ジェリーボーイとは (ジェリーボーイとは) [単語記事]

ジェリーボーイとは、エピックから発売されたアクションゲームである。
海外版の名称は「Smart Ball」で、日本版と比べ、会話シーンなどいくつかが削られている。
漫画版がファミリーコンピュータマガジンで連載された。

あらすじ

ビーン王国の王位継承者であるジェリー・ビーンは幼馴染のエミーと婚約していた。
が、弟である第二王子のトム・ビーンもまたエミーの事が好きだった。
ある日現れた魔法使いのマジストに唆され、ジェリーをスライムに変えてしまう。
そのまま城から追い出されたジェリーは、エミーのいる城へ向かうことに。

概要

製作はポケットモンスターでおなじみのゲームフリーク。
キャラクターデザインは杉森建である。

システムはマリオと同様で、A、Bボタンでジャンプ、X、Yボタンを押しながら十字キーを押すと走る
（以下Y、Bボタンで統一）。
LとRは使用しない。

形状がスライムなので、上を押すと縦に伸び、下を押すと横に平たくなることが出来る。
またYボタンを押しっぱなしでいると壁や天井にへばりつくことが出来る。
但し伸びた状態でへばりつくことはできない（へばりついてから伸びることは可能）。

プレイヤーはスライムとなったジェリーを操作し、草原から出発してエミーのいる城へ向かう。
各ステージごとにコースが2つあり、全16ステージ（8ステージｘ2コース）で構成されている。
Bコースにはボスがいる。

体を伸ばせば敵を攻撃できるが、それ以外にも木の実（BOLL）等を入手し、それを飛ばすことで攻撃できる。
ライフ制で、初期ライフは2（最大値は3）だが、それ以上に伸ばすことも可能。
また現ライフが最大値まで上がっているとボールの効果が上がり、着弾した際に爆発するようになる。

実は…

ほぼ9割完成していた続編が存在、発売中止になっている。
登場人物は前作とは無関係そうな6人(？)の少年少女(？)で、それぞれが違った特殊能力を持つ。
特殊能力の出来不出来が激しく(特に青い子と赤い子が不憫)、
キャラ別のステータス差が実装漏れであった可能性も存在する。

青い子
最初から使える。特殊能力はボール発射。爆破はオミットされたが前作と違い何発でも使える。
ぶっちゃけ緑の娘が使えるようになったらいらない子。
緑の娘
活発そうな女の子。特殊能力は星形髪飾りが飛んでいくブーメラン。貫通性能があり、必ず帰ってくる。
上手く誘導できるようになればボス戦でも使える。
紫の子
メガネ。設置型の爆弾を置ける。敵に触れる、時間制限、設置ボタンのいずれかで起爆。
特定障害物も破壊可能。軌道が決まっていてよく動くボスに重宝する。
実はスライム形態の時の目は、メガネに『描いてある』もので、目そのものは別に存在する。
黄色い子
動けるデブ。特殊能力は直進型タックルで、敵を貫通し、正面だけでなく隣接する特定障害物も破壊可能。
空中でも構わず直進するので緊急回避にもなり、大抵のボスはゴリ押し可能。
もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな。
赤い娘
 おっきなリボンをつけた物静かな女の子。特殊能力はリボンをスクリューにした水中適応…はフェイクで、
垂直にジャンプで登れる地形をずり落ちることができる、ギミック及び回収特化タイプ。
これだけでは余りにも使い所が限られるため、水中適応は実装漏れだったものと思われる。
茶色い犬
 犬。特殊能力はホバリング降下。アスレチックステージや特殊な場所のアイテムの回収、
緊急回避に便利な初心者救済的能力。