シスタープリンセスの登場人物の一覧とは、原作・ゲーム・アニメ等様々なメディアにおける「シスタープリンセス」に登場するキャラクターのまとめ記事である。人物の一覧とあるが、動物・ロボなど人外のキャラクターも存在する。
登場人物
妹
※ 妹ごとに決まっている設定は身長・誕生日・星座のみで、年齢(後述)や名字は決まっていない。このため、作者ごとに自由に設定を作ることができることから、SSを中心に二次創作物が大流行した。
- 可憐 CV:桑谷夏子 呼称:お兄ちゃん
- 清純派ヒロイン風の妹。良家の育ちのようでしつけがよく、兄に対しても敬語で話す。しっかり者だが、兄には甘えん坊な部分を見せる。シスプリの看板キャラなのだが、強みという強みがないので人気は中位と上位をうろつく結果になってしまった。黒可憐ネタというのがあり、デビュー当時の桑谷は茶髪でつり目であったために「桑谷は元ヤンなのではないか」という噂が立ったことと原作で「ある男の子」の発言(後述)が可憐の琴線に触れてしまい、ビンタをかましたことで二次創作界隈で可憐を黒くする風潮(所謂、黒化・ヤンデレ化)が起こった。
- 花穂 CV:望月久代 呼称:お兄ちゃま
- ドジっ娘タイプの妹(ただし、後付け設定)。兄を応援するためにチアリーディング部に所属している健気な女の子。花を育てることが好きであり、たまに話に出てくる。体重を気にしており、度々ダイエットに挑戦する(だが、失敗する)。当初はサブヒロイン的なポジションだったが、咲耶の台頭によってシフトしていった。美少女キャラクターランキング(以下ランキング)では1度1位になったことがある。
- 衛 CV:小林由美子 呼称:あにぃ
- スポーツが得意なボーイッシュタイプの妹。ボクっ娘。スノーボードやインラインスケート、マウンテンバイクが特に好きなようでファッションもそれが色濃く反映している。ただし、球技だけはなぜか苦手。女の子扱いされたくないがためにブラジャーをつけてない。そのことを話題にされると、激しくテンパる。誌上ゲームの頃は中位であったが、ランキングでは上位になることが多くなった。
- 咲耶 CV:堀江由衣 呼称:お兄様
- 今でいう小悪魔系の妹。人前で兄に「愛してる」や「結婚する」などを平気で言うほどのブラコン。兄の為なら何でもやる完璧超人であり、ゲーム版では料理に関して白雪に弟子入りして上手くなるほどのブラコン。ファッションセンスの良さは雑誌のカメラマンも目にとまるほどである。ただ、子供っぽいとこも残っており、兄が別の女の子と一緒にいただけでやきもちを妬くくらいである。人気はかなり高く、千影と二分とする形であった。
- 雛子 CV:千葉千恵巳 呼称:おにいたま
- 無邪気で人懐こい最年少の妹(最年少はほぼ公式公認)。「くしし」という特徴的な笑いと舌っ足らずな話し方をする。妹の中でも設定に大きなばらつきがあり、一人称もメディアによって変わっていたり、年齢もかなり違いがある(アニメ1期では幼稚園。ゲームではイベントで9〜10歳と判断できる)。
- 鞠絵 CV:柚木涼香 呼称:兄上様
- 読書好きの病弱なメガネっ子の妹。落ち着きがあり、控え目でおとなしい性格。基本的に療養所に入院しており、療養所では小さい子供達のお姉さん的存在でもある。少々自虐的な面もあるが、療養所に入る前は結構活発(ただし、病弱気味)であり、自虐的な面はその反動とも読み取れる。お供の犬であるミカエルを飼っており、かなり有能な名犬である。ゲームではイベントの少なさから少々不憫である。
- 白雪 CV:横手久美子(現:氷青) 呼称:にいさま
- 料理が得意な妹。独自の内巻きのロールヘアーで、それを大きなリボンで結んでいる。一人称が「姫」だったり、「〜ですの」という独自な話し方のせいでイロモノ扱いにされやすい。普通のお菓子を作っていると思いきやゲテモノ料理を作ったりする。設定の変更や追加はどの妹にも多少はあったが、特に白雪は設定の変更は特に大きく、兄のことを「あに兄」と呼び、外巻きのロールヘアーだった。この白雪をファンの一部では「白雪α」と呼んでいる(ちなみに白雪αは連載開始号のみでそれ以降は現在の白雪いわゆる「白雪β」となる)。
- 鈴凛(りんりん) CV:神崎ちろ 呼称:アニキ
- 理系の妹。発明家としての腕は良く、自分のラボも構えており、自分そっくりの「メカ鈴凛」を発明する(子術)。性格は少々図太く、発明による資金難に陥ると兄におねだりしたり、雑誌では読者に投票を促したり、ゲーム版では兄のPCのメモリを取っていくほどである(ちなみに兄は異変には気付いていたが、単なる不調と思っており、メールで報告されるまで取られたことに気付かなかった)。かなりのお爺ちゃん子で、発明家だった祖父の影響で工学の道を進んでいる。このエピソードが描かれた、アニメ2期のBパートの話は咲耶・春歌の回とともに評価が高い。
- 千影 CV:川澄綾子 呼称:兄くん(あにくん)
- ミステリアスな妹。オカルトや占い、魔術が好きで何を考えているか兄も公式もわからないほどである。千影曰く「兄と千影は前世からの結びつきがある」らしい。ゲーム版では「魔界の住人」というぶっ飛んだ設定で原作よりかなり危険な思想だった。初回の人気投票では1位となり、その後は咲耶と1位争いをすることになった。ゲーム版では料理上手という面もあるが、材料はお察しください。また来世
- 春歌 CV:かかずゆみ 呼称:兄君さま
- ドイツから来た大和撫子な妹。天然気味で妄想壁があり、兄のことを考えると「ポポポ」と言いながら、顔を赤らめる癖がある。日本に対する知識に関しては少々怪しい面はあるが、技能面の高さは確かであり、兄を立てることを忘れない良妻賢母型な妹である。当初は人気投票では伸び悩んでいたが、制服姿や水着姿が出るようになると票が伸びたといわれているらしい。
- 四葉 CV:半場友恵 呼称:兄チャマ(あにちゃま)
- イギリスから来た何でも調べたがる騒々しい妹。ホームズに傾倒している(いわゆるシャーロキアン)で自称名探偵。何でも調べたがるが故に兄の学校に忍び込み、学校に迷惑をかけたこともある。兄に対して何かと「チェキ」したがる。兄の気持ちを確かめるために「怪盗クローバー」に変装し、自作自演を行う(もちろん、兄にはすぐにバレていた)。誌上ゲームの頃は苦戦続きだったが、ランキングでは上位に食い込む人気キャラとなった。ちなみにあとがきにて、半ばやけくそ気味に書いた話が好評と聞いた時は「やっぱり世間ってわからない」と公野先生は思ったらしい。
- 亞里亞 CV:水樹奈々 呼称:兄や(にいや)
- フランスから来たのんびりで泣き虫なお嬢様な妹。お菓子好きだが、本命はやっぱり兄である。かなりおっとりしており、しゃべるテンポも独自である。世間知らずなとこであり、「屋敷で働く人=じいや」と思い込んでいる。中の人の歌唱力もあってか、歌がとても得意。ただし、歌うと声が別人になるのはご愛敬。
※呼称は各キャラクターの兄に対する呼び方
兄
CV:野島健児(無印)、(リピュア)
ここでは読者や視聴者、プレイヤーの代わりである。初期は一人の妹に一人の兄がいる事になっているが、ゲーム版、アニメ版や原作3期では兄は一人だけの設定になっている。リピュアのキャラクターズパートの兄は原作をベースにしているため妹一人一人に別々で存在する。
原作、ゲーム
各々に違いはあるが、基本的に人に優しく、温厚で落ち着きがある設定が基本である。イケメン設定でもあり、女子からラブレターをもらったり(ストーリーズパート)、女子から興味を持たれたりする(ゲーム)。少々抜けているところがあり、テストでマークミスして赤点を取ったりする(ゲーム)。
兄の顔はあまり描かれない(または目を描かない)ようにされており、ストーリーによっては兄の容姿が全く違うこともあり、更に兄の性格も妹によって違っていたりもする(例として、咲耶の兄は「のんびり屋」と評されている)。
アニメ無印
- 海神航 CV:野島健児
- 読みは「みなかみ わたる」。高校受験に失敗したことがきっかけで、12人の妹の存在を知り、彼女たちと同居することとなる。基本的にヘタレで頼りないが、時と経験によって兄としての立場を理解し、兄としての役割を果たしていくことになる。
リピュア・ストーリーズ
- 兄(名前無し) CV:三浦祥朗
- 容姿は前作の航と同じだが、声優が異なる。性格も非の打ち所が無い完璧超人となっており、顔が同じ別人と考えてよい。また、12人の妹とは別に暮らしているなど、設定はゲーム版に近い。
サブキャラクター
- 眞深 CV:氷上恭子
- 呼称:あんちゃん アニメ版1期オリジナルキャラ。血の繋がりはないが、成り行き上他の姉妹に混ざって13人目の妹である事を演じて生活する。本名は山神眞深美で、燦緒の実の妹。リピュアストーリーズでも、1話だけゲスト出演している(実はキャラクターズでもちらっと映ったことがある)。
- 山田太郎 CV:山口勝平
- アニメ版1期オリジナルキャラ。航のクラスメイトで、航や眞深と一緒にプロミスと・アイランドに引っ越しして、近所で一人暮らししている。うっとうしいお調子者で、呼ばれもしないのに勝手に家にやって来ては、妹達にアプローチしているが、妹なら誰でもいいスタンスが嫌われたのか、誰からも相手にされていない。中の人繋がりかどうかは不明だが、名探偵コナンのコスプレをしたことがある。
- 山神燦緒 CV:置鮎龍太郎
- アニメ版1期オリジナルキャラ。航の中学時代からの学習塾の友人だが、航の事が好きなホモである。プロミスト・アイランドに引っ越した航を連れ戻そうと、妹の眞深を彼の家に潜入させ、自らも女装して航の気持ちを引きつけようと色々工作する。一度は航を連れ戻すことに成功するが、航は妹達の元に帰ってしまい、結局自分も島に移り住んだ。本作の悪役だが、航ではなく妹たちにとっての恋敵というのがミソ。
- じいや CV:加藤有生子(ゲーム版)、笹島かほる(リピュア版)
- ゲーム版、リピュアで登場。本名不明。亞里亞に仕えるうら若きメイド。サブキャラクターの中でも最も人気が高い。亞里亞のわがままに振り回される苦労人で、にじいやと呼ばないに日々努力しているが、少々諦めかけている。ゲームの続編では、双子の妹も登場した。
ちなみにアニメ無印版は、航の執事として本当の意味でのじいや(CV:土屋トシヒデ)が登場する。こちらは航を12人の妹達と同居させるように仕向けさせ、プロミスト・アイランドでは色々な住民に変装して航を定住させようとするなど、ある意味本作の黒幕的な人物である。
- メカ鈴凛 CV:神崎ちろ 呼称:アニキ様
- 原作・ゲーム・アニメ版に登場。鈴凛が作った彼女にそっくりのアンドロイド。外見の違いは、頭に大きな赤い球体のアンテナが付いていることと、目にハイライトが無いこと。性格も異なり、クールで物静かだが、恥ずかしがり屋なところもある。鈴凛のことはマスターと呼ぶ。
ちなみにアニメ版もメカ鈴凛が出てくるが、こちらのプロトタイプはいかにもロボないかつい外見をしておりかなりでかい。後に原作やゲームのメカ鈴凛も登場するが、まだ未完成らしく、すぐ故障するなど満足に稼働は出来ない。
- ミカエル
- 原作・ゲーム・アニメ版に登場。鞠絵が飼っている大型犬(ゴールデン・レトリバー)。とてもお利口で、主人の鞠絵にとても忠実、もちろん兄にも懐いている。鞠絵が体調を悪化させた時は、兄や看護師を呼んでその窮地を幾たびも救う名犬。
ちなみに、可憐もバニラという名前の猫を飼っているが、原作にしか登場しないので知名度は低め。
- マダム・ピッコリ CV:横手久美子
- 原作・リピュアキャラクターズに登場。白雪が通っているお菓子教室の先生。若い頃、自分も兄に思いを寄せていたらしく、白雪と兄の仲を応援する。同じようなキャラクターに可憐の祖母がいるが、いずれも色々話が重い。老婦人のはずだが、アニメではやけに若々しく、白雪の未来の姿を暗示しているという考察も。
- 綾小路君
- 原作に登場。可憐のことが好きな男の子。告白して振られたときに「兄妹だから結婚は出来ない」というシスプリの存在意義を揺るがす発言により、可憐からビンタを喰らい、「綾小路くんなんか、きっと、一生ずっとちびっこなんだもん!」と言われた可哀想な人。アニメやゲームには登場しないにもかかわらず、あまりにもインパクトの強いエピソードのおかげで、シスプリファンからの知名度は高い。
余談として、某「Baby Princess」のwikiでは用語集に載るほど、現在でもネタにされ続けている。
- 竜崎先輩 CV:菊地祥子
- ゲーム版に登場。花穂が所属するチアリーディング部の部長。花穂のためを思って、敢えて厳しく接しているが根は優しい。名前の元ネタは、おそらく「エースをねらえ!」のお蝶夫人こと竜崎麗香。
- 柿ノ本さん CV:野川さくら
- ゲーム版に登場。なにかと春歌に勝負をするが、毎回敗北している。実は春歌の事が好きなツンデレ。
- 小森さん
- 原作に登場。鈴凛のことをお姉様と呼んで慕っている、当時としては珍しいレズっ気のある子。
妹達の年齢
基本的に公表されておらず、読者などの解釈に任せているスタイルをとっている。これは読者によって、姉になってしまう事を考えての考慮である。
しかし、妹の年齢考察はインターネットなどでも頻繁に行われていており、文章からの判断はもちろん、中には挿絵も考察材料にしてしまうほどである。考察においては大きく食い違いが生じやすいアニメ版1期は除外されやすい。
長女は咲耶、末女は雛子が定説である。
中学3年 咲耶、千影
中学1〜3年 春歌
中学1〜2年 可憐、衛、鞠絵、白雪、鈴凛
小学校高学年 花穂、四葉
小学校中学年 雛子、亞里亞
もちろん、年齢は人それぞれの解釈によって変わったりするが、本などには資料となるものが点在しているので確認してみるのも面白い。
なお、可憐の年齢だけはVtuberデビューの際に14歳と公表されたが、翌週に上述の指針に触れたうえで「言ってはいけなかった」として取り消された。このことから、声優陣(少なくとも桑谷)が命を吹き込む上でのイメージ年齢は設定されていることが伺える。
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