シムピープル(原題:The Sims)とは、2000年にアメリカのゲーム開発会社Maxis(マクシス)所属のゲームクリエーター、ウィル・ライト氏が主体となって開発されたシミュレーションゲームシリーズである。
基本的にこの項目では、日本におけるWindowsおよびMacintosh対応の『シムピープル』シリーズについて扱う。
ウィル・ライト氏(Will Wright)はアメリカのゲームクリエーターである。
シミュレーションゲーム界の第一人者であり、かの有名な『シムシティ』シリーズも彼の作品である。
SFC版『シムシティー』などを遊んだことがある方は「Dr.ライト」というキャラクターをご存じだと思うが、そのモデルは言わずもがな彼、ウィル・ライト氏である。
(ロックマンに登場する同名のキャラクターとはまったくもって関係ないことを念のため述べておく)
『シムピープル』シリーズは、数ある彼の作品の中でも最高傑作と名高く、発売の2000年から全7本の拡張パックがすべてリリースされた2005年までの5年間に世界中でのべ2000万本という前代未聞の売り上げを達成し、現在ギネスブックにまで掲載されるゲームである。
その人気は発売からオリンピック2回分年月が過ぎた現在でも色褪せず、海外国内問わず、世界中のインターネットに無数のファンサイトが存在する。
実は、ウィル・ライト氏が設立したゲーム開発会社マクシスはシムピープル開発中の1997年にゲーム会社、エレクトロニック・アーツに買収されてしまった。
そのため、マクシス時代の従業員の大幅解雇などによって、一時は完成すら危ぶまれるほどまで開発は追い詰められたが、2000年についに完成。
シムシティをはじめとしたシムシリーズはすべてこのゲームのための準備でもあった。とウィル・ライト氏が語っていることから、彼のこの作品に込める思い入れがうかがい知れる。
ライフドラマを満喫するゲーム『シムシティ』のクリエイターで有名なウィル・ライト氏が作り出した、他に類を見ないまったく新しいコンセプトのゲーム。このシリーズでは、シムと呼ばれるキャラクターたちやその周りを取り巻く環境を、自分の思い通りに操作し、好きなように生活劇を楽しみます。プレイヤーの想像力が豊かであればあるほど、このゲームを半永久的に楽しむことができます。
まず、このゲームに目的は存在しない。
シムをせっせと働かせお金を貯めて億万長者の道を歩ませる、何人もの異性をひっかけてハーレムを作らせる、幸せな家庭を築かせて一家水入らずでリゾート地に1カ月滞在、自ら家に火を放たせて焼身自殺させる、etc...何を目的にしようがプレーヤーの自由である。
シムピープルにおいて、プレーヤーは主人公ではない。
プレーヤーが直接的に干渉できる項目はあるが、ほとんどの場合はシムを通した間接的な操作によるゲームプレイになる。
命令を出さずに放っておいても、シムは自分の意思で勝手に行動する。
腹が減れば飯を食う、汗をかいたらシャワーを浴びる、お通じが来そうになったらトイレに走る、ヒマならテレビでもつける、親しい人を見つければ声をかける、疲れたら寝る。
しかしたいていの場合、シムは普通の人間と違って間違った行動をとる。
シムの性格設定により異なる点はあるが、例えば次のようなことがよく起こる。
腹が減っているのにスナック菓子だけで昼飯を済まそうとする、2日も風呂に入らない、ギリギリまでトイレを我慢した挙句漏らす、するべきことがあるのにいつまでもパソコンにかじりついている、相手が引いてるのに空気が読めずに同じ話題を振り続ける、次の朝早くから仕事があるのに夜更かしする、など。
そういったことをしているシムを正しく操作してやらないと、隣人と大ゲンカになったり職場をクビになったり金欠の余り餓死したりといったことになってしまう。
そこにプレーヤーの介入の必要性がある。
しかし、もともと目的のないゲーム、別に最低限の命令を除いて傍観に徹することも楽しみ方の一つである。
シムの一挙一動を見ながら「こいつなにしてるんだ」とひとりでほくそ笑むのも悪くない。
編集の都合上一部内容を割愛した。どのようなゲームか実際に知るには、公式ホームページへのアクセスか、実際にプレイ動画を視聴されることをお勧めする。
シムピープルの特性として語らずにおけないのは、プレーヤーが自分でシムや家をデザインできる点である。
ここで重要なのは、ゲーム既存のスキンやオブジェクト、建材を用いてシムや家をデザインすることができるだけでなく、オブジェクト単体を一から作ってしまい、ゲームに取り込み、完全にオリジナルのシムや家をデザインすることができる点である。
このため、目的のないゲームにありがちな「マンネリ化」が見事に拭いとられており、それが”半永久的”にこのゲームを楽しめるファクターのひとつになっている。
一人でする人形遊びや箱庭遊びが好きな人にはそれこそたまらない仕様である。
つまりこれを利用すれば、自分そっくりの分身と自分が住んでいるのとそっくりの家を作って現実逃避という定番プレイができるだけではなく、漫画やアニメのキャラクター数人を同じ家に住まわせて互いの絡みを見ながらストーリーを妄想したり、脳内嫁との夢の新婚生活そして出産などといった思想の自由のありがたみをを最大限に享受したようなゲームプレイも可能であるということだ。
ここでほんの少しでもグッときてしまったあなたはシムピープルにハマる部類の人間だと言えよう。
インターネット上にはすでに多数のファンサイトが存在しており、無数のスキンやオブジェクトがそこで配布されている。多くの場合、良心的なことに無料で。
スキンは芸能人のものから、アニメキャラ、ゲームキャラと有名どころならほとんどの作品のものが既に公開されている。
オブジェクトも多彩だ。もともとアメリカ製のゲームであるため、日本建築の建材や和風のオブジェクトが極端に少ないのだが、それを補っておつりがくるほどの数があふれているだけではなく、学校や会社プレイができるようなオブジェクト、アニメに登場するアイテムを模したオブジェクトなどどれもこれも素晴らしいものが公開されている。
シムピープルは創造力、想像力次第でいくらでも自由度を展げることができるシミュレーションゲームである。
前述したとおり、シムピープルはスキンやオブジェクトを追加することにより次々と自由度が展がるゲームである。
ニコニコ動画では漫画やアニメのキャラクターのスキンを導入したプレイ動画が関連動画のほとんどを占める。
それ以外は何かというと、プレイ動画を切り貼りしたり音楽を追加したりして製作されたMAD動画である。
現存する最古のシムピープルのプレイ動画は2007年6月2日19時14分に投稿された『遊戯王 シム世界の社長 その1』(sm392377)である。
その他のニコニコシムピ初期作品としては、『シムピープルでドアラ』(6月9日sm424481)、『【テニスの王子様】テニプリでシムピ1』(6月22日sm496009)、『東方キャラでシムピープル その1』(6月24日sm503486)、
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掲示板
42 ななしのよっしん
2019/06/18(火) 07:16:12 ID: TjJXYMunHJ
>>41
調べたらLittle Computer Peopleっていうのがあったんだね
海外の掲示板でもSimsの元ネタって話題になってた
43 ななしのよっしん
2019/10/19(土) 10:34:15 ID: e+YPZ6hg1j
シムピープルみたいなゲームっていうとトモダチコレクションくらいしか思い浮かばんなぁ(あれはもっと簡素だが)
フォロワー作品多そうなのに不思議なことだ
44 ななしのよっしん
2019/11/23(土) 03:55:13 ID: NgpGngaLqx
シムピープルとザ・シムズにあったストーリーモードって何でシムズ2以降は廃止しちゃったんだろうか。
勝手に人の家に引っ越すって発想が意味不明だったのか?w
母を捨てた父マルコム・ランド(後のマルコム・ランドグラーブ)を
追いかけて仕返しするって話、結構面白かったんだけどなw
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最終更新:2024/04/18(木) 20:00
最終更新:2024/04/18(木) 20:00
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