シロツメグサとは、『R.U.R.U.R』のメインヒロインの一人である。
「ウィ、ロードモジュール。(シロツメグサ卿。くさばな・・・・はどうするべきでありましょう)」
「花は、咲かせる……。よていの倍の本数……」
「ロードモジュール。(シロツメグサ卿、それでは数が多すぎます。今朝も咲かせたばかりというのに)」
「かまわない……。受粉もさせて、大きな白い花に小さな赤い実を……。はっぱもワックスをぶんぴつさせて、緑にきらきら輝くように……」
「ウィ、ロードモジュール。(シロツメグサ卿。《空》はどうするべきでありましょう)」
「《空》は、もっと明るく……。まぶしいくらいに、きれいにする……」
「ロードモジュール?(きのうと今朝に、きれいにしたばかりだというのに?)」
「かまわない……。くもりひとつなく、雲がまっ白に見えるくらいに……。星は、本が読めるくらいに……」
「今日はとくべつな日……。おまえたちにも、言ったはず――」
シロツメグサ、正式名称R-シロツメグサD D-ISSG-0100118Dは、スパイスとお砂糖と人造蛋白質でできているR-ヒナギク ISF-ISSAC-0010102FやR-ミズバショウ ISSAC-1011105Lと違って、ドレクスラーと呼ばれるナノマシン群体で構成されている被造知性です。主人公のことが大好きで、彼と仲良くなるために彼のお姉さんになりましたし、彼のためにいつも街も空もぴかぴかに保っています。なのに、主人公は、歳を取るだけが取り柄で、宇宙でも行かず後家になるミズバショウや、あろうことか家族でもない、しかもヘラブナを捕まえるために釣り堀でデラメーターをぶっ放すような、力自慢の軍用機ヒナギクとばっかり仲良くするので、たいがい頭に来ちゃうのでした。そこで彼女は、マンカインドの生態を克明に描いた古代の文献「漫画」や「エロゲ」を参考に、マンカインドのおとこのこがきっと気に入るに違いないサービスを、いろいろと実行することに決めました。司法HALが何を言おうが知りません。だって、シロツメグサは、船で一番物知りですし、なによりも、船で一番主人公に良くしてるのですから。
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最終更新:2024/04/24(水) 11:00
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