サンタアニタパーク競馬場とは、アメリカ合衆国カリフォルニア州アーケーディアに存在する競馬場である。
ガルフストリームパーク同様、1/ST(ファースト)社が所有している。
米西海岸において、デルマー競馬場に並ぶ主要競馬場となっており、13のG1レースが用意されている。
特に年末はマリブS・ラブレアS・アメリカンオークスと、同日に3つのG1が開催される。
外周約1,609mのダート、内周約1,408mの芝のトラックコースが設けられており、他のアメリカの競馬場同様、小回りな設計となっている。ゴール前の直線はダートで約274mと東京競馬場や中京競馬場、地方の大井競馬場よりも短い。
また、丘陵を活かした芝のオープンストレッチが設けられており、坂を下った後、ダートを横切って芝の直線に入るコースとなっている。このコースは6.5ハロン(約1308m)、10ハロン(約2012m)、12ハロン(約2412m)、14ハロン(約2816m)で用いられる。
2007~11年はダートの代わりにオールウェザーを用いていたが、水はけの悪さなどもあり、ダートコースに戻されている。
また、2018~19年頃に多数の調教馬が予後不良になったことを受け、時計の掛かるダートの馬場に改良されている。
サンタアニタ競馬場は第二次世界大戦の影響で1942年に閉鎖されているが、戦時中は日系アメリカ人の強制収容所として用いられ、同年9月までに多くの日系人が集められ、内陸部に送り込まれた過去がある。
戦後、日本ダービーや有馬記念など国内の主要レースを制したハクチカラがアメリカに遠征。当初は惨敗続きであったが、次第に上位に順位に入着を繰り返し、ワシントンバースデーハンデキャップ(当時グレード制なし)に勝利した。ちなみに、サンタアニタ競馬場での日本馬の勝利はこの1レースのみである。
1995年からは大井競馬場と友好交流連携が結ばれ、TCKとの交流が始まった。
交換競走としてサンタアニタで東京シティカップ(G3)、大井でサンタアニタトロフィー(南関東SⅢ)が開催され、東京シティカップ開催日には「Japan Familly Day」として日本に因んだイベントも開催されている。
また、大井所属馬用の専用厩舎が用意されている。東京都馬主会会員であれば、専用厩舎を用いることで所有馬を米国のレースに出走することが可能。
2019年からはサンタアニタダービー(G1)と東京シティカップに大井所属の出走枠が設けられた。2023年には大井のマンダリンヒーローがサンタアニタダービーに出走し2着に入線。最終的にケンタッキーダービーへの出走も果たすこととなった。
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最終更新:2024/12/11(水) 12:00
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