シャルル・ド・ゴール(空母)とは、フランス海軍の原子力空母である。
フランス海軍が2001年から運用を開始した原子力空母。運用は1隻のみで母港は地中海側のツーロン。
艦名は、第二次世界大戦中・戦後フランスで大活躍した軍人・政治家(第18代大統領)シャルル・ド・ゴールに由来している。
1989年に建造がスタート。1994年に進水。
本格的な就役は2001年と10年以上の歳月が費やされたがこれは原子炉の強度不足・飛行甲板を作ってみたらE-2Cが離陸できず、慌てて飛行甲板(アングルド・デッキ)の延長する羽目になるなど色々なトラブルが発生したが解決して運用にこぎつけた。
全長261.5m、全幅31.5m、満載排水量40,600t。サイズ的にはアメリカのニミッツ級空母より一回り小さい(ニミッツ級最終艦ジョージ・H・W・ブッシュは全長333m、全幅41m、満載排水量105,500t)。また運用機数もヘリも含めて40機。これはニミッツ級空母に比べておよそ半分といったところになる。
運用機は国産戦闘機ラファールMが30機程度、アメリカから輸入したE-2C早期警戒機、ヘリコプター各数機となる。
艦自体の固有兵装はVLS16セルx2+アスター15短SAM(最大射程30㎞)、6連装発射機×4+ミストラル近SAM(射程6㎞)に加え、水上近接戦闘用20㎜単装機関砲×6を両舷に配置している。
また、艦自体の乗組員は2000人弱だが必要に応じて800人規模の便乗者を乗せることも出来、海外在留者の救出や海軍歩兵コマンド部隊をヘリコプターで空中強襲させることも可能である。
就役した4か月後に発生したアメリカ同時多発テロ事件を受けたアフガニスタン攻撃が初陣となり、米軍指揮下の下、2002年まで空爆や航空偵察に従事した。
それから10年後の2011年、『アラブの春』から始まったリビア・カダフィ政権崩壊、ISILの暴威への対応に従事し、空爆や警戒に従事した。
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最終更新:2024/04/20(土) 11:00
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