ザ・ナチュラルとは、漫画『キン肉マン』に登場するキャラクターである。
超人の神の一人“安寧の神”。
数億年前に超人たちが暴虐を働いていた時代に超人たちを抹殺する案に同意し、現代に至って派閥のリーダー“調和の神”らと共に地上に下天した「超神」の一人。
口癖は「バハ」「バハーッ」。初登場の回ではこれしか言わず、しかも三回も「バハーッ」だけ言ってたので読者から仮にバハーマンと呼ばれたり、バハムートマンと名前を予想されたりした。攻撃する時でもダメージを受ける時でも「バハ」「バハ」と言い続けるので実に印象に残る。
一人称は「我」。相手のことは「うぬ」と呼ぶ。
仮面をかぶっているような顔、同じく仮面のようにも見える装着物「ナチュラルフェイスシールド」を左胸・右肩・左腕・両足に装着しているのが特徴。顔の左右からは小さな炎が噴き出ている。腰の後ろが衣服のようなもので覆われているが、生身の上半身との境目が判然としない。
堂々たる巨躯、攻撃を受けても全くひるまず後退もしない耐久力、シンプルな技に極めて高い攻撃力、超然とした「安寧の精神」で相手の行動を落ち着いて見極めて対処する戦闘方法など、バイコーンと違って神らしい威厳を備えた超神で、自身の戦闘スタイルを「両の足をしっかり地に着け、両の目でじっくり本質を見極める」と語る。後にこのあたりの設定はすっかり消えてしまって、戦闘方法は盾のギミック頼み、安寧の精神は「邪魔な奴を全部消せばいい」という感じになってしまった……。
超人については「不完全な存在であり、そのために勝利を求め敗者を生み出し続ける、勝利という名の呪いに取り付かれた者」と考えている。
その一方で、サタンクロスの攻撃には「たいしたもの」と評価したり、「もっと我を苦戦させてみよ」と超人の健闘に期待をかけているようなそぶりも見せる。
ソ連・シャウレイの「十字架の丘」に現れ、サタンクロスと対戦。
超人二人分の体重を持つサタンクロスを軽く投げ捨てる怪力や、サタンクロスの猛攻を受け止める耐久性を見せ、複雑な関節技「ケンタウルスブリーカー」からも力尽くで脱出。
サタンクロスが反撃に放った「忍法魔界沼」に足下を取られるが、両足のナチュラルフェイスシールドを足裏に装着して足場を作り脱出。凄まじい反撃を繰り出しながら「そもそもが不完全な超人の心には何かが欠けている」と語り、この世に真の安寧をもたらすためにと超人抹殺の意を示す。
反撃に出たサタンクロスの昇技トライアングル・ドリーマーに捉えられるが、それすら力尽くで脱出し、「ナチュラルボーンクラッシュ」で寄生虫を撃破。続いてサムソンを標的にするが、サムソンは四腕と両足が揃った健康体に復活して互角の戦いぶりを見せる。二対一の戦いを卑劣な振る舞いだと考えていたザ・ナチュラルも、サムソンの正々堂々の戦いを見直す言葉をかける。サムソンの必殺技クアドラプルバスターに捉えられるも、ショルダークッションを刃物のように使って相打ちに持ち込む形で重傷を負わせ、ナチュラルボーンクラッシュでとどめを刺した。
倒れたサムソンからカピラリアの欠片を回収すると、サムソンをリング外に放擲して磔とする。そして上空で試合を見守っていた超神たちの位置まで戻っていった。
超人たちが天界に上るための試練を受ける資格を得てバベルの塔に挑む事になると、他の超神たちと共にバベルの塔で超人たちを待ち受ける。
バベルの塔では奇しくも師の敵討ちを狙うアシュラマンがサンシャインを伴って現れ、室内の高い位置にリングごと浮かんでいたもう一人の超神、“自制の神”ザ・バーザーカーと組んでのタッグマッチとなる。
試合はザ・ナチュラルとアシュラマンがいきなり激突。波羅蜜多ラリアットの先制攻撃を受けるが、全くダメージを受けておらず、ナチュラルチョークスラムでアシュラマンを叩き付ける。反撃に出たアシュラマンと猛烈な打ち合いを演じてここでも優勢に立つが、サンシャインにカットされる。アシュラマンはサンシャインの助言で立ち直り、冷血面に変化。サンシャインとのツープラトン「砂塵迷宮投げ」を受けて、ザ・バーザーカーと交代する。
アシュラマンが阿修羅稲綱落とし∞パワーによってザ・バーザーカーをぶつけようとした時、ナチュラルフェイスシールドを集合させて「ナチュラルレイヤークッション」を形成して防ぐが、左胸と右肩の二枚の盾を砕かれてしまう。サンシャイン・マグナムを防ぐためにリングに飛び出して見事防ぎきるが、キャノンボールの直撃を受ける。二度目のキャノンボールはザ・バーザーカーと二人がかりのタックルで潰し、ツープラトン「ベルセルクの剣」でサンシャインに痛撃を加える。
呪いのローラーに投げ込まれ、ブリッジで回避しようとするが縦に変化したローラーに飲み込まれて大打撃を受ける。ツープラトン「モディスティーズグリードボンバー」、さらにナチュラルボーンクラッシュを立て続けに決めてサンシャインに重傷を与えるが、はぐれ悪魔コンビの最後のツープラトン「竜巻砂塵地獄」で倒された。
その最期は、体に盾の破片が楔のように突き刺さり、リング外に激しく投げ捨てられるという、自身がサムソンに行った仕打ちをそのまま受けるような形となった。それを行ったのが恩師の復讐に燃えるアシュラマンでは無く、タッグパートナーであるザ・バーザーカーというのが理不尽ではある……。
掲示板
94 ななしのよっしん
2024/03/25(月) 13:57:10 ID: Fdxmnx1LWw
最初はアシュラマンに倒させるライバルキャラみたいにしたかったけど、結局人気ないからテコ入れでタッグ要因にされて雑に処理されたぽいのがな
95 ななしのよっしん
2024/05/02(木) 23:14:55 ID: pszsQpXfI8
バイコーンといい、最初は超神というキャラの描き方に試行錯誤した結果,小物ぽいキャラになってしまった気がする。(ランペイジマンも強力チーム戦はロビン戦より傲慢な口調だった)
96 ななしのよっしん
2024/05/21(火) 01:15:25 ID: lImo5W28jW
ランペイジは急にわけわからんのに乱入された上
相手チームはよくわからん話でずっと盛り上がってるとかいうアウェー環境だったからイラついても仕方ない……
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最終更新:2025/07/09(水) 15:00
最終更新:2025/07/09(水) 15:00
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