シャガルマガラとは、CAPCOM発売のゲーム『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターである。
古龍種 | |
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シャガルマガラ |
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別称 | |
別称 | 天廻龍 |
登場作品 | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
初登場は『モンスターハンター4』。
狂竜の力を司る「天廻龍(てんかいりゅう)」。
旅団下位(MH4のオフラインモードのストーリー)における実質的なラスボスモンスターであり、その正体は今まで何度も戦ってきた黒蝕竜ゴア・マガラの成体。
(つまりバサルモス→グラビモス、ウロコトル→アグナコトルなどと同じく成長段階で名称が変わるモンスターという事になる)
なお、後にシャガルマガラの生態がある程度解明された事により、古龍の未成熟体であると判明したゴア・マガラは後に“古龍目・廻龍亜目・マガラ科”としてハンターズギルドに認定された(ただし分類は古龍種とはされず不明のまま)。
なお、古龍でもテスカト種のように雌雄が存在する種はあるが、マガラ種は性別が「無い」。
フルフルやギギネブラのような「雌雄同体」と同じと言えるが、厳密にはこれらとも異なる(後述)。
黒一色だったゴア・マガラとは違って全身は白、あるいは黄金色の体表で覆われており、「闇」「蝕み」と言う言葉で表現されていたゴア・マガラ時代とは打って変わって「神」「光」と言う言葉で表現されるようになる。
幼体時には目が無く、触角と狂竜ウィルスを兼ねた燐粉で周囲の状況を知覚していたが、成体になると「眼」が成熟し知覚器官としての役割を果たすようになる。さらに二本の触覚は固まって完全な角となっている。この角は触角としての機能は失われており、狂竜の力のみを残しているが、角を折ってもドス古龍のように能力の行使が止まったりはしない。
成体になると、上記の「眼」が成熟した関係から、幼体の時には効果が無かった閃光玉が効果を発揮するようになる。また古龍として完全な姿になるため、「罠が効かない」などの古龍に見られる共通事項も見られるようになる。
ゲームの後半で行ける天空山を出身地とし、未熟体時(ゴア・マガラ時代)は世界各地を放浪しているが、脱皮の時期が近づくと同山に向かうようになり、そしてシャガルマガラへと変態を遂げた後、山の奥地にある禁足地と呼ばれる場所に帰巣するという。かつて天空山で発生したモンスターの凶暴化事件の元凶と恐れられており、変態後も狂竜ウイルスと同じ性質を持つ粒子をまき散らして周辺にいる全てのモンスターを凶暴化させると言われている。
また、後にはこのシャガルマガラの放つ粒子には自身の生殖細胞が含まれており、この粒子を取り込み狂竜症を引き起こして死亡したモンスターの体内を苗床にその生殖細胞が成長、やがてそのモンスターの体を食い破るように新たなゴア・マガラが誕生するという極めて特殊な繁殖サイクルを有している事が明らかとなった。さらにこの粒子には他のゴア・マガラの成長を阻害する性質もあり、これを脱皮時期に入ったゴア・マガラが取り込むとその個体は脱皮不全を起こして間もなく死に至り、結果的に何時か自身のライバルとなるであろう個体を幼体の内に駆逐してしまう。
そして最近ではこの狂竜化物質が他のモンスターに与えるそれ以上に恐ろしい影響も判明している。
なお上記の生態の関係で、マガラ種は雌雄による繁殖行為を必要とせず、単独で繁殖する。
単独で繁殖できるという点はフルフルやギギネブラなどの雌雄同体の種と同じだが、彼らは「同一個体が雄も雌も併せ持つ」のであり「普段は必要ないが必要があれば別の個体との繁殖行為もできる」(現実世界ではカタツムリなどが該当)のだが、マガラ種に限っては雄・雌という概念自体が無い。他個体との繁殖行為は必要ないし、しようとしてもできないのだ。
ちなみにゲーム冒頭でキャラバン団長が見せてくれたモンスターの鱗らしきものはこのシャガルマガラのものであり、オフラインのクエスト「天を廻りて戻り来よ」をクリアしエンディングを迎えると、団長がこの鱗をプレイヤーに譲ってくれる。さらにこの鱗はただの鱗ではなく、「純白の龍鱗」というシャガルマガラの鱗の中でも混じりのない白鱗のみがこう呼ばれる貴重なものである(もっとも、いくら団長からの贈り物であろうと必要な人は容赦なく武具の素材にしてしまうが)。
行動パターンは狂竜形態時のゴア・マガラとさほど変化はないが、視力を得た分積極的にハンターを狙うようになる。
特にブレス攻撃のバリエーションが大幅に増えており、今までの横一列爆発ブレスの後に前方向に連鎖爆発するブレス攻撃を繋げるようになり、さらに時間差で炸裂して特定の方向に走る光球弾を地面に投射して来たりもする。
しかも怒り時には時限式地雷のような爆発ポイント(以下地雷と呼ぶ)をフィールド各所に発生させるようにもなるなど、ハンターの不意を突くような攻撃が多い。
ただし、幼体時の火に加え、龍属性も大きな弱点とするようになっている。
ちなみにタイトルバックのゴア・マガラを模したと思われる龍の紋章だが、実はよく見ると右側の物には眼らしきものが認められる。ストーリー中やEDで確認できる古代画風の絵や、ギルドカードの背景「光と影」でのゴア・マガラとシャガルマガラの位置関係と合致するので、この紋章はゴア・マガラとシャガルマガラの二体を表現していたと思われる。
結果的には発売後に分かった事であるものの、実は発売前からシャガルマガラの存在が暗示されていたという事になる。
オフラインのラスボス戦の舞台となる禁足地の他に、未知の樹海や砂漠(ニャンタークエストのみ)での出現も確認されている。
テーマ曲は「光と闇の転生」。光はシャガルマガラ、闇はゴア・マガラを指しており、ゴア・マガラのテーマ曲「光蝕む外套」とテンポを合わせて再生すると、エンディング曲の「ひとつの唄」になるという凝った遊び心がある。また、序盤で団長が純白の龍鱗を見せている時に流れる「古のかけら」は「光と闇の転生」のアレンジ曲。鱗の持ち主がシャガルマガラという伏線が張られていたと言える。
4のラスボスなので、当然MH4GにもG級、それも最高ランクのG3に登場。
しかしながら、その強化内容はかなり酷かった。
MH4Gシャガルマガラ戦での追加要素
まず1つ目の攻撃時に同時発生する地雷だが、明らかにMH4で存在していた安置ポイントに発生している。
そのピンポイントさはニコニコ動画のソロ討伐動画を参考にしたとしか思えないレベル。
そしてさらに輪をかけて凶悪なのが2つ目のハンターサーチ地雷である。この地雷は完全にランダムかつ、ノーモーションで発生するのでシャガルマガラ戦では完全な安置というものが存在しない。
距離制限もないため「薬を飲もうとしたら足元に発生」「隙を攻撃しようとしたら発生」というのはザラ。酷い時には2~3個連続して足元に発生したりしてガードした瞬間スタミナが0になったり、足元地雷に咄嗟に回避してしまいシャガル自身の攻撃に当たって乙なんていう事も……
この地雷は発生即爆発ではなく、足元から狂竜の光が沸きあがってくるのが見えてから回避行動を起こす余裕は十分にあるのだが、そもそも回避して転がった先に地雷がちょうど沸いたらどうしようもない。上記のように薬を飲んだりリロードしたりの行動に被せて発生することもあるため、どれだけ気をつけていようとも、超絶な幸運が無い限り、狩りに必要な行動を取る以上はまず食らってしまう。
もちろん地雷の威力もG級であり、地雷だけで即死するというのはよほどの薄着でない限りまず無いものの、ギルドクエスト最大レベルのシャガルマガラなら剣士防具でも体力を1/3ほど持って行かれる。ガンナーであれば半分以上減る。
……さらに言うと、MH4Gでの追加はこれだけであり、追加モーションなどは何もない。
他のモンスター達にはだいたい新しいモーションが追加されているのに何故ラスボスであるシャガルマガラだけこの扱いなのか。
終いには「オマケでトカゲがついてくる地雷というモンスターと戦うゲーム」などと揶揄されることまで。
そんな有様であったため、MH4では大人気だったシャガルマガラのギルクエの人気は一転して下がり、古龍ギルクエはもっぱらテオ・テスカトルが主流となった。
ただしシャガルマガラのギルクエを回す人はいなくなった訳ではなく、ごく一部の武器においてはむしろシャガルマガラが一番やりやすいと好まれ、また必ず単体クエストである古龍の面々の中では、お守り練金で使う「穢れ無き狂竜結晶」を同時に得られる唯一の存在である[1]ため、地雷の危険を犯してでもあえてシャガルマガラと連戦する人もいたようだ。
無事続投したが、流石にMH4Gの「地雷のオマケのトカゲ」が酷すぎたというのが分かったのか、かなりマイルドに調整された。
地雷そのものは発生から爆発までのタイムラグが伸ばされ、G級で出るランダム地雷も頻度が減少。
明確な強化点と言えば本体の攻撃に合わせて発生するサポート地雷が厳しくなったこと、粉塵爆破ブレスが多段ヒットになりガード主体の武器に辛くなったことくらいで、総合的には大幅に狩りやすくなった。
そして後述にある防具の有用に加え、MHXの時点でも村クエで上位個体と戦えるクエストが存在したこともあって、少なくとも上位までのシャガルマガラなら百単位で狩りまくったという人も少なくない。
幼体であるゴア・マガラに続いてMHF-Zにて第9の遷悠種として実装。狩猟解禁は2017/4/19。
HR5、G級共に同時実装の禁足地が狩猟フィールドだが、環境に合わせて岩や段差が無くなっている。
ゴア・マガラ同様に発覚、狩猟中、クエスト成功のBGMはMH4のもの。
基本はやはり(MHF-Zの)狂竜状態のゴア・マガラ(そちらの項を参照)だが、狂竜ブレスの起動や大きさが変わる、狂竜弾拡散の狂竜弾の起動が異なるなど差異もあり、もちろん独自の追加技も備えている。
また、コンシューマシリーズとの違いとしては全体的に光が強調されキリンのように影が白くなっていたり放つ狂竜ウイルスが蒼白色に近くなっていたりすること、設置3Wayブレスがオミットされていること、怒り移行の咆哮に微量のダメージと狂竜ウイルスが付いていることのほか、雷爆(地雷)については一定間隔でハンターの足元ピンポイントに設置されるMH4Gの仕様を持つが、非怒り時は発生せず発生してから爆破までも余裕がありG級でも防御力が確保されていれば大ダメージは受けない威力になっている。
ちなみに、元々の拘束攻撃やMHFのG級ゴア・マガラの最大技である狂竜ウイルス放出は使用しない。
HR5の個体はコンシューマのシャガルマガラとMHF-Zのゴア・マガラを混ぜたような動きだが、G級になると咆哮が超咆哮にランクアップしゴア・マガラ同様真・狂竜化が解禁される。
追加技は片方の翼脚に狂竜ウイルスを溜めて行う叩きつけ、それより少し長い溜めから行う拘束叩きつけ、咆哮からのピンポイント雷爆設置といったものがあり、叩きつけは衝撃波が飛ぶためかなり前方までが攻撃範囲で、拘束叩きつけは被弾すると拘束状態になってしまう。
拘束状態になって無抵抗だと即座にフィニッシュの投げ飛ばしに移行されてしまい、投げ飛ばしの際は狂竜ウイルスをハンターに付与し着地と同時に爆発させるため拘束攻撃の危険度が高くなっている。
自動で生成される雷爆は怒り時のみだが、咆哮からのピンポイント雷爆設置は非怒り時も行うこと、咆哮を受けると雷爆の被弾が確定すること、G級では超咆哮になっていることに注意。
また、ハンターが背後にいる時はドゥレムディラや怒り時のゼナセリスのように素早く翼脚を薙ぎ払いながら180°振り向く攻撃があるため、後ろを取っても攻撃を欲張りすぎない方がいいだろう。
そして、残り体力が一定(半分より少し前)になると自身の周囲に狂竜ウィルスを収束させつつ翼を畳むような動作の後に収束した狂竜ウィルスが光の柱となり、そこから中央で一本にまとまった王冠状の角を持ち六つに分かれた翼膜に素材名の「光虹翼」に相応しい輝きを纏ったシャガルマガラが姿を見せ、直後に狂竜ウィルスを広範囲に爆破させ真・狂竜化か完了する。
この形態移行技は打ち上げ超高速スリップダメージ・ガード不可の光の柱と広範囲中程度ダメージ・ふっとばし・ガード可能のウィルス炸裂(周囲に雷爆設置)に分かれており、前者に被弾すると後者にも必ず当たるようになっているのだがその場合実質体力300を削られるため、普通に力尽きるのはもちろん魂の再燃や根性札Gも片方だけでは耐えられない。
とはいえ予備動作もわかりやすく離脱の猶予時間も十分にある上に、シャガルマガラは一度真・狂竜化すると討伐まで解除されないためこの技も1回しか使ってこない。
真・狂竜化状態ではエリア全域で狂竜症を発症しているハンターに対してスリップダメージが発生し、拘束攻撃でない叩きつけは左右片方ずつの連撃になり、回転打ち上げコンボ攻撃を使うようになる。
回転打ち上げコンボは側面に回りこんで地面を抉りつつ素早く2回転しハンターを打ち上げて直後に叩き落すもので、2回転目には打ち上げ効果が無く1回転目で打ち上げられても叩き落としが当たらないこともしばしばだが、無敵がなく受け身も取れないため落下時に雷爆が発生すると被弾が確定してしまう。
これも真・狂竜化の超高速スリップ同様にゴア・マガラには無かったコンボ技だが、回転・叩きつけともに極端に高い威力ではなく防御力で耐えることができ、打ち上げられたハンターはカメラワークが上からの見下ろし視点に変わるという独自演出がある。
超高速スリップやコンボはあるが、前者は対処しやすさと頻度、後者は威力の面で性能が抑えられており、危険度はそこまで高くないと言え、通常技もガードや回避での対処が可能なものが多い。
ただし狂竜症の発症や雷爆も併せると決して油断はできず、ゴア・マガラと違って単体の咆哮以外にも超咆哮を伴う行動を持ちその頻度も低くはないため、攻撃チャンスを増やす意味でも辿異スキル(詳しくは辿異種の項)による超咆哮の無効化はしておいた方がいいだろう。
その他に特筆すべきなのが部位破壊であり、体力半分以下、G級では加えて真・狂竜化状態という条件がついていて(条件前に怯ませても破壊されないが怯み値の蓄積はカウントされる)、HR帯の個体は特に問題ないがG級個体ではG級クエストの怯み値増加仕様が相まって難度が上がっていた。
攻撃を当てやすい翼や翼脚と十分ダメージが入っていれば上記の条件を満たした時点で切断できる尻尾はともかく、攻撃が他の部位に吸われやすく二段階破壊かつ耐久値も高い角の破壊は困難を極め、大体の流れとして真・狂竜化して少しした後体力半分になる少し前くらいから角を狙い始め、体力半分を切ったすぐ後に一段階目が破壊できれば討伐寸前に二段階目を破壊できるという要領であった。
角を狙い始めてからは本当に角だけ狙うつもりで攻撃しないと破壊できず、角を狙う大きなチャンスの一つが咆哮からの雷爆設置であることから、部位破壊を狙う意味でも超咆哮を無効化する必要性も高く、一段階目は報酬が無いが、二段階目は破壊に成功さえすれば100%で剛角が出るのが唯一とも言える救いであった。
流石に不評だったため2018年2月のアップデートで体力半分以下・真・狂竜化状態どちらの条件も撤廃された。
そんなシャガルマガラの素材から作られる装備も、やはりゴア・マガラのものと違って光とか神・天使と言ったイメージを連想させるものが多い(説明文は)。
武器は主に「低~中攻撃力」「高会心率」「そこそこの龍属性」「それなりの良斬れ味」と言った、どちらかと言えば物理寄りではあるが単純に破壊力が高い訳でもない、と言ったよく言えば纏まった、悪く言えば中途半端なバランス。
その性質上、一撃の破壊力重視で属性があまり重要視されず、かつスキルの関係でよほどのマイナスでない限り会心率も重視されない大剣においての相性は良くない。
一方で手数武器であり会心率もしっかり意味を持つ片手剣などとの相性は良い。
MH4からの新武器である操虫棍は片手剣のような手数武器に分類されるため相性は良い…のだが、こちらはとんでもないライバル、というか一強がいたためにあまり使われていない。
ボウガン・弓も概ね「中攻撃力」「高会心率」「その他は癖のない無難な性能」で揃っているが、属性に関しては事情は様々。
ライトボウガンは何故か剣士武器で通例になっていた龍属性ではなく、マガラ種が最も苦手としていたはずの火炎弾のみが装填できる。つまりは壊滅的で使い物にならない。しかしLV2通常弾の速射を持ち、物理ライトとしてはかなり期待できる方である。
ヘビィボウガンは、何故かMH4の時点では全武器種のうちヘビィだけ存在せずMH4Gになってようやく追加されたという謎の仕打ちを受けているが、ライトと違ってきちんと龍属性に準拠している(滅龍弾が使える)。ただしヘビィ自体がそもそも属性の扱いに傾倒しにくい武器であるため特徴という程ではない。
弓はそこそこの龍属性に加えて溜め3で拡散4が撃て、かつ新システムの剛射に対応しており、龍属性弓としての一角に加わっている。
防具は、男性用は「アーク」、女性用は「フィリア」。上位版は「S」、G級版は「X」がサフィックスに付く。無印版は神官のような格好になり、上位版は男性は天使、女性は妖精のような格好となる。背中から羽が生えており、頭には月桂冠を模した飾りまで付いている。また光り輝くシャガルマガラの素材を用いていてるためか光を良く反射し、結構眩しい。
シャガルマガラの力と天の加護が秘められているらしく、一式を着込むと力の解放(上位版では+2)、無我の境地が発動する。無我の境地は狂竜ウイルスの進行を大幅に抑え、しかも克服するまでの必要攻撃回数を減らし、さらには克服後の会心率15%UPを30%に引き上げるという最高の対狂竜ウイルススキルである(ゴアSシリーズでも発動する)。しかし無我の境地があっても攻撃を受けまくれば直ぐに発症してしまうので被弾は極力避けたい。
代わりにマイナススキルとして火耐性弱化が発動する。元々シャガル防具は火に弱く、そこへ弱化が掛かると脅威の-40になってしまう。このままだとクック先生の火炎液ですら致命傷になりかねないので早々に打ち消すか、火属性を扱う敵には着ないと割り切るべきである。ちなみに龍にも弱い。逆に耐性があるのは水と氷である。
一応、オフラインのラスボス防具だけあって防御力はとても高い。ゴアやシャガル、狂竜化したモンスター、アマデュラと戦うときにシャガル防具は有用と言える。
製作にはシャガルマガラの素材を使うのだが、上位版は虹翼や甲殻など下位の素材も必要とされるため上位シャガルだけでなく村クエのシャガルも狩猟する必要がある。そしてレア素材「天廻龍の光玉」を1つ使うため製作難易度が非常に高い。ちなみに上位シャガルのクエストは角の破壊がサブターゲットになっている。そのため角だけ破壊して帰れば報酬に光玉が混ざる場合も。超低確率ではあるが。
シャガルマガラの素材から作られる武器も存在し、どれも龍属性を帯びる。しかし何故かヘビィボウガンだけ無い。
ちなみにシャガルマガラの武器はゴア・マガラの武器を強化していく事で製作でき、完成するとゴア武器の不気味で禍々しいイメージから一転して神々しい豪華なデザインへと生まれ変わる。
武器名はというと『◯◯of◯◯』から『THE◯◯◯』になるなどMH3Gのミラオス武器並みに厨二ぶりが加速する。
先述の通り、ニャンタークエストにも登場するという事で上手く倒せば天廻龍の端材が手に入り、オトモ用の武器や防具が作れるが攻撃技を2種類も持っていて非常に強い。ネコのレベルが低いと、たとえ相性の良い技を何度も繰り出せても負けるほど。その代わりシャガルの武器・防具はとても強力なので一式を作れれば心強い。ただシャガルマガラの出現率は低く、しかも強いので一式を揃えるには時間が必要。
武器は強化システムの変更に伴い、「ゴア・マガラ武器のまま最終強化まで迎えた」派生が新たに登場している。
剣士武器は概ねMH4/MH4Gの頃と同じ傾向を保っているが、ボウガンは大きく様変わり。
ライトボウガンは唯一の強みであったLV2通常弾速射を奪われて一気に無個性化。高会心率を活かした会心率特化装備ができる分完全な産廃ではないもののネタの域を出ず、一気に使い道が無くなってしまった。これに限らずMHXでの通常弾ライトは「単純に速射を奪われただけ」というあんまりな投げやり調整を受けて没したライトが多い。
ヘビィは4Gの頃は通常弾しゃがみに関しては一定の評価があったがライバルが強すぎたが、こちらの強さはそのままにライバルが控えめであるため、一線級の通常弾しゃがみヘビィとして初心者から熟練者まで幅広く使われる名武器に昇華されている。
MHXでは上位装備のアーク・フィリアS一式がガンナーに非常に重宝される性能で、大人気になっている。
通常弾・連射矢UPに加え、ガンナーだと維持しやすいフルチャージ、秘薬などに発動してくれると嬉しい満足感の3つのスキルが一式で発動する上、スロット不足のMHXにおいて空きスロット7個と言う大盤振る舞い。しかもレア7防具なので防御力もしっかりある。
特に弓使いは今作で非常に強力な弓「勇猛と光明の凄烈弓」が連射弓であるためにこの一式の需要がさらに高い。装飾品とお守りで集中を付け足す必要があるが、空きスロットが7個もあるお陰でハードルは高くない。
弓という武器そのものがMHXでは非常に強力である事もあり、オンラインの野良部屋ではテオ弓とアーク・フィリアS一式を装備した弓使いが複数人いるなんて事がザラにあるほど。
ちなみに剣士バージョンは通常強化の代わりに匠が発動するのでこちらも強力と言えば強力なのだが、フルチャージが活かしづらい事に加え、匠装備ならディノS一式の方がより特化されていて使いやすいため、剣士でアーク・フィリア一式を着る人は少ない。
G級では回避性能が舞踏家(体術との複合スキル)に差し替えられる程度で、ほぼ上位防具の性能を踏襲したバージョンアップ版になる。
ただ、G級シャガルマガラの登場がG★4を半分くらい済ませてからとかなり遅いのが難点。もちろんこの時期でも弱い訳でないのだが、何せあと少し進めてG級ラスボスにたどり着ければ超絶的な汎用性を誇るネセト一式に乗り換える事ができてしまうからだ。
ちなみにMHXXでは「天彗龍」の名を冠する古龍・バルファルクが追加されているのだが、こいつの素材が「天□龍の〇〇」で白っぽいアイコンでボックス内でも近い位置に並んでいるという、非常に紛らわしい仕様となっている。
しかも、バルファルク防具で天廻龍素材を使う事があるから尚の事紛らわしい。
武器は元々存在する12種+新規デザインの穿龍棍で全武器種存在し、ゴア・マガラ同様のイメージ優先かつ対になる光属性(火+雷)を備えており、近接武器は他に見られない特徴として白や紫が短い代わりに空ゲージをHRの生産時点で実用レベルで(要斬れ味レベル+1)持ち、遠距離武器を含めて最終的な性能もG級武器Lv50クラスの攻撃力に高属性値高会心率と辿異武器にも劣らない。
ちなみに、ゴア・マガラと同時実装でないため派生ツリーは独立しており「THE 〇〇」を生産して最終強化までシャガルマガラ素材しか使わない。
遷悠防具はMHFにおいて既に別のアークシリーズが存在することから、男女とも「シャガル」シリーズとなっており、通常スキルのポイントは剛撃・一閃を主体に高性能で、自動発動スキルは通常発動にスキルポイント30が必要となる「状態異常無効【多種】」でありこちらも有用性は高い。
とここまでなら単なる超性能武具だが、武器には防御力-400or500が付いており、防具は一般的なGXシリーズより防御力が100ほど低い上にゴアシリーズでもネックだった属性耐性まで悪化、火(-20)・水(+10)・雷(-15)はそのままに+5だった氷は-5になり-10だった龍耐性はなんと-25まで低下している。
G級では防御力が普通に2000を超えるが、一般のG級モンスターならともかく対辿異種などにおいては防御力-100は十分痛く、-400・500ともなると大技でない攻撃やコンボ技で即死するようになってしまい危険度が跳ね上がる。また、属性耐性も辿異種の使う属性やられ【特大】を防ぐために重要になっており、それ以前に被ダメージが割合で増加するため属性耐性のマイナスも大きなデメリットとなる。
このように高性能だがペナルティも大きいため、武器は生産時のものをG級序盤までの繋ぎに、防具は耐性と防御力を他の部位の防具や秘伝書効果でカバーして運用すると良いだろう。
かつて天空山一帯を襲った大災害の原因であり、「山の神が懲らしめた」「黒き風が山を蝕んだ」などと、数々の伝承の中で神としてその名を残すシャガルマガラ。
シナト村にはかの有名な黒龍伝説を彷彿とさせるわらしべ唄が残されている。
やがては影が地に還り 新たな命の息吹待つ
そしてひとつの唄となれ
時を廻りて戻り来よ
また、とあるクエストをクリアすることでこの唄の続きが発見される※ネタバレに付き反転
命が御魂に帰る時 新たな想いが生まれけん
消えぬ想いは御魂に帰り 新たな命の息吹待つ
共に回れや 命と心
常世に回れや 命と心
そしてひとつの唄となれ
共に歩みて戻り来よ
共に歌いて戻り来よ
共に生きるは
魂と想い
掲示板
1118 ななしのよっしん
2024/04/12(金) 20:10:41 ID: dF0x90JQZm
ハンターの狂竜症克服に必要なノルマが克服するたびにどんどん上がっていく理由がわからん
1119 ななしのよっしん
2024/04/12(金) 20:17:32 ID: Nozy9trLit
短時間に狂竜症に繰り返し感染することで、
徐々に体が狂竜ウイルスに侵食されて治癒しにくくなってるとかだと解釈してる
1120 ななしのよっしん
2024/04/15(月) 10:37:08 ID: DNYqa4yKBs
そういえばこいつってゲーム内で出てきた個体は全てシャガルになってから時間が経っていない、若い個体だよね?数百数千年を過ごした成熟シャガルってどんな強さになるんだろうか。
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/19(金) 08:00
最終更新:2024/04/19(金) 08:00
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