<ザボエラとは、「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」に登場するこのワシのことじゃあっ!!
魔王軍妖魔士団長で「妖魔司教」の肩書きを持つ魔族。890歳。アニメでの担当声優は龍田直樹(1991)、岩田光央(2020)
初登場は3巻とかなり早い段階から登場している古株で、その性格は非常に狡猾で出世欲が強い。作中に於いてはデルムリン島からブラスを誘拐してクロコダインに人質作戦を促したり、自分の部下を身代わりにするなど、他人を利用する事に関しては彼の右に出るものはまず居ない。
しかし他人を利用して功績を得る事に固執しすぎた為、魔王軍内で自分の手駒として手懐けられた数少ない人材にも見限られたり戦死されたりで、ふと気つけばいつの間にか魔王軍に自分より格下な利用できる人物が誰も居なくなってしまった。それに比例して自分の出る幕が減ってゆき、魔王軍内での存在感が空気化していくのを危惧したザボエラは遂に、自らダイ抹殺の為に死の大地付近の氷河へと出陣。だがハドラーの命令でザボエラを連れ戻しにきたヒムに捕縛され、魔牢へと幽閉されてしまう。
バーン vs.ハドラーの対決に横槍を入れてバーンを救った功績により、魔牢の仕打ちからはどうにか赦され「魔軍司令補佐」の地位を確立するも、インフレ的超強化を続けるアバンの使徒とその同志達を前にしてその後も大した功績を上げる事は出来なかった。最後の頼みの綱であった上司のミストバーンにも切り捨てられ、追い詰められたザボエラは遂に切り札「超魔ゾンビ」を持ち出すが、ロン・ベルクの「星皇十字剣」により十文字に切り裂かれて逃走。
逃走中の所をクロコダインに発見されピンチに陥るが、頭の悪いクロコダイン相手に騙し合いで負ける筈はない――と咄嗟に考え、表向きは許しを乞い改心したかのような演技をしながら、隙あらば不意撃ちで体内毒素を注入、洗脳して手駒として操ろうと画策する。ところが「どうせ本心ではないのだろう」と予想していたクロコダインの策に逆に嵌ってしまい、至近距離から放たれた闘気弾の直撃を受けて蒸発してしまった。ある意味似合いの末路だったと言えなくもない。
作中のほぼすべての人物から軽蔑されていたザボエラだが、むしろその魔力や策謀に関してはハドラーやクロコダインも高く評価していた。そして「魔王軍への貢献」という視点で見れば、実はザボエラは結構活躍している。裏切り者が続出した六軍団長の中でも最後まで裏切らなかったし、結局成果らしい成果を出せなかったキルバーンとも違って、ハドラーの改造やバーンの窮地を救う活躍も見せている(キルバーンの場合は「あえて活躍しなかった」だけとも言えるが)。卑劣な策略も戦場においては合理的なものと言えよう。
『ダイの大冒険』という作品自体が、戦士としての誇りを胸に正々堂々戦う戦士たちを描いた作品故、その割を食って卑怯なザボエラがボロカスに扱われているというメタな事情もあるのだが、ファンの間では一周回ってザボエラを擁護するネタも存在している。
ただ、そもそもザボエラが嫌われているのはひとえに「本人の人格面がどうしようもないこと」に尽きる。承認欲求と出世欲が強すぎ、しかもそれを満たす手段が「他人に取り入り、利用する」ことで、おまけにその目論見を隠そうともしていない。取り入ろうとする相手の心理が理解できず、失言してキレられたり(ヒュンケルやミストバーン)、パフォーマンスを下げたり(クロコダイン)と、いらんことばかりしているのも問題である。ザボエラ本人も「自分は非力で策を弄するしかない」とわかっているにも関わらず、功を焦って前線に赴き、形勢が悪くなれば味方を見捨てて逃げるという、賢いのかアホなのかわからない行動に終始している。いくら仕事ができる人物でも、いつこちらを見捨てるかわからない人物と一緒に働けるだろうか? 「敬意」を持てるだろうか?
ザボエラがバーンにだけは忠をつくしたのは、裏を返せば「バーンは強すぎて裏切れない」ということである。
ザボエラの下で「超魔生物学」の研究を進めていた人物で、実験材料として自分自身を超魔生物へと改造している。良くも悪くもザボエラの息子だけあって狡猾な性格であり、作中ではロモス王を利用して武術大会を開催させサンプルとなる戦士を獲得しようとしていた。
武術大会会場にてダイたちと遭遇、超魔生物の実験台として戦闘を繰り広げ1度はダイを倒しているが、武道家へと転職し新たな力を得たマァムの「閃華裂光拳」の前に苦戦を強いられる。マァムの拳を皮膜粘液で封じ込めた事で戦いを有利に進めるが、ゴーストくんのアドバイスを受けたポップの機転により再びピンチに陥り、覇者の剣を引き抜いたダイのアバンストラッシュにより止めを刺されてしまう。
超魔生物へと改造した反動により灰となり消滅するが、超魔生物のデータと本物の覇者の剣をザボエラの下へ送り届け、超魔生物ハドラー完成への礎を築いた事で彼の役目は終わったと言える。ザムザ自身は父親に褒めてほしかっただけだったのかもしれない。
ザボエラが提唱し、ザムザが研究を進めていた"魔族を超える者"のこと。
竜族・魔族・人間全ての長所を兼ね備えた究極生物に近い前例である「竜魔人」を参考にしていた。実験台としてザムザが超魔生物へと変身する機能を自分に付与しており、作中でも圧倒的な力を見せている。
超魔生物の特徴としては、戦闘中に受けた傷が呪文も無しで即座に修復される点、一度でも修復能力の限界を超えるダメージを受けて生命が残り少なくなると、身体がボロボロに崩れだし二度と修復が効かなくなる点、そして死ぬ時には灰塵となってしまう点が挙げられる。
試作型超魔生物であるザムザには魔族形態から超魔生物形態に変身すると全魔法力が失われてしまうという欠点が存在したが、後に誕生する超魔生物ハドラーは、自身を超魔生物へと改造する際、魔族に戻る能力を捨てる事でその欠点を解消している。
ザボエラの「自分は一切傷つかず、他人を一方的にいたぶれる能力」という理想の下で完成した超魔生物第2号。自身を改造するのではなく、大量の死肉から巨大な人形を作り、ザボエラが内部に入り込んで操作するという、一種のパワードスーツのような形態を取る。
肉体を構成する際に大量の死肉が必要であり、作中では瀕死の状態だった魔界のモンスター(一応配下・仮にも仲間)を皆殺しにする事で調達していた。
呪文や飛び道具の類は使わず、両腕から飛び出した刃「ボーンスキュル」を用いた肉弾戦のみで戦う。クロコダインを圧倒する巨躯と腕力を持ち、さらに死肉の凝縮体である為、生命活動を破壊する閃華裂光拳も効果が無い上に並大抵の武器では肉体を切り裂く事が出来ない。またザボエラ自身は内部で操作しているだけなので、超魔ゾンビが少し傷ついたところで文字通り痛くも痒くもない。肉体を完全に切り裂くかザボエラの魔力を絶つ事だけが超魔ゾンビの攻略法であり、ノヴァの決死の覚悟を見たロン・ベルクにより十文字に切り裂かれた事で超魔ゾンビは活動停止へと追い込まれた。
総合的に見れば超魔生物ハドラーの方が明らかに戦闘能力は上。ただし、ハドラーは元々超一流の戦士であったのに対しザボエラは格闘戦は不得手であり、また自身の肉体には何一つ手を加えずこれだけの能力を獲得できた。
もはや説明不要。耳をかっぽじってよ~く聞くがよいぞよ。
掲示板
1205 ななしのよっしん
2024/04/14(日) 23:30:15 ID: orkJI/GcMk
>>1203
あのシーン、ミストバーンに擦り寄る気満々だったから裏切るつもりかと。
黒のコアが良い例
1206 ななしのよっしん
2024/04/24(水) 00:16:33 ID: J+DX/Tlw65
ザボエラは信用できないから軍に入れるよりも、獄炎時代の物品調達などの協賛企業とかバックアップ企業みたいな位置取りが丁度良かったんだろうな。
1207 ななしのよっしん
2024/04/25(木) 11:43:00 ID: TRJ7YYfA9i
獄炎でのハドラーからの扱い方が凄くちょうど良かったんだよな
在野の実力者として力を借りるってやり方が
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 14:00
最終更新:2024/04/25(木) 14:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。