シフォンとは、アニメ『フレッシュプリキュア!』に登場するスウィーツ王国の妖精である(プリキュアシリーズでは13番目の歴代妖精)。
スウィーツ王国からタルトと一緒に人間の世界にやって来た、プリキュアシリーズでは初めての赤ちゃん妖精である。外見はパンダのぬいぐるみのような外見をしており、実際に表向きは桃園ラブの部屋のぬいぐるみということにされている。忘れがちだが、女の子である。
まだ幼いためか、「プリプー」「キュアキュア」ぐらいしか話せないが、ラブたちが育てるうちに彼女たちの名前を覚えられるようになった。ぐずると泣き出すこともあるが、基本的に大人しく人懐っこい性格である。と言うか、プリキュアの赤ちゃん妖精は、後の作品のポプリやアイちゃんなどを見ると、性格的にも良くできた子が多い。
なんと言ってもシフォンの最大の特徴は、その秘められたパワーの強力さにある。プリキュアがピンチになると、おでこのクローバーマークが光りだし、プリキュアに様々な力やアイテムを授け、幾度も危機を救ってきた。親御さんにとっては、お財布の中身が軽くなる痛い問題である。その強さから、ネットではいつの間にか、プリプー様と呼ばれるようになった。
ところが、管理国家ラビリンスのFUKOゲージが満タンになってから、シフォンの身に異変が起こり始める。突然目のハイライトが消え、「我が名はインフィニティ、無限のメモリーなり」と言いながら、ふわふわと空を飛び、どこかへ行ってしまうのだ。
元々シフォンは、スウィーツ王国に落ちた流れ星から発見された、出自が不明の生物である。それはともかく、画像だけ見ると一見シュールなこの光景。しかしアニメ本編を見ると、こおろぎさとみの無機質な喋り方と、虚ろな表情でふわふわ浮かぶその姿は、予想以上に怖い。当時これを見ていた全国の幼女は、トラウマになって泣き出し、バンダイで販売されていたシフォンのぬいぐるみを放り投げたとか投げなかったとかと言われている。
本編終盤では、この力をラビリンスに利用するためにノーザに拉致されてしまい、プリキュアによる奪回が目的の一つとなる。しかし、最終決戦では総統メビウスの自爆に巻き込まれそうになったプリキュアたちを救出し、共に元の世界へと帰って行った。
余談だが、無限のメモリーということから、シフォンは一種のロボットとも言える。が、普通に食事もする上に、病気になったりトイレにも行くので、あまり気にすることもないだろう(ラブたちは、そんなことを一切気にしていない)。ある時には、便秘が原因で体調を崩したこともあり、獣医の娘であるブッキー(山吹祈里)が浣腸による治療で解決したこともある(この時のブッキーのAAは割と有名なので、見かけた人も多いだろう)。
プリキュアオールスターズで活躍が目立つ妖精と言えば、DX1からNewStage2まで5作連続で声付き出演したタルトがまず思い浮かぶであろうが、実はプリプー様も負けてはいない。
フレッシュプリキュア!が放送されたばかりのプリキュアオールスターズDX1では、敵ボスのフュージョンに囚われてしまうが、まったくもって無事だった(作中でココとナッツがミラクルライトが守ってくれた説明している)。続くDX2では、『ふたりはプリキュアMaxHeart』から復活したウラガノス相手に、他の妖精が追われて逃げる中、たった一人でウラガノスを倒してしまった。他の復活敵幹部が、プリキュアとの戦いを優位に進めたままボトムと合体したことを考えると、一番美味しい活躍を持って行ったと言える。
DX3では直接活躍する場面こそなかったものの、シャドウを退治する際に妖精たちが作戦を練る際、ナッツが真っ先に呼んだのは相棒のココではなく、なんとシフォンだった。タルト以外の妖精の仲間からも、シフォンが頼りになる戦力と思われていることがよくわかる。そして、NS1では復活したフュージョンのかけらが、祝勝会を行っている妖精たちの前に現れた時も、他の妖精が物理攻撃するなか、得意のテレポーテーションで瓶の中に閉じ込めてしまった。NS2でグレルの影が、まず妖精たちを捕まえてからプリキュアに襲いかかったのは、戦略としてかなり正しい判断だったのかもしれない。
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最終更新:2024/04/18(木) 21:00
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