シリウス・ブラックとは (シリウスブラックとは) [単語記事]

シリウス・ブラックとは、ハリー・ポッターシリーズの登場キャラクターの一人である。

概要

ブラック家という魔法界きっての名家に生まれるも、両親の信奉する純血主義に馴染めず、ダメ息子扱いだった模様。
家族全員がスリザリン寮に属していたものの、グリフィンドール寮に組み分けされる

学生生活を送る中でジェームズ・ポッター、リーマス・ルーピン、ピーター・ペティグリューの３名と仲良くなる。
しかし、学年で１，２を争う優秀さだったというシリウスとジェームズはルーピンが人狼だということに気づいてしまう。
魔法界では差別の対象となる人狼だが、彼らはそのようなことを気にせず、ルーピンが狼の間に自分たちが一緒にいるために、３年かけてアニメーガスになった。犬に変身できる。あだ名は「パッドフット」。
また、４人で冒険するうちに発見した抜け穴などを網羅し、人の動きまで読み取れる忍びの地図を作った。

この友人の中でも特にジェームズとは仲が良かったらしく、入学前のコンパートメントで既に出会っていた（ちなみにこのときのコンパートメントのメンバーはジェームズ・シリウス・スネイプ・リリーというオールスターっぷりである。）
マグゴナガルなどの当時の教員に、最も手を煩った二人組と呼ばれる。ジェームズと激しく仲が悪かったセブルス・スネイプとは必然的に仲が悪くなり、虐めとも呼べる行為を行ったり、冗談半分でスネイプを殺しかけたりしたこともある(ちなみにこの時スネイプはジェームズに助けられている)。そのため、成長し、協力すべき立場になってもシリウスとスネイプはお互いに心底憎みあっている。

ピーターからは崇拝されていたようで、ピーターはシリウスの腰巾着と言われるほどだった。

卒業後は思想の合わない両親を避けるように家出し、ポッター家に居候したあと独立した。
卒業後もジェームズとは親しくしていたようで結婚式の付き添い人だったり長男のハリーの名付け親（正確には後見人的立場）になったり、ハリーの誕生日にハリーにとって生まれてはじめての箒を送ったりした。

ポッター家がヴォルデモートに狙われていると分かってからは、表向きは秘密の守人となったが、「使えないピーターを守人にするとは考えないだろう」という心理的効果を狙いピーターを守人にするという奇策に出るも、これが裏目に出てピーターの裏切りによってポッター夫妻は死んでしまう。
全てを悟ったシリウスはピーターを追ったが、ピーターに逃げられた上に裏切りの罪を着せられアズカバンに投獄されてしまう。

自分は無実だという幸福でも絶望でもない感情により、ディメンターの下で正気を保っていた。
しかし、あるときピーターがハリーのいるホグワーツにいると知ったシリウスは犬に変身することで脱獄に成功し、ホグワーツを目指すことになる。絵を破いて寮に入ろうとしたり、匿名で最高級箒をハリーに送ったりした後叫びの屋敷でハリーと対面する。ハリ－の誤解を解いたもののピーターに逃げられ、ディメンターに捕まってしまうが、タイムターナーを駆使したハリーたちに助けられる。ハリーにホグズミード許可証をあげてバタービール一気飲み気分にさせたり、ロンにネズミのかわりに新しいふくろうあげたりしつつ、逃亡生活に入る。

この逃亡生活中は当然のごとくあまりいいものが食べられず、ネズミを食べたりしていた。ハリーたちに逃亡先に食事を持ってきてもらったときに、ニコニコでたまにネタにされる名台詞「チキン！！」が飛び出したりしている。

ヴォルデモートの復活後は防御がしっかりしていた実家を不死鳥の騎士団本部として貸し出すも、嫌気がさして出ていった実家に缶詰になってしまったことでイライラしがちになるが、ハリーがいると元気になるという単純っぷりも見せた。ハリーが魔法省でピンチになると制止も聞かず、危険を顧みずにハリー救出に向かいベラトリックス・レストレンジに殺害されてしまう。