作られた物が知られているが、基本的には外からの光を遮る機能を持つ眼鏡全般を指す。
(色が黒色以外や、透明色に近いものの場合は伊達眼鏡と言われる事もある)
外国などで日差しが強い地域などでは、目を保護するという健康目的から性別や年代を問わずに着用されている。特にニュージーランドやオーストラリア等といった地域では、学校へ通う子供もサングラスを着用している。
また野球を始めとするスポーツの試合でも、デイゲームの場合は参加する選手が日光でプレイに支障を来たさないよう着用している事がある。

上記以外の用途では、目元や顔を隠すために用いる場合が多く、有名人や目に障害を負っている人が着用している事があるのはご存知の通り。また、黒眼鏡(色眼鏡)によって視線や表情を知られにくくするためにサングラスを着用する場合もあり、こちらは重要人物の警護に当たるボディーガードが知られているだろう。

遮光性が高く明所では有効な反面、逆に暗所や薄暗い場所で着用すると見づらい欠点もある。

デザイン

外から鏡にように見えるものはミラーレンズサングラスと呼ばれ、遮光率が少し高い。
キャラ付けやインパクト重視のため、星形やハート形、蛍光色の縁をもったデザインの製品もある。

ついでの知識

誤解され易いが、色が濃いほど光を(紫外線を)遮断する効果が高いわけではない。寧ろ色が黒い場合は、視界が暗くなることで瞳孔が開き、眼鏡と顔の隙間から紫外線が入りやすくなるという欠点もある。
- 紫外線に対する十分な遮断性能がなければ、色や濃さに関わらずレンズ自体を紫外線がほとんど素通りしてくるため、環境によっては開いた瞳孔に効率的に甚大なダメージを与え続ける危険性がある。
- 値段の安さやデザインだけで選ぶのではなく、十分な紫外線遮光性能のある製品を使うようにしたい。
ボディーガードがサングラスを着用しているのは先述の事情に加えて…
- 日光や護衛の対象人物に当てられるカメラのフラッシュ・照明の光で視界が遮られないようにするためである。目が眩んだ隙を突かれない保障は無い、というわけ。
- 視線（警戒方向）が見えないことで襲撃のタイミングを掴みづらくする。^[1]目線が読まれてしまうと、視線が外れた隙を突いての襲撃や武器を取り出すといったリスクもある。
黒いサングラスは着用すると威圧感を与える事でも知られるので、創作作品等ではマフィアや黒服(主要人物の場合は、素性の窺い知れない人物)、その他悪役・小物などが好んで着用している傾向にある。これは元々、バブル期にヤクザや暴力団関係者達がよく着用していた事から来ているらしい。