ジェイル・スカリエッティとは (ジェイルスカリエッティとは) [単語記事]

ジェイル・スカリエッティとは、魔法少女リリカルなのはStrikerSの登場人物である。(CV:成田剣)

概要

ストーリーの序盤から黒幕臭を漂わせていた白衣の男。あらゆる分野に精通した科学者であり、多岐に及ぶ罪状で広域指名手配されている次元犯罪者である。
その目的は完全な生命操作技術の確立であり、フェイトは数年前から彼を捜査対象にしていた。
八神はやて曰く、「違法研究者でなければ間違いなく歴史に残る天才」。

音声など、様々なデータこそ残っているものの逮捕歴はない。この件の理由については舞台背景までに及ぶ重大なネタバレになるため、ここでは割愛する。当の本人は隠れようとするどころか、ガジェットに自分の名前を刻みこんだり、テロ直後に通信で挑発したりとやりたい放題である。

プロジェクトＦ(記憶転写型クローン)の根幹を築いたのも彼であり、プレシア・テスタロッサがこれを引き継いで完成させた(スカリエッティ本人は途中で戦闘機人・人造魔導師研究へ鞍替えしている)。ある意味では10年前のジュエルシード事件(無印リリカルなのは)の遠因にもなっていた。

なお、科学者でありながら戦闘行為も卒なくこなす。その実力はフェイトさえも叩き伏せてしまうほどである。……お約束といえばあんまりだが、覚醒したフェイトには逆に一撃で叩き伏せられてしまうのだが。

作中での愛称は「ドクター」。視聴者からは「オレンジ（～博士）^注」「スカ博士」「スカリー」「ポカリスエッティ」などと呼ばれている。根っからの悪人キャラなのだが、どうにも憎めない言動からか相当のファンを獲得した。

注：コードギアスシリーズのジェレミア・ゴッドバルトの声優繋がり、ちなみにギアス一期と入れ替わりでStrikerSの放送が始まっている。またギアス一期24・25話（壊れたジェレミアが大活躍する話）はちょうど16話「その日、機動六課（後編）」～19話「ゆりかご」の頃に放送されている。

リリカルなのはINNOCENT

リリカルなのはシリーズのスピンオフ作品のソーシャルゲーム『魔法少女リリカルなのはINNOCENT』にも登場。あらゆるキャラクターが善悪や立場の垣根を越えて平和に暮らす世界において、彼も例に漏れず至って平和的に登場する。

今作における彼は作品の根幹となるシミュレーターゲーム「ブレイブデュエル」の影の開発者と言うべき立ち位置で、表向きの開発者グランツ・フローリアン博士とは学生時代からの友人でありライバルでもある。
どうにも思考回路が過激だったり、将来の夢が世界征服だったりと「悪」寄りの志向を持ち、肝心なところで相容れないが仲自体は良い。ワガママで家族思いで、少々ヘタレ気味な愛されキャラである。

家族構成は娘が5人（一架・二乃・三月・四菜・七緒）。妻は今のところ登場しておらず、次女の二乃（OL）が一家の稼ぎ頭とのことなので離れて生活しているのかもしれない（INN OC ENTではよくあること）。また、実の妹にクイントがおり、中島家（お隣さん）に嫁いで六女の母。
娘たち共々家族ぐるみの付き合いをしており仲は良好だが、妹夫婦には頭が上がらない模様。