シエル(月姫)とは (シエルカッコツキヒメとは) [単語記事]

シエル(月姫)とは、ゲームソフト「月姫」に登場するキャラクターである。
CV：佐久間紅美（メルブラ）/折笠富美子（アニメ）/本渡楓（ゲームリメイク：月姫 -A piece of blue glass moon-）

プロフィール

誕生日：5月3日
血液型：O型
身長：165 cm
体重：52kg
3サイズ：B85/W56/H88
属性：秩序・悪(客観的には善だが、本人は悪だと思っている)
好きなもの：香辛料の効いた料理、ボランティア、道具いじり、仔犬
嫌いなもの：だらしのない生き方、吸血鬼
天敵：特になし(オールラウンダー)

概要

主人公である遠野志貴が通う学校の３年生で大のカレー好き（後述）。

が、実際は「教会」の特殊部隊とも言える『埋葬機関』の代行者であり、神に代わって異端を殺すことを生業としている。シエルの名は洗礼名であり、本名は「エレイシア」という。

学校にいる際など普段は眼鏡を掛けているが、度はあまり入っておらず、戦闘の際には常に外している。

奈須きのこ曰く「天下のNo.2　地味目の癒し系ヒロイン」。また、武内崇は「頼りがいがありすぎた所」が失敗と思っている模様。つまりヒロインの癖して便利キャラ。

主武装は黒鍵と呼ばれる投擲剣。その他に第七聖典と呼ばれるパイルバンカー型の素敵ウェポン。
その戦闘スタイルと戦果は教会関係者の間では著名なようである。

なお、モデル体形のアルクェイドに比べてヒップの大きい安産型の体形をされているようで、時折ネタにされている。

月姫 -A piece of blue glass moon-による設定変更

リメイク作品である、本作ではシエルの設定が大きく変更された。
特に戦闘能力面では、もはや別モノである。

主な変更点は以下

魔力貯蔵量は一般魔術師を２０とした場合、５０００に届くと上方修正（リメイク前の２５倍）
パイルバンカーを含む七段変形武器となった第七聖典。成り立ち、性能も別物レベルで盛られている。
ゲーム開始時点で二十七祖の内３体を討伐済み。
討伐した二十七祖の原理血戒を身に宿しており、二十七祖の力が扱える。
二十七祖の１人べ・ゼから対死徒の剣術指南を受けており近接戦のスペシャリスト。

また、ミハイル・ロア・パンダムヨンの設定が変更。原作では初代ロアが歴代最強であったが、リメイク版では十七代目であるシエルこそが歴代最強のロアであるとされた。
ロアは、それぞれの代で異なる魔術の最奥を収めており、シエルは十七代の全てを扱うことが出来る。

これに伴い、リメイク版では二十七祖相手にも対等に戦うどころから、アルクェイド相手に善戦、果ては暴走したアルクェイドに一度は勝利する戦果を記録する。
リメイク版では噛ませ役や不遇枠などといった汚名を払拭することになった。

リメイク前は、Fateのサーヴァントに防衛戦が出来る程度とされていたが、リメイク後は描写からギルガメッシュ等といったトップサーヴァントでなければ、勝ててしまうのでは？と言う声もちらほら……。

カレー

シエルと言えばカレーだろう。シエルがカレー好きとなったのは埋葬機関での初仕事でインドへ向かった時にキルシュタイン（カリー・ド・マルシェ）の遺言を聞いて置いてあったカレーを食べた時である。

なお、この件は「シエルさんインドです」というタイトルで漫画化（同人）されているのであるが、奈須きのこ自身「カリー・ド・マルシェという死徒との因縁なのだ」という発言（この発言自体半ば冗談）を忘れていたのか、その言葉を本気にして漫画を執筆した武内崇に「カリーの能力ってこんなんでいいかな？」と聞かれて「そんな死徒いねぇよ」と即答してしまった事がある。

なお、このカリー・ド・マルシェとシエルの仲はいい模様（奈須きのこ談）

それでも原作時点ではカレーパンを食べて喜ぶ、部屋にカレーの買い置きが大量にある、といった「何よりの大好物」という描写だったのだが、ファンディスクにおいて、神の様なカレーパンを食べて書き下ろしの一枚絵で覚醒する、と言った過度の描写をされてしまったせいで、もはやシエル＝カレーになってしまった。作中ですら度々カレーと呼ばれている始末である。

件のアニメ版ではカレーではなくパスタを食べていた為、原作ファンの怒りを買った。彼女の公認パロディである知恵先生の設定に「嫌いなものはスパゲッティ。昔無理やり食べさせられたのが原因らしい」という記述があるほど。

知得留先生

「ちえる」、ではなく「しえる」と読む。月姫のお助けコーナー「教えて！！知得留先生」の支配者。

「本編よりはまっているのが恐ろしい。シエルもお姉さんキャラが原型なら、先輩なんていうハンパな位置より教師だったらよかったのに、と思わせるほど」（月姫用語辞典より）

相方は「ネコアルク」。ネコアルクはその後様々な場所に出現する事となったのだが、知得留先生は出番がなかった。が、ようやくTYPE-MOONの偉い人の思いつきで始まったモバイルサイト「魔法使いの箱」のサイト紹介で登場。しかし、久しぶりだった為かネコアルクに「お前誰だっけ」と呼ばれてしまい、激怒。ネコアルクが「月姫リメイクを早く出すように」と熱望した。