シロジロ・ベルトーニとは (シロジロベルトーニとは) [単語記事]

この記事は、「原作（既刊）」のネタバレ成分を多く含んでいます。
ここから下は自己責任で突っ走ってください。

「いいか馬鹿、よく聞け。友情を金で買うなど、とんでもないことだ」

「――あんなもの、金を払う価値もない」

概要

シロジロ・ベルトーニとは、『境界線上のホライゾン』の登場人物である。CVは子安武人。

名前	シロジロ・ベルトーニ
所属	武蔵アリアダスト教導院
役職	生徒会会計
種族	極東人
HN	守銭奴
字名	冷面(レーメン)

武蔵アリアダスト教導院に通う商人の少年。生徒会会計。会計事務であるハイディ・オーゲザヴァラーとは恋人関係であり、共同で店を経営している。基本的にシロジロが交渉を担当し、ハイディが金銭の管理を担当している。

上の台詞やHNから分かる通り、超のつく守銭奴。とにかく金に汚く、外道。あらゆる物事を「金が儲かるか否か」で判断する。原作の最初期からトーリ達に協力しているが、これも「武蔵が飛び続けることで莫大な金が武蔵に集まり、商機も増える」と踏んでいるため。最終的に儲けさえ出れば満足な為、一度は『世界一の金持ちになれる』という判断の元、本拠地である『武蔵』を政治的に売り渡そうとしたことも。幸い未遂に終わったが。

とはいえ、基本的に長期的戦略に立って物事を考えるため引き際を心得ており、無茶な取引をしたり過度の恨みを買ったりといったことはない。生徒会役員としての忠誠心もあり、他の役職持ちはともかく武蔵のトップであるトーリやホライゾンなどの命には即座に従い、彼らを害するような言動も取っていない。「金は使うときが一番楽しい」という信条の持ち主であり、商売上（あるいは戦略上）必要な投資に関しては金を惜しまないという一面も持っている。

本編においては他の教導院会計や商人との商談など、正純が担当できないような金銭の絡む交渉を担当している。

パートナーであるハイディに対しても口にこそ出さないが大切に思っているらしく、彼女が遅く帰る日は必ずリビングで帰宅を待ったりと態度で愛情を示している。ハイディ曰く、「金に超汚いけど、私にも超汚い」

両親は元々豪商であったが、事業に失敗して全てを失ったとのこと。

戦闘方法

本来会計であり戦闘専門ではないシロジロだが、上位契約している商業神「サンクト」に奉納代わりに金銭を支払うことで、「他者の戦闘能力をレンタルして自身の身体等に付加する」という術式を行使することができる。この術式を使い、必要な金銭を確保して戦闘能力のレンタルを事前に交わした上での近接戦闘が主な戦術。

その戦闘能力は（かなりの出費を伴うが）武蔵でもトップクラスであり、

１巻（下）では『警備隊150人の戦闘能力をレンタル』して重量10tの武神とガチンコの肉弾戦を繰り広げ（しかも、絡め手込みとはいえ勝利した）
２巻（下）では対三征西班牙戦にて『武蔵の全戦闘員の給料の10分の1を負担する代わりに戦闘能力の10分の1をレンタル』し、自分の個人資産の金銭に付加した上での10円玉の絨毯爆撃で相手方の副長を退ける

といった戦果を挙げている。

ＤＯＧＥＺＡ

そして彼を語る上で忘れてはならない事。

それが土下座、もとい極東商人の必殺技「DOGEZA」である！

というのもこの世界において「土下座」は、聖譜記述（この世界での聖書みたいなもの）の文言から

「相手側に成立された場合、いかなる陳情でも通さなければならない商人の必殺技」とされており、「DOGEZA」はこの世界の商人共通の必須科目となっている。（バリエーションも豊富にあり、左右DOGEZAから振り向きDOGEZA、歩きDOGEZAに立ちDOGEZA、めくり DOGEZAなんてものもある）