シィィザーーァァァッとはジョジョの奇妙な冒険・第2部「戦闘潮流」の主人公、ジョセフ・ジョースターが発した悲痛の叫びである。
思えばお茶目でお調子者のジョセフとキザなシーザーでは初見の時から反りが合わず、いがみあってばかりで和睦する気など皆無であった。しかしローマで対峙した柱の男の一人、ワムウとの初戦で互いに美点を見つけた事により、軋轢は徐々に無くなっていき二人はお互いを信頼し合うようになる。
その後ヴェネチアで共に波紋の練磨をして辛苦を乗り越えた事により、いつしか両者の間には仲間意識が芽生え始めていた。国境でのカーズ戦では目配せ一つでジョセフの意図を理解しつららのロープの足りない部分をシーザーが補助するなど阿吽の呼吸を見せつけた程である。
だがそんなシーザーもカーズ達への強い憎しみから、スイスのサンモリッツにてジョセフやリサリサの警告を無視してカーズ達が潜むホテルに独断先行し、ワムウと再戦。ワムウを撃破寸前まで追い詰めるものの闘義『神砂嵐』の前に惜敗する事になる。それでも何も出来ないまま死ぬのを良しとしないシーザーは偉大なるツェペリ家の先人達にならってワムウの解毒剤入りピアスを奪取し、余力をしぼってシャボンにピアスを入れてジョセフに受けとらせる勲績を残して逝く。
ホテルへ駆けつけたジョセフは、そこに一つだけ残っていたシャボンの波紋から伝わる感覚でシーザーが死んだ事を悟ったが、深い悲しみに苛まれながらもあくまで冷静に徹しようとするリサリサに倣って、胸に渦巻く感情を必死に圧し殺し、シーザーの仇を討つべくすぐさまカーズ達へ決戦を挑もうとする。
しかし、瓦礫の下から流れ出た血を目撃してシーザーが死んだという事実を実感したジョセフは、共に辛酸を嘗め技を研磨してきた戦友の散華を目の前にして泰然としていられる訳もなく、大粒の涙を流した。
その時に叫んだセリフがこの
「シィィザーーァァァッ」
である。なおニコニコ動画においてシーザーが動画に登場すると、このコメントが流れるのが通例となっており、これはもう一種の様式美となっている。
その身尽きても、その魂は死なず。
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最終更新:2025/04/14(月) 00:00
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