ジェムナイトとは、全身が大地から生まれし鉱石の塊で出来た騎士のようなモンスター達である。
ターミナルテーマとしては「地属性」を担当している。
かの星のある大陸で・・・ 支配権をめぐって対立する、いくつかの種族があった。 そのひとつは「ラヴァル」。 野を焼きつくす炎のように、猛々しく烈しい一族であった。 ひとつは「ジェム」。 大地を紡ぐ結晶のように美しく、名誉を貴ぶ一族であった。 ジェムは争いを好まなかったが、ラヴァルの挑発的で無計画な攻撃は 誇り高い彼らにとって我慢ならないものであった。 彼らの間では、小規模の戦闘が飽くことなく行われていた。
両者の平穏を望むジェムナイトは、一方的に闘いを望むラヴァルに対してさえ、今一歩攻勢に踏みきれずにいた。 だが度重なるラヴァルの猛攻に疲弊した彼らは仲間の輝きを守るため、ついに降りかかる火の粉を振り払う決意をする。 自らの心(ココロ)と核(カラダ)が傷つく事を知りながら―
「ラヴァル」「ジェム」「ガスタ」「リチュア」の4種族は、突如現れた「インヴェルズ」によって、なすすべもなく侵略されていった。 彼らは、「ヴァイロン・オメガ」の統べるヴァイロン軍のもとに集められ、インヴェルズへ対抗するための協力関係を結ぶ。
その後は侵略者インヴェルズを他種族との結束の力で撃退、さらに無理を言う自治厨ヴァイロンも共同で撃退。
更に更にラヴァルを洗脳して取り込むという卑怯かつ外道な手を使いガスタに侵攻したリチュアまた水属性テーマだよを、ガスタの危機に駆け付ける形で共闘し窮地を救っている正義で粋なナイト達なのだ。
自身の力と技に加えて鉱石からパワーを得ている様だが、一方でそれは「核」や体そのものでもあるらしく傷付くと危険であるなど良くも悪くも鉱石が存在の源の様だ。――体は鉱石で出来ている――
融合を用いた「E・HERO」のようなカード群であり実際それを意識している様なカードもいくつか見られるが、決して二番煎じ等ではなく別物である。
こちらオリジナルの強みも勿論色々あるが強いて1つを上げるならばやはり「ジェムナイト・フュージョン」であろう。瞬く間に融合モンスターを連続で召喚し、相手を攻め倒すのが基本。
地属性で統一されているため、属性サポートも効く。通常モンスターが多いため構築によっては、そちらに固めても良い。また下級モンスターの攻守がテーマデッキの中では高い部類に入る。
アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」では光津真澄の使うカテゴリとして登場、使い捨てモブではなく比較的重要なサブキャラクターの使用デッキとしての抜擢に、喜ぶより驚いた人も多かっただろう。
弱点としては「ジェムナイト・フュージョン」に依存している事。特にアニメで三沢も使用した「封魔の呪印」辺りを喰らってしまえば「めのまえがまっくらになった!」状態となりかねない。実際、前述のアーク・ファイブでは不用意にこのカードを墓地に置いたまま相手にターンを回してしまったため、墓地のこのカードが相手により除外されてしまい真澄は窮地に陥った。最終的にこの除外された事が敗因になっており、ジェムナイト使いの中には苦い思い出を呼び起こされた人も多い。
更にその「ジェムナイト・フュージョン」や後述のジェムナイトの効果を発揮するためには墓地にいくらかモンスターが溜まらないといけないため初動が少し遅い。下級モンスターの攻撃力はなかなかなのだが融合召喚したモンスターは攻撃力が高くない等。
しかし上級クラスが何度も出てくるのがこのデッキの強みであり、はまれば相手を1ターンキルも珍しくない。
強さとしてはまだ安定性に不安が残りファンデッキの範疇という意見が多いが、展開力と今後の成長を秘めたテーマデッキである。
ジェムナイト・ガネット/Gem-Knight Garnet
通常モンスター/星4/地属性/炎族/攻1900/守 0
ガーネットの力を宿すジェムナイトの戦士。 炎の鉄拳はあらゆる敵を粉砕するぞ。
「ジェムナイト・ルビーズ」の融合に必要、「ジェムナイト・マディラ」も融合しやすい。下級アタッカー。
1900という下級アタッカーの所謂「基準値」に達しているので、下級で殴る際には彼の鉄拳が主力となるだろう。
更に彼を使った融合先も強力なため、ほぼ3積み推奨の必須カードとして扱われている。
実は遊戯王ファイブディーズのアニメ内にて、カードイラストに登場経験があるという輝かしい経歴を持つ。
ジェムナイト・サフィア/Gem-Knight Sapphire
通常モンスター/星4/地属性/水族/攻 0/守2100
サファイアのパワーで水を自在に操り、 敵からの攻撃をやさしく包み込んでしまう。
その静かなる守りは仲間から信頼されているらしい。
カード名の由来はサファイア。通常守備モンスターのテキストには結構野蛮というか怖いものもあるのに対し、サフィアさんは「やさしく包み込む」。騎士道精神と冷静さを感じさせてくれる一文である。
「ジェムナイト・アクアマリナ」の融合に必要、「ジェムナイト・アメジス」も融合しやすい。下級ブロッカー。
地味だがその静かなる守りは「ライオウ」「サイバー・ドラゴン」などの強力モンスターの攻撃もやさしく包み込みいなしてくれるだろう。
水族使用の融合体の強さがややイマイチなため採用率は低めだったが、「レスキューラビット」という通常モンスターサポートの登場で重要度が上昇、信頼されるブロッカーとしての地位を取り戻しつつある。
ジェムナイト・ルマリン/Gem-Knight Tourmaline
通常モンスター/星4/地属性/雷族/攻1600/守1800
イエロートルマリンの力で不思議なエナジーを創りだし、 戦力に変えて戦うぞ。
彼の刺激的な生き方に共感するジェムは多い。
カード名の由来はトルマリン。「ジェムナイト・パーズ」の融合に必要、「ジェムナイト・プリズムオーラ」も融合しやすい。
ジェム関連の話で稀によく「刺激的」なるワードが飛びだすのはだいたいこいつのせい。ジェムナイト使いの間ではこの妙な味を出しているフレーバー・テキストも密かな人気を誇っているらしい。セイクリッド弾までで融合できないジェムは(マーチャント以外)現在存在しないため、皆彼の刺激的な生き方に共感してくれているのだろう。すごいなー。
その刺激的な彼も能力的には攻守のバランスこそ良いがどうにも中途半端で1900アタッカーに簡単にやられたりなど「刺激的どころか生きられてねーじゃねーか」とツッコまれる事も多い不遇の時代を送ってきた。
が、こちらも上記の「レスキューラビット」などの通常モンスターサポート、ジェムナイト自体へのサポートの充実、更に雷族融合体の再評価もあって今ではデュエルを刺激的に盛り上げてくれる存在へと進化しつつある。
1600の攻撃力と多彩な融合先を持ち、通常モンスターで「雷」というキーワードが共通する点から、
十代の使用した「E・HERO スパークマン」を思わせるカードでもある。
ジェムナイト・アレキサンド/Gem-Knight Alexandrite
効果モンスター/星4/地属性/岩石族/攻1800/守1200
このカードをリリースして発動する。
自分のデッキから「ジェムナイト」と名のついた 通常モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
カード名の由来はアレキサンドライト。
通常モンスターの「ジェムナイト」が多いのであれば重要なサーチカード。攻撃力も下級アタッカークラス。
上記のルマリンやサフィアがジェム・通常モンスターサポートの充実から使い易くなっていったのに対し、こちらは逆にその割りを食ってどんどん居場所が無くなっていってしまったという不遇なナイト。
通常モンスターなら条件付だが2体特殊召喚可能な兎や、レベル4なら大抵なんでも特殊召喚可能でコストもフュージョンが賄ってくれる某召喚僧に比べ、こちらはジェムナイト1体というのが地味、という事である。これは実際にデッキを組んでみれば分かるかも知れない。
しかし「ジェムナイト」の名を持っている利点も存在し、「ジェムナイト・ジルコニア」の登場もあって岩石族の需要が増したためまた彼も見直されてきている。
さらに、最近追加されたデュアルモンスターを多く採用した型では通常モンスターをそこまで積まないため、事故要因になるうる兎ではなく彼が用いられることが多い。攻撃力もガネットに次ぐ1800を持つため、リクルートできずとも戦闘をこなすこともできる。
そして、彼が最も最適化される瞬間が訪れる。
仲間との結束を何よりも大切にする、とあるジェムナイトの上級戦士によって……
ジェムレシス/Gem-Armadillo
効果モンスター/星4/地属性/岩石族/攻1700/守 500
このカードが召喚に成功した時、 自分のデッキから「ジェムナイト」と名のついた モンスター1体を手札に加える事ができる。
「ジェムナイト」ではないが、上記のアレキサンドと違い召喚しただけで効果モンスターもサーチ出来る。
つまるところ出すだけでアドバンテージになるので、余程の理由がない限り必須扱いである。ジェムナイトの縁の下の力持ちといったところか。
「ジェムナイト」でない事がネックだったのだが、後述のジェムナイト融合体の充実によりこのカードも融合素材として数えられるようになった。やったねレシちゃん!
ジェム・マーチャント/Gem-Merchant
効果モンスター/星3/地属性/魔法使い族/攻1000/守1000
自分フィールド上に表側表示で存在する 地属性の通常モンスターが戦闘を行うダメージステップ時に このカードを手札から墓地へ送る事で、 そのモンスターの攻撃力・守備力は このターンのエンドフェイズ時まで1000ポイントアップする。
「ジェムナイト」ではなく今のところ融合素材にならないのがネック。マーチャントは商人の意味。それにしては見た目が寧ろFF辺りの黒魔導師に似ている。
地属性通常モンスターを強化できる。しかし、融合召喚された「ジェムナイト」には意味がない。地属性中心通常モンスターデッキでこそ、生かせる効果であろう。
逆に言うと、デッキのジェムナイトの主力を通常モンスターにすればこのカードはあの「オネスト」の様ないやらしい使い方が出来るかも知れない、という事になる。ちなみに地味に守備力もアップする。
また、再度召喚を行っていない状態のデュアルモンスターにも適用可能なのは嬉しいところ。
ジェムナイト・ルビーズ/Gem-Knight Ruby
融合・効果モンスター/星6/地属性/炎族/攻2500/守1300
「ジェムナイト・ガネット」+「ジェムナイト」と名のついたモンスター
このカードは上記のカードを融合素材にした融合召喚でのみ エクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する 「ジェム」と名のついたモンスター1体をリリースして発動する事ができる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで リリースしたモンスターの攻撃力分アップする。
また、このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、 その守備力を攻撃力が超えていれば、 その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
カード名の由来はルビー。「ジェムナイト・ガネット」が必要。
炎の鉄拳は進化し攻撃力強化と貫通効果を備えた攻撃特化の融合モンスターとなった。
ここで「はいはい脳筋」と思った貴方は悪いがにわか。ジェムナイトでは貴重な打点源及び貫通持ちなのである。
単体で主力として運用するのは難しいが、エクストラには必ず1枚欲しい、そんなカード。
ジェムナイト創明記を支えてきた勇姿は未だ衰えてはいない。
攻撃力と効果に「E・HERO ジ・アース」との共通点が見られる。
ジェムナイト・アクアマリナ/Gem-Knight Aquamarine
融合・効果モンスター/星6/地属性/水族/攻1400/守2600
「ジェムナイト・サフィア」+「ジェムナイト」と名のついたモンスター
このカードは上記のカードを融合素材にした融合召喚でのみ エクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、 相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す。
素材にサフィアを指定し、攻撃後に守備になる効果とバウンス効果を持つ。
そのままではアタッカーは厳しい攻撃力だが低攻撃力を晒す愚行はおかさず、バウンス効果も除去として役立つ。
罠融合カード「輝石融合」を使用し2600の壁にしたり、セイクリッド弾で登場した「廃石融合」を使ってエンドフェイズの除去を発生させる事もできる。素材のサフィア同様、静かなる守りでジェムを助ける存在なのだろう。
欲を言えば、環境に蔓延る強力モンスターなどの存在を考えてあと守備力が100欲しかったところである(倒される故に効果を発動できる利点もあるが)。
ジェムナイト・パーズ/Gem-Knight Topaz
融合・効果モンスター/星6/地属性/雷族/攻1800/守1800
「ジェムナイト・ルマリン」+「ジェムナイト」と名のついたモンスター
このカードは上記のカードを融合素材にした融合召喚でのみ エクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地に送った時、破壊した モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
カード名の由来はトパーズ。融合には「ジェムナイト・ルマリン」が必要。さすがはルマリン指定の融合先と言うべきか、刺激的な効果を持つ。攻撃力は下級アタッカー並というかルマリンと200しか変わってないのはどういうだが、二回攻撃とダメージ効果でプレイヤーに大ダメージを与えられるフィニッシャー。
使うには攻撃力強化が必要となり、このカードに特化したデッキを組むべきかも知れない。状況によってはこのパーズを2体並べて1ターンキル! も狙えるエナジーを秘めた1枚だ。
ちなみにルマリン及びこのカードのカード名には、ちょっとした言葉遊びが用いられている。
ジェムナイト・フュージョン/Gem-Knight Fusion
通常魔法
手札・自分フィールド上から、融合モンスターカードによって 決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、 「ジェムナイト」と名のついた融合モンスター1体を 融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
また、このカードが墓地に存在する場合、 自分の墓地に存在する「ジェムナイト」と名のついた モンスター1体をゲームから除外する事で、このカードを手札に加える。
「ジェムナイト」デッキの顔とも言うべきカード。これがなければジェムではないと言っても過言ではない。
墓地の「ジェムナイト」を除外すれば手札に戻るため、手札が一枚増えるのとほぼ変わらず手札コストが必要な「因果切断」の様なカードのコストを賄える。
墓地にジェムナイトさえ貯めておけば一ターンに何度も融合できるので、これによって融合ジェムナイトの大量展開を狙うのだ。
通称は「GF」、間違われやすいがJFではなくGFである。このページの各カードの英語名からも明白な通り、ジェムナイトjは「Gem-Knight」である。決してジャンプフェスタと間違えないよう。
ジェム・エンハンス/Gem-Enhancement
通常罠
自分フィールド上に存在する 「ジェムナイト」と名のついたモンスター1体をリリースし、 自分の墓地に存在する「ジェムナイト」と名のついた モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。
罠のためにすぐには使用できないものの、相手のカードを避ける事が出来る。
「リビングデッドの呼び声」の制限緩和によりやや肩身が狭くなったが、こちらはバトル中に攻撃したモンスターをリリースし同じモンスターを蘇生する事で二回攻撃する、という芸当も可能。
攻守が高めの通常下級モンスター、効果を二つ持つ融合モンスター、手札損失無しで融合可能な「ジェムナイト・フュージョン」など基本的なところは揃っているがまだこれらだけではとかくパワー不足で速さが足りない状態だった。
ジェムナイト・エメラル/Gem-Knight Emerald
効果モンスター/星4/地属性/岩石族/攻1800/守 800
自分フィールド上に表側表示で存在する通常モンスター1体と このカードをゲームから除外し自分の墓地に存在する 「ジェムナイト」と名のついた融合モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。
攻撃力は下級アタッカー並みで、モンスターが二体必要な上に融合モンスター限定の蘇生効果を持つ……と書くと強そうに見えるのだがこれがどうにも使いにくい。
条件としてジェムナイトを除外してしまうのである。これはフュージョンとのアンシナジーであり、更に除外はフィールド限定の通常モンスターかつ蘇生させる融合モンスターは先に正規融合をしておかなければならず条件が厳しい。
攻撃力も高いとはいえ1900ラインに達しているわけでもなく、残念なことにジェムの救世主とはなり得なかった。
当時、「VEではフュージョンのサーチカードが来るのでは?」と予想していたジェム使い達にはショックが大きかったらしく、そのショックで彼の名前をまともに呼べなくなる者が多発。
その影響はグーグル先生の検索予測にまで及ぶほどのものだったという……
尚、このカードの効果を見れば解かるように一度正規融合されたジェムナイト融合体は蘇生・帰還が可能である。
あくまでエクストラデッキから出す時だけ正規の素材を融合しなければならないという縛りなのだが、HEROの融合体と同様に融合でしか出せないという勘違いをされていた事も多々あったのだ。
そう、たとえデュエルそのものでは役に立たなくとも、彼はデュエル外からカード効果・ルールの解説を行ってくれる、言うなれば工メラルさんはマネージャーや監督といった大事なポジションを務めているのである。
なので持っている人は敬意を持って大切にするべきちなみにここ書いたのはエメラルさんじゃない
ジェムタートル
効果モンスター/星4/地属性/岩石族/攻 0/守2000
リバース:自分のデッキから 「ジェムナイト・フュージョン」1枚を手札に加える事ができる。
「ジェムナイト」ではない。待望のフュージョンサーチカード。
必須である「ジェムナイト・フュージョン」をサーチ出来るのは良いのだが、手札にすでに「フュージョン」があるとあんまり意味がなくリバースでは遅いとの声もあった。
だが2000の守備力を持ち確実性は中々で、「ラヴァルバル・チェイン」というエクシーズモンスターの登場以降は間接的にフュージョンをサーチ可能となった兎さんとは「早いが妨害の危険も大きい兎、鈍いが確実性の亀」と童話に喩えて比較する者もいたとかいなかったとカメ。
ただし、2016年以降、ラヴァルバル・チェインは使用禁止カードとなっている。
ジェムナイト・クリスタ
通常モンスター/星7/地属性/岩石族/攻2450/守1950
クリスタルパワーを最適化し、戦闘力に変えて戦うジェムナイトの上級戦士。 その高い攻撃力で敵を圧倒するぞ。
しかし、その最適化には限界を感じる事も多く、仲間たちとの結束を大切にしている。
カード名の由来はクリスタル。この攻撃力ならば生半可なモンスターでは圧倒されるしかないのは確定的に明らか。
しかしレベル7の最上級モンスターとしては攻守が低めなところに限界を感じているのだろう。その分、仲間との結束を大事にする辺り彼の謙虚かつ聡明な性格が窺い知れる。
その通り単体では力不足でも、なんと「ジェムナイト・アレキサンド」の効果でデッキから直接召喚出来てしまう。通常モンスター軸なら、その攻撃力を存分に生かしていける。
だが、アレキサンドより兎が採用されるようになってからは、かえって、スーペルヴィスの有用な蘇生先としてデュアル型で見かけることが多くなった。
「最上級としては攻守が低めな通常モンスター」である代わりに融合素材になれたり召喚が容易かったりする辺り、「E・HERO ネオス」を意識しているというかイラストがまんまのは間違いなく、攻守もネオスから50ずつマイナスした数値である。
ネオスが従来の融合型HEROとは異なったデッキ構築でも活躍するのと同じく、こちらも【ネオスビート】ならぬ【クリスタビート】とでも呼ぶべき専用デッキを組むとクリスタさんはより最適化される。
普段は出番の少ない「ジェムナイト・アレキサンド」や「ジェム・マーチャント」、「輝石融合」などの活躍の場があるのも特徴であり、それらとの結束を得て「王者の看破」により風格を見せ付けるクリスタさんはまさに鉱石騎士の代表格に相応しい存在と言っても過言ではない。さすがにクリスタさんは核が違った。
余談だが、他のカードイラストへの登場機会がちょっとだけある。
ジェムナイト・マディラ
融合・効果モンスター/星7/地属性/炎族/攻2200/守1950
「ジェムナイト」と名のついたモンスター+炎族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
このカードが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで 魔法・罠・効果モンスターの効果を発動する事はできない。
カード名の由来はマディラシトリン。融合素材としては炎族の「ジェムナイト・ガネット」が有用。
攻撃力はあまり高くないが、自分相手問わず戦闘中に相手のカードの発動を封じる効果は超強力。
要するに「オネスト」とか「N・グラン・モール」とか「A・O・J カタストル」とか冥府のバカップルとかフェーダーとかリクルーターとか怖くないさわるなぁあああああああ!!!
このマディラの登場からしばらくはマディラがジェム融合体の主力を担っていく事になり、比較的召喚に手間がかかる融合モンスターであるにもかかわらず彼が召喚されないデュエルはないどころか、ヴォルガニック・バレット等を用いて3体展開して殴りに行く姿すら散見されるほどであった。この効果が一番ぶっ刺さるのが後に同盟を組んだガスタだったのは何故か。
最近は被戦闘破壊時効果が廃れた事や新たなジェムナイト融合体の登場で多少有給を取れるようになった。
それに加え、同様の効果を持つ後輩が増えたがマディラ効果とは言ってもらえてはいない。
イラストの真っ赤に燃える手を見れば解かる通り、本来敵対勢力であるラヴァルとの融合によって生まれたジェムナイトらしい。
いがみ合う両者が共通の敵「インヴェルズ」を倒すべく一時休戦し、騎士の手と真っ赤な手は手を取り合い共闘を誓った――そんな熱い一幕が想像出来る。炎だけに。守備力がクリスタさんと一致しているが、素材なのだろうか?
ジェムナイト・プリズムオーラ
融合・効果モンスター/星7/地属性/雷族/攻2450/守1400
「ジェムナイト」と名のついたモンスター+雷族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、手札から「ジェムナイト」と名のついた カード1枚を墓地へ送って発動する事ができる。
フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。
プリズムとは、光を屈折させるガラスや水晶の多面体。融合素材としては雷族の「ジェムナイト・ルマリン」「ジェムナイト・アンバー」が有用。
手札一枚で表側表示のカードを一枚破壊できる効果。「ジェムナイト・フュージョン」をコストにするなら、手札損失なしで効果を使用できる。
セットカードに干渉不可能なのは残念だが幸いにもジェムナイト融合体にはルビーズ、マディラと裏に強いモンスターが存在している。ジェムナイトの世界では表はプリオラが、裏はマディラが対処するという役割分担になっているのかも知れない。
設定ではあのクリスタさんが「ヴァイロン・プリズム」と融合した姿との事。
確かに特徴的な攻撃力に共通点が見られる……が、守備力が下がっているのは融合が無理矢理だったのか。
輝石融合
通常罠
手札・自分フィールド上から、融合モンスターカードによって 決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、 「ジェムナイト」と名のついたその融合モンスター1体を 融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
「アッセンブル・フュージョン」と読む。HEROにも存在しなかった珍しい罠融合カード。罠発動のタイミングで融合できるのは相手の虚をつけるが、「ジェムナイト・フュージョン」が三枚入ってるなら必要ない。
しかし上述の【クリスタビート】では、手札のジェムを素材に出来て相手ターンに使えるこちらが優先される事もある。
融合の縛りが緩い融合のジェムナイトが登場。しかし、属性が必要なE・HEROと違い種族を必要としている。種族は20種類以上もあるため「超融合」の使用は狙いにくい。
しかしこの弾で登場した融合体やクリスタのレベルが「7」であった事が、後のエクシーズ召喚の実装時に新たな戦術の開拓に繋がったという隠れた利点を持っていた。
ジェムエレファント/Gem-Elephant
効果モンスター/星3/地属性/岩石族/攻 400/守1900
自分のメインフェイズ時に、 フィールド上に表側表示で存在するこのカードを手札に戻す事ができる。
また、このカードが戦闘を行うダメージ計算時に1度だけ、 手札から通常モンスター1体を墓地へ送って発動する事ができる。
このカードの守備力は、そのダメージ計算時のみ1000ポイントアップする。
手札に戻る効果と守備力増加の効果を持つ……のだがどちらも使い道が少ない。
守備力1900は高いのだがこのテーマはそもそも壁は間に合っており、しかもこちらは「ジェムナイト」でもない。
当時新たな戦術として生まれたエクシーズの素材としても、ジェムナイトではランク4が主流だったのに対してこのカードはレベル3であり、その素材にもならない。
残念カードと名高い「ジェムナイト・エメラル」でも融合やエクシーズの素材として最低限使おうとすれば使い道は見出せるのだがこちらは残念ながら使う意味を見出すのが非常に難しい。
記念すべき通常パック初インのジェムがこの有様であり、「エメメメだけでもお腹一杯なのにまた産廃だよ」「こいつ名前にジェムって入ってるただの象だろ」「イラッとくるぜ!」と総スカンであった。こんなんじゃ……満足、できないぜ……。
とはいえ岩石族という事で一応後述の「ジェムナイト・ジルコニア」の融合素材くらいにはなるし、他のジェム達の中にも「ジェムタートル」「ジェムナイト・ルマリン」の様に時が立つに連れ評価が上昇したカードも存在する。
即ちこのカードはまだまだ可能性を秘めているかも知れないわけで、一概に「産廃」と決め付けてしまうのは早いかも知れないぞう。たぶん。
ジェムナイト・オブシディア
効果モンスター/星3/地属性/岩石族/攻1500/守1200
このカードが手札から墓地へ送られた場合、 自分の墓地に存在するレベル4以下の通常モンスター1体を 選択して特殊召喚する事ができる。
カード名の由来はオブシディアン。
融合素材や手札コストとして使用すれば、通常モンスターの蘇生もできる。通常モンスターの入った「ジェムナイト」では必須。通常モンスター軸なら他のデッキにも入る。
融合時に通常ジェムナイトを上手く落としてそれを蘇生、の流れが理想的か。さすがにクリスタさんまでは蘇生させられないが、このカードの登場が【ジェムナイト】の展開力向上に大きく貢献した事は言うまでもない。
あえて欠点を上げるとすればステータス自体は低めな事とランク4エクシーズの素材になれない事だが、そもそもの仕事が融合素材になる事なので気にしなくて良い。
その素晴らしい使い勝手から「オブさん」なる愛称で呼ばれる事もある。ちなみに某炎デッキ使いのオブライエン氏とは特に関係はない。
だがDT世界のストーリーではその後、彼はとあるラヴァルの炎属性なお姉さまと合体を果たす事となるのだった。
リア充爆発しろ
ジェムナイト・アイオーラ
デュアルモンスター/星4/地属性/水族/攻1300/守2000
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、通常モンスターとして扱う。 フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、 このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●1ターンに1度、自分の墓地に存在する「ジェム」と名のついたモンスター1体をゲームから除外する事で、 自分の墓地に存在する「ジェムナイト」と名のついたカード1枚を手札に加える。
「ジェム」をコストに「ジェムナイト」を回収する事が出来る。下級ブロッカー。
守備力2000の壁となる「ジェムナイト」な上に効果も優秀なのだが、発動までが受け身な事と水族融合体がやや貧弱なためか採用率は低め。
「デュアル型」ではガンガンアドを取っていけるが、コストがフュージョンと被りがちなため序盤からの乱発は注意。
ジェムナイト・アンバー
デュアルモンスター/星4/地属性/雷族/攻1600/守1400
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、通常モンスターとして扱う。 フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして 再度召喚する事で、このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●1ターンに1度、手札から「ジェムナイト」と名のついたカード1枚を墓地に送る事で、 ゲームから除外されている自分のモンスター1体を選択し、手札に戻す。
カード名の由来はアンバー。アイオーラと同じくデュアルモンスター。
持ってくる除外されたモンスターカードは「ジェムナイト」でなくても良く、必要になったものをその都度選べる。
ステータス自体はそれほどでもないが、融合先が強力な事と回収範囲が広い事でアイオーラよりも採用率は高い。
効果の発動には一拍必要だが、オブさんのサポートを受ける事である程度使い易くできる。
フュージョンした後それを回収、コストとして除外したジェムナイトなどを手札に戻したフュージョンで回収、が流れ。
特にセラフィとオブシディアを絡めた通称「アンバーオブシぐるぐる」は、ジェムナイトでは貴重な少ない手札での展開手段になるので、デッキに刺しておくと活躍できることも。
ジェムナイト・アメジス
融合・効果モンスター/星7/地属性/水族/攻1950/守2450
「ジェムナイト」と名のついたモンスター+水族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、 フィールド上にセットされた魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す。
カード名の由来はアメジスト。融合素材としては水族の「ジェムナイト・サフィア」「ジェムナイト・アイオーラ」「ジェムナイト・アクアマリナ」が有用。
攻撃力は下級アタッカーだが、墓地に落ちるとセット限定の「ハリケーン」の効果。融合素材として使用し、他の「ジェムナイト」で攻撃するとよい。
融合自体はし易い部類に入るが、パワーと効果がやや物足りず、コンボも狙い難いためかエクストラデッキから抜かれてしまう事もある。
一方で、廃石融合で相手のエンドフェイズにわざと自壊させてエンドハリケーンをしたり、ブリリアント・フュージョンで指定することで、水族チューナー通常モンスターのウォーター・スピリットとラズリーを墓地に送ってから8レベルのシンクロ素材にして相手のバックを全部バウンスなど、ジェムナイト・フュージョン以外の融合とのコンボで輝く側面もある。
ジェムナイト・パール
エクシーズモンスター/ランク4/地属性/岩石族/攻2600/守1900
レベル4モンスター×2
ガイアナイトさんとは特に無関係。「ジェムナイト」の下級モンスターはほとんどが星4なので召喚しやすい。
単体で物凄く強い、というカードではないが「ジェムナイト」は上級の攻撃力が少し低いため、それらは敵わない「スターダスト・ドラゴン」等を戦闘破壊するためにも必要。「ジェムナイト」の名を持っている事も大きい。
また、「ジェムナイト・ジルコニア」登場前はレシスやタートルの唯一の有効的な処理手段であった。
どうしてもフュージョンに依存してしまう性質の【ジェムナイト】だが、このカードの存在はその依存度を少しだけ緩めてくれるかも知れない。
余談だが「鬼神の連撃」というエクシーズモンスターサポートカードのイラストにおいて、彼の本気を見る事ができる。
アニメ遊戯王ゼアルでも「エクシーズウェイト」のイラストにレシス・タートルを素材とした状態で登場した。
パーティカル・フュージョン
通常魔法
自分フィールドから、融合モンスターカードによって決められた 融合素材モンスターを墓地へ送り、 「ジェムナイト」と名のついたその融合モンスター1体を 融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で融合召喚に成功した時、墓地に存在するこのカードをゲームから除外し、 その融合召喚に使用した「ジェムナイト」と名のついた 融合素材モンスター1体を選択して発動する。
その融合モンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで、 選択したモンスターの攻撃力分アップする。
攻撃力の上昇値は高く見込めるが、融合素材がフィールド上に限定されている。「ジェムナイト・フュージョン」と攻撃力上昇のカードを使用したほうが、安定はする。
だが、「ジェムナイト・パーズ」を重点的に起用していくタイプのデッキならば彼の爆発力に刺激的な魅力が加わるだろう。
ジェムナイト・サニクス
デュアルモンスター/星4/地属性/炎族/攻1800/守 900
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、 通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、 このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、 自分のデッキから「ジェムナイト」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
カード名の由来はサードニクス。アイオーラ、アンバーに続き登場した炎族デュアルモンスターの下級アタッカー。
さらにサーチ効果も持つ。持ってこれる「ジェムナイト」はモンスターでなくても良く「ジェムナイト・フュージョン」までサーチ出来る。
ただ、効果を活かすには戦闘補助が必要不可欠な上それを使ってしまうと相手モンスターが居なくなったり肝心なところで補助が足りなくなったりとデュアル故に条件が意外と厳しい。
オブさんの効果があれば強力なサポートとなるのだがその場合既にフュージョンを握れている事が多かったりとやや噛み合っていない。勿論そのオブさんをサーチする事も可能だがその為にはやはり別のサポートと召喚権が必要である。
そのため通常の融合型ではあまり使われないが、「デュアル型」では強力な主戦力となる。
「スーペルヴィス」や「デュアルスパーク」等のデュアルサポートを美味く使おう。
ジェムナイト・ジルコニア
融合モンスター/星8/地属性/岩石族/攻2900/守2500
「ジェムナイト」と名のついたモンスター+岩石族モンスター
カード名の由来はジルコニア。【ジェムナイト】では融合が非常にし易く、特に岩石族の「ジェムナイト・オブシディア」「ジェムナイト・アレキサンド」「ジェムレシス」などが融合素材として有用。
攻撃力2900。さすがにあの社長の嫁にこそ100ポイントの遅れを取るものの、上級の攻撃力の低かったジェムナイトにとって重要な高打点の融合モンスターである。効果は持たないが、それゆえに利点もある。
このカードの登場でレシス、タートルの処理先だった「ジェムナイト・パール」や、足りない攻撃力を補助しながら効果で戦っていた「ジェムナイト・マディラ」の出番は少し落ち着く事となる。役割分担はまだ出来ているため、それらが抜けるという事態に陥ってはいない。
また、クリスタさんを使った有用な融合先がようやく登場した、とも言える。
廃石融合
通常罠
自分の墓地から融合モンスターカードによって決められた 融合素材モンスターをゲームから除外し、 「ジェムナイト」と名のついたその融合モンスター1体を融合召喚扱いとして エクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
墓地融合の罠カード。「ミラクル・フュージョン」を思わせる条件でエンド時に自壊する。
他の融合カードもそうだが、「ジェムナイト・フュージョン」が何度も利用できるために相性が悪い。
罠である点を活かし、追撃やとどめに使うのが有効か。なんとなくカードイラストもそれを推奨している様な……?
ダイガスタ・エメラル
エクシーズ・効果モンスター/ランク4/風属性/岩石族/攻1800/守 800
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、 以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●自分の墓地に存在するモンスター3体を選択し、 デッキに加えてシャッフルする。 その後、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
●自分の墓地に存在する効果モンスター以外の モンスター1体を選択して特殊召喚する。
「ジェムナイト・エメラル」がガスタの誰かとオーバーレイしたエクシーズモンスター。相手誰だてめー
「ジェムナイト」ではなく「ガスタ」。しかし素材に縛りがなく、「ジェムナイト」では下級のほとんどが星4のため素材には事欠かない。
一つ目の効果で融合モンスターをデッキに戻し、また融合できる。また二つ目の効果で墓地に落ちた「ジェムナイト・パール」と「ジェムナイト・ジルコニア」を蘇生できる。
攻撃力は下級アタッカークラスであり、戦闘破壊されやすい。使いきりと割り切れば、デッキを圧迫しないカードとして使用できる。
その効果は様々なデッキで使用を考える事が出来るが、名前にある肝心の「ガスタ」では使い勝手が悪く「これじゃジェムナイトじゃないか」と不評である(星4が多くない、「ガスタの静寂 カーム」と効果が被る、効果を持たないガスタがいない)。
ジェムナイト・ラズリー
効果モンスター/星1/地属性/岩石族/攻 600/守 100
このカードがカードの効果によって墓地へ送られた場合、 自分の墓地の通常モンスター1体を選択して手札に加える事ができる。
カード名の由来はラピスラズリ。
あらゆるフィールド・手札・デッキなどから墓地へ送られた時に、効果が発動。通常モンスターサルベージなので、ジェムナイト以外でも使用可能。
融合連打時には多少の差があれど、オブシディアと同じく融合回数の底上げができる。
さらに、このカードならではの使い方としては、未来融合とのコンボがあげられる。墓地に3枚の通常(もしくはデュアル)モンスターが居れば、下記のマスターダイヤを指定してこのカード3枚を墓地に送り、結果的に手札を2枚増やせるのだ。墓地に通常モンスターが居ないときでも、1枚回収してディスアドバンテージを無くすこともできる。
登場からしばらくして未来融合が禁止になってしまった為過去の知識となっていたが、専用未来融合であるブリリアント・フュージョンの登場でこの用途が再び強力な選択肢になった。
さらには場にセットして相手の除去を誘うという使い方もできる。
但し、オブシディアとは違い効果で墓地に送られた場合なので、暗黒界と同じく、因果切断や天罰等のコストにすると効果が使えないことに注意。
一番の特色は、ジェムナイト初の女の子だということだったりもする。ドロッセルお嬢様やセーラーマルチに似てる。かわいい。
ジェムナイト・セラフィ
融合・効果モンスター/星5/地属性/天使族/攻2300/守1400
「ジェムナイト」と名のついたモンスター+光属性モンスター
このカードは上記のカードを融合素材とした融合召喚でのみ エクストラデッキから特殊召喚できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 自分のメインフェイズ時に1度だけ、 自分は通常召喚に加えてモンスター1体を通常召喚できる。
カード名の由来はセラフィナイト。
二重召喚が可能になる。しかし、手札融合が基本のジェムナイトでは生かし辛い。また種族ではなく光属性を要求しており、地属性しかいないジェムナイトでは融合が難しい……と思われがちだが、ジェムナイトと相性の良い光属性は多々存在するため、そこそこ出すことはできる。
一例としては、除去とフュージョンを墓地に落とす役割を兼任できるライトロード・ライコウやライラ、雷族なので、プリズムオーラになりつつ手札増強ができるサンダー・ドラゴン、同じく雷族でメタビートの基本であるライオウ、そのライオウなどを倒せる打点を持つ上特殊召喚効果でエクシーズもしやすいフォトン・スラッシャー、手札誘発でワンキル阻止の代名詞のエフェクト・ヴェーラーなどなど。「クラッシュ・オブ・リベリオン」では光属性を持つジェムナイトのサポートであるクリスタル・ローズも登場し更に使いやすくなった、ブリリアントと一緒に出張要員とか言うな。
効果も、レシスと兎が同時に手札に来たときの起爆剤になり、また、デュアルの補助としても使えるためそこそこ優秀だが、上記の通り、フュージョンを持っている状態では優先されるされることは少ないであろう。
背景ストーリーでは、傷ついた仲間を回復させるためにセイクリッド・スピカがジェムナイト・ラズリーと融合した姿。
「セラフィ」の名の通り、天使のような巨大な翼を持つ。
ジェムナイトマスター・ダイヤ
融合・効果モンスター/星9/地属性/岩石族/攻2900/守2500
「ジェムナイト」と名のついたモンスター×3
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
このカードの攻撃力は、自分の墓地の「ジェム」と名のついた モンスターの数×100ポイントアップする。
また、1ターンに1度、自分の墓地のレベル7以下の「ジェムナイト」と名のついた 融合モンスター1体をゲームから除外して発動できる。
エンドフェイズ時まで、このカードは除外したモンスターと同名カードとして扱い、 同じ効果を得る。
カード名の由来は「ダイヤモンド」。攻撃力上昇と墓地の融合ジェムをコピーする能力を持つ。ジェムナイトの切り札。
ジェムナイトデッキなら召喚そのものは難しくない、攻撃力も3000を超える上に効果のコピーにより貫通攻撃、2回攻撃+効果ダメージ、戦闘中の効果封じなどのフィニッシャーたる効果を得られる。
カード名のコピーには現在の所、有用な使い道がない。またレベル7以下しかコピーできない制約でダイヤ自身はコピーできないようにされているのは、混乱をきたさないための処置だろう。なぜかジルコニアもコピー対象から外されている(効果がないのでコピーする意味はないが)。
後にこのカードでコピーできない融合モンスターであるブリリアントダイヤがさらに登場。ダイヤではダイヤのコピーはできないと言う事か。とはいえ、逆に向こうからこちらを出すことができるので、相性は抜群に良い。
ラズリーの項目の通り、未来融合で指定するだけで、墓地を3枚肥やせるのも魅力的。ブリリアント・フュージョンでも同様だが、その場合は同時登場の新たなダイヤの方が優先されるだろう。
吸光融合
通常魔法
「吸光融合」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分は「ジェムナイト」モンスターしか特殊召喚できない。
(1):デッキから「ジェムナイト」カード1枚を手札に加える。その後、以下の効果を適用できる。
●自分の手札・フィールドから、「ジェムナイト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
ジェムナイト待望の万能サーチ魔法。任意で融合もできる。
「ジェムナイト」モンスターは勿論、ジェムナイトのキーカードである「ジェムナイト・フュージョン」もサーチ可能で、ジェムナイトの回転のエンジンとなる。
融合効果は素材を除外してしまうのでジェムナイトの戦術とは相性が悪いが、M・HERO ダーク・ロウ等の無差別除外l効果を持ち融合体でしか打点が超えられないモンスターが相手の場にいるときには選択肢になりうるため、覚えておくと役に立つ。
イラストではジェムナイトマスター・ダイヤの周囲に禍々しいオーラが漂っていおり、暗遷士カンゴルゴームになる様子と思われる。
サーチしたジェムナイトモンスターをそのまま融合素材にすれば素材1枚分とはいえ擬似デッキ融合のため、一定条件下でデッキ融合を行えるのが最大の強みであるシャドールとの関連性も考えられる。
ジェムナイト・ラピス
通常モンスター/星3/地属性/岩石族/攻1200/守 100
仲間の健康を常に気づかう癒しの戦士。 ラズリーとは大の仲良しだ。
カード名の由来はラズリーと同じくラピスラズリ。
「ジェムナイトレディ・ラピスラズリ」の融合に必要。別に相手はラズリーじゃなくても良い。
ジェムナイト初の☆3バニラモンスター。これにより、レスキューラビットからランク3エクシーズモンスターの召還が可能になった。モンスター除外と相性のいい虚空海竜リヴァイエール、岩石族を活かして鋼鉄の巨兵やゴルゴニック・ガーディアン、地属性を活かして銀嶺の巨神やメリアスの木霊に繋ぐことが出来る。
ラズリーと同じく女の子のジェムナイト。「癒しの戦士」の筈が融合後のラピスラズリは真逆のバーン効果持ちである。
ジェムナイトレディ・ラピスラズリ
融合・効果モンスター/星5/地属性/岩石族/攻2400/守1000
「ジェムナイト・ラピス」+「ジェムナイト」モンスター
このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
自分は「ジェムナイトレディ・ラピスラズリ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。 デッキ・エクストラデッキから「ジェムナイト」モンスター1体を墓地へ送り、フィールドの特殊召喚されたモンスターの数×500ダメージを相手に与える。
ジェムナイト・ラピスとジェムナイトを素材に指定した融合モンスター。
融合召喚のみ、1ターンに一度しか特殊召喚できない等の制限はあるが、バーン効果は自分の場だけで2500ダメージが狙え、相手も合わせて5000ダメージまで行ける。特殊召喚に秀でたジェムナイトならば大量展開も可能であり、更には墓地肥やし効果がコストではないためラズリーを落として効果を発動させたり、マスターダイヤでコピーしたいモンスターを墓地に送ることもできるため、バーンダメージが稼げない時も展開の布石として優秀。
絵の構図やポーズがエルシャドール・ネフィリムと似ていると言われているが、関連性は不明。
ブリリアント・フュージョン
永続魔法
「ブリリアント・フュージョン」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時に自分のデッキから
「ジェムナイト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体を、攻撃力・守備力を0にしてエクストラデッキから融合召喚する。
このカードがフィールドから離れた場合にそのモンスターを破壊する。
(2):1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を捨てて発動できる。
このカードの効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は相手ターン終了時まで元々の数値分アップする。
ジェムナイト専用の未来融合。あちらと違いタイムラグが無いが、召喚されたモンスターの攻守は0になる。
「ジェムナイト」の肝である墓地を一気に増やすことが出来る。融合素材にラズリーを指定すれば手札補充も出来るし、墓地が空でもバニラのジェムナイトとラズリーを同時に落とせば瞬間的に手札の補充も可能。
2つ目の効果は0/0になった融合モンスターの数値を一時的にリセットする効果。当然ながらコストに「ジェムナイト・フュージョン」を用いれば実質墓地のモンスター1枚除外でリセットが行える。
消えるのは攻撃力・守備力のみで効果は無効にならないため、ジェムナイトでは前述のラピスラズリや後述のブリリアントダイヤに繋ぐ攻撃的な運用が一般的。もちろん、出張で使われているように光属性に墓地効果持ちが多いのを活かしてセラフィを出すのも強い。
ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ
融合・効果モンスター
星10/地属性/岩石族/攻3400/守2000
「ジェムナイト」モンスター×3
このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
自分は「ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドの表側表示の「ジェムナイト」モンスター1体を選んで墓地へ送り、
エクストラデッキから「ジェムナイト」融合モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
名前の由来はブリリアントカット(ダイヤモンドの最も有名な加工)ダイヤか。「ジェムナイト」の新たな切り札。
マスター・ダイヤと同じ3体融合、ラピスラズリと同じ召喚制限が付いているが、数値と効果はそれを踏まえても非常に強力なものとなっている。
攻撃力は同じく3体融合のマスター・ダイヤを上回る3400。当然ながら墓地のジェムナイトが6体を超えていない場合こちらの方が強力。
そして起動効果は「ジェムナイト」を融合「ジェムナイト」に無理矢理作り替えるという非常に強力なモノ。但し蘇生制限は満たせないので注意。
上記のブリリアント・フュージョンでこのカードを融合召喚し、攻守0となったこのカード自身をコストに融合ジェムナイトを特殊召喚も可能。カード1枚で強力な融合ジェムナイトを特殊召喚しつつ、墓地(場合によっては手札も)を瞬時に稼ぐことができる。
また、ラピスラズリは特殊召喚にターン1の制限があるためマスターダイヤで連続バーンを狙うときは、このカードをブリリアント・フュージョンから出してラピスラズリを墓地に送りマスターダイヤに入れ替えると消費が少なくて済む、むしろラズリーが足りない。
ただし、このカード自身はマスターダイヤの効果のレベル制限によりコピーすることはできない為、運用時には注意が必要である。
クリスタル・ローズ
効果モンスター
星2/光属性/岩石族/攻 500/守 500
「クリスタル・ローズ」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札・デッキから「ジェムナイト」モンスターまたは「幻奏」モンスター1体を墓地へ送る。
エンドフェイズまで、このカードは墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分の墓地から融合モンスター1体を除外して発動できる。
このカードを守備表示で特殊召喚する。
アニメ出身のサポートカード。本来は単なる融合代価素材モンスターだったが、ジェムナイト使いの真澄と幻奏使いの柚子が使用したということでそれらを同時にサポートするカードに。ここでは主にジェムナイトデッキでの利用法を記載し、「幻奏」での利用は割愛とする。
1つ目の効果は手札・デッキからモンスターを落として同名カードとして扱う効果。ジェムナイトでモンスターの指定がある融合はバニラモンスターを素材とする4種(ルビース:ガネット、アクアマリナ:サフィア、パーズ:ルリマン、ラピスラズリ:ラピス)。これらの融合召喚を使用する際には対応するモンスターを落として名前を得たい。
もちろんラズリーを落として手札補充も可能。ラズリーを直接指定する融合モンスターは無いが「ジェムナイト」の名を得ることは出来るので「ジェムナイト」の名を指定する融合には使用可能になる。
また、効果を使わなくても岩石族なのでジルコニア、光属性なのでセラフィのそれぞれの素材になることができる。
2つ目の効果は融合モンスターをコストにした墓地からの特殊召喚。そこから再び融合に繋ぐことも可能だが、マスターダイヤとコストの取り合いにならないようにデッキの構築や立ち回りを考えて使いたい。
ブリリアント・スパーク
通常罠
「ブリリアント・スパーク」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「ジェムナイト」モンスターが
相手モンスターの攻撃または相手の効果で破壊された場合、
破壊されたそのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
手札の「ジェムナイト」カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札に加える。
ジェムナイトの破壊をバーンに変える罠カード。ジェムナイトは打点が高い融合モンスターを主軸に戦うため、あまり考えなくても大ダメージが期待できる。
「元々の攻撃力」を参照するので「ブリリアント・フュージョン」で召喚された攻0のジェムナイトでもダメージを与えることができる。ブリリアントダイヤであれば脅威の3400ダメージ。
但し発動条件が「相手によって破壊」なので、こちらからの自爆特攻や除外では発動できないのが難点。
もう1つの効果は手札から「ジェムナイト」カードを捨てて回収する効果。勿論ジェムナイト・フュージョンやオブシディアをコストにすればアドバンテージを稼げる。罠としてはバレバレではあるが。
もっとも、ジェムナイトには耐性持ちや封殺効果持ちはいないため、吸光融合のデメリットを抱えた状態で少しでも相手にプレッシャーを与えられるこのカードの採用を考える価値はあるだろう。
掲示板
193 ななしのよっしん
2023/03/06(月) 19:40:39 ID: bf9DlL6WLH
1年弱でMDにも新規来たぞ
1年間ジェムナイトを使ってて良かった
194 ななしのよっしん
2023/09/07(木) 21:54:42 ID: v7KJGhR+B0
ターン1なしのオンパレード、専用烙印融合、デッキ戻し融合持ちリンク、召喚条件無視…と強い要素だらけなのに最終盤面がクソザコなのは悲しいなぁ
先行ワンキルを警戒してなんだろうけど、それなら別軸になるような制圧効果持ちの融合体が欲しいよね
195 ななしのよっしん
2023/12/02(土) 14:55:32 ID: QDL3Kt0KKl
先行で取り敢えず立たせておける無効効果持ち融合はマジで欲しい
他には素材になったら耐性とか各種効果付与するメインの新規とかあれば既存の融合もまだ使えそう
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/18(木) 13:00
最終更新:2024/04/18(木) 13:00
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